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2006/02/19

ペテルブルグにバラが咲いた

 昨日だったか、テレビのクイズ番組を見ていたら、「サンクトペテルブルグで『バラが咲いた』を歌う人、多し」というのをやっていた。街頭インタビューで確かに、日本語で「バラが咲いた」を歌っている。一応目をこらして見てみるが、後の方をゼレンスキーが通りがかるとか、留守居中のシェミウノフが歌うとか、そういう美味しい場面はなかった(あるわけないだろ!)。なんでも、日本語講座のある中学校の校歌になっているらしい。ふんふん、それではワガノワ出の人とは関係ないわなー、と当たり前のことを思いつつ。
 でも、校歌が「バラが咲いた」っていうのはいいなあ(勝手に使っちゃうのはどうかと思うけどさ)。あらためて「バラが咲いた」の譜面を見てみたけれど、淋しくて暖かいいい歌だよ(昔フォークソングクラブというところにいたので、そんなものがある 笑)。校歌でも国歌でも、作らなければいけないのなら、人の中にある美しいものを慈しむ心とか、人への愛おしさや淋しさのような、普遍的で大切なものを、かつ押しつけがましくなく歌ってほしい。「自分ち限定! うちはこんなに立派で勇ましい! うちはこんなに伝統的!」みたいなものではなくてね。いいなあ「バラが咲いた」。こんな国歌の国があったら、それだけで信用できる様な気がする。
 
 ちなみにうちの校歌は ♪砂漠に花を咲かしめなんと、愛の聖戦勇み戦わん♪ だからこういうはねっかえりが時々生産されるのよ(苦笑)。6年いたからって、まだフルコーラスで全部歌えるってのもなあ(汗)。大学の校歌なんて忘れちゃったのにね。

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