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2005/08/26

「ライフ・イズ・ミラクル」駆け込みで観る

 「スターウォーズ」を見に行こうと思ってぴあを眺めていたら、「ライフ・イズ・ミラクル」も26日までかいっ! というわけで、24日に大慌てで銀座まで見に行って参りました。いやあ、やっぱりうまいなぁ、クストリッツァ。動物を使わせたら右に出る者はいないかもしれない。あまり万人向きとはいえない作風だし、ボスニアについてもよく知らない日本ではメタファーの見落としも多いだろうし、相変わらず本題に入るまでがえらく長いし。今回の映画はボスニア戦争が背景。以前「映画館・MOVIE」に載せた「ノーマンズランド」もそうだけれど、ボスニア戦争を扱う場合の大きなテーマ、「つい昨日まで隣人だった人々が敵・味方で戦争する」ということがこの映画でも核心。「ノーマンズランド」ではなぜこの戦争が起きたのか、なぜ憎み合わねばならないのかもわからないままの2人が、最後までその憎しみを解くことなく殺し合うけれど、クストリッツァは主人公が最後まで愛し合うことによって「ミラクル」を起こそうとする。
 
 それにしても、一口に「ムスリム」と言っても本当に様々だ。ボスニアのムスリムは一見してムスリムだなんて全然わからない。ヘジャブもつけてないし。思い出すのは「エネミーライン」(あれもボスニア戦争ものだけどハリウッドだから結構無茶)のムスリムで、アイス・キューブのシャツを着たムスリムの青年は、偶然助けた米兵にコーラを飲ませて、「アメリカ文化はいいよな。パブリック・エネミーとかさ」と話しかける。米兵の方はパブリック・エネミーなんか聞いたことなくて困っちゃうのだけど、ムスリムの青年にとってはアメリカ文化=ブラック・イスラムだったりするのか、と思いついてちょっと目からウロコ。まあ、クストリッツァが描くような「ボスニア」が実在するのかは私にはわからないわけだけど、絵空ごとでもいいじゃない、と思わせてくれるのはクストリッツァだからでもある。いやー、とにかくロバと犬は秀逸。ロバと犬の好きな人は必見かも。
 
 

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