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2006/09/30

学生と枕……という話じゃないけど

 風邪というよりは疲れだったような感じだけれど、とりあえず昨日(一昨日か)は発熱して寝てました。最近、歩いていてやたらふらふらしていたので、これは持病の貧血だなーと思ってヘム鉄のサプリなど飲んでいて、食後に気持ち悪くなって起きていられないのは「あー、相変わらず鉄を飲むと気持ち悪くなるのかー」と思っていたのだけど、どうやらずっと微熱があったらしい(笑)。最近、熱を出しても気がつかないことがままあるようで、それはそれでまずいような。年かねー。

 そんなわけで、まだ「ダンスマガジン」を読んでないので、最近読んだ本から。
 
 「学校は軍隊に似ている——学校文化史のささやき 」(左ブロックにリンクあり)。機関誌に連載されたコラムなので、広く浅いトリビア集といったところ。「蛍の光」の3番とか、教育塔とか、戦時中の皇民化教育問題や教育基本法問題に首を突っ込んだ人間なら、大体聞いたことのある話題が多いけれど、それでも「へえ」という話も入っている。ま、とてもお手軽でそれなりに面白かった。この手の話の初心者向けとしてはよくできてます。114ページだからすぐ読めるしね。

 1886年に森有礼文相が制定した「師範学校令」にある教師の必要気質「順良・親愛・威重」すなわち「上には無批判に、互いに守り合い、子どもや保護者にはえらそうに」という人材養成のモデルを軍隊に求め、そのシステムを師範学校教育に採用した……というところから、この本は始まる。例えば「気をつけ!礼!」、学生服、寄宿舎生活の管理徹底(曰く「頭髪、着るもの、持ち物、食べるもの、掃除の仕方……」どこかで聞いたよね)などがどのように導入されたか、とか。
 特に面白かったのは、修学旅行の始まり。「軍隊に倣って行軍旅行を為すべし」で始まったものが、師範学校の教員たちの意地でどのように変節したか、そしてさらに生徒たちがそれを骨抜きにしていった過程がなかなか楽しい。いやー、人間ってなんやかんやいってもそんなもんよね、というのが救いだな。
 それにしても学生というものは、古今東西を問わず、枕を見れば投げるものなのかいね? 「ファントマ電光石火」でも、寄宿学校にいるエレーヌの弟が、舎監をからかったあげく大規模な枕合戦をやって停学になる場面があったけど(で、エレーヌが連れ歩いている間に、ファントマに誘拐されちゃうというわけ)。修学旅行が始まっていくらもしない間にもう、「枕を投げるな」だもんな。さすがに中国にあるような陶製の枕だったら投げないんだろうけどなー(←後が大変)。
 ……いちばん印象に残ったのが「学生と枕投げ」じゃまずいよな、多分(苦笑)。

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