ちょっとしまらない仮総括
今日も今日とて、うさぎ待ち待ち木の根っこ。白鳥は何羽も捕獲したのに、黒鳥に遭遇せず。おかげで、深夜のよくわからんアニメを山のように見る。ううむ、わからん……。これが「萌え」というものなのね(仕事柄、「萌え」な本は山のように見てるのだが)。
さて、例の徴兵猶予枠撤廃の話の続き。ロシアにお友達のいる友人からの情報。「確かにそういう話は出てるけど、みんなあんまり心配してないみたい。抜ける方法はなんとでもなるわよー」というノリらしい模様。
まったく、ロシア人だな(苦笑)。
でも、このかんいろいろと調べていて、こういうある種のしたたかさがないと、かの国ではやっていけないんだろうなーと思ったのも確か。「都市部」と「周辺」の落差は日本とは比べ物にならないほど激しいし、そう言っていられるのはあくまで恵まれた層ではあるのだろうけれど。その中を生きている「彼ら」を理解することは、本当には不可能なのかもしれないが、それを忘れずにいることが「彼ら」に一歩近づくことにはなるだろう。
まあ、心配しなくてもいいようなことならそれにこしたことはない。いささかしまりがないようではあるが、せっぱ詰まったおおごとよりは、その方がよほど良い。
それでも何かの時に本当に力になるのは、顔の見える具体的な一人ひとりとのつながり(直接的にであれ、間接的にであれ)なのだとあらためて思う。「ロシア人」(でもパレスチナ人でもイラク人でもなんでもいいのだが)という抽象化されたマスな存在ではなく、一人でも二人でも、具体的な相手を思い浮かべた時の切実さは、途方もなく強い。
本当に「安全保障」なるものがあるとすれば、そうした一人ひとりの結びつきだと思う。国同士の惨禍を食い止めるものは、戦略ミサイルでも核兵器でもなく、その地に住むかの人を思う、人々の心だと。それを「国益」だなどとは口が裂けても言いたくはないが。
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コメント
こんにちは。事後承諾ですがお願いに来ました。
ずいぶん以前の記事に突然すみません、印象深い言葉が書かれていて、今でも強く心に残っているものですから、TBさせていただきました。
私は昨秋ブログを始め、内弁慶にやっております。昨日のエントリーに綾瀬川さんの影響で少し考えたことを書きました。引用もさせていただいたのですが、ご承諾くださいますでしょうか。もし何か不備がありましたら、お手数ですがコメントくださいませ。お忙しいところ申し訳ありません。
投稿: 浜茄子 | 2007/02/13 12:17
浜茄子さん、ご無沙汰していますー♪ ブログ、開設なさっていたのですね。
こんな以前の(しかもしまりのない顛末の)記事を覚えていてくださって、
なんだかとても……感激してしまいました。
ちょっといろいろとやさぐれていたところだったのですが、
おかげさまで元気づけられました。
ありがとうございました。
投稿: 綾瀬川 | 2007/02/13 22:39