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2006/12/17

ベジャールのくるみ、アップしました

「舞踊館・BALLET」に東京バレエ団の「くるみ割り人形」(ベジャール版)をアップしました。はあ、長かった。いや、ほんとに終らないかと思った。あんまり長くなったので、2つに分けてあります。ほとんど2幕のせいなんだけど、それはほとんど誰かのせいでもあるので(自嘲)。書いているうちにどんどん新しい発見があって、とにかく書くことが面白かった。こうやって脳内再生していくうちに、どんどん美化されていくのさー♪(←一応自覚はある)。

 「母」の着替えは、白いスーツ→マリンルック→森の女神(これが一番ヘン)→レオタード→旅行用外套(だったかな)→レオタード→白いドレス→白いスーツ、かな? 忘れてるのがあったりして。いやー、大変だ。さすがにビムとちがって、舞台では着替えないしね(笑)。

 チャイコフスキーの魅力もあらためて堪能。2幕の冒頭(「魔法の城」)がいい例で、クララが船やソリに乗っておとぎの国へ、みたいな場面では感じなかった「泣きどころ」が今回はくっきりと見えた。この曲がこんなに美しい音楽だったとは思わなかったよ。それに続く、東バのワイノーネン版だとネズミ王の最後とか、キーロフだと蛾(?)だかなんだかを王子とクララで退治するような場面(スペインの始まるちょい前の辺り、「マーシャと王子」の最後の方) の曲はこんなに疾走感があるのか、とか。1幕冒頭の「道行き」Bメロの、♪たらららったったーらーの後の♪ぴやぁ、ぴやぁ♪(なんだよそれは)なんて、今後美佳さんのスーツ姿のステップ(チラシに使われてたポーズ)を思い出さずにはいられないだろうし、客間にねずみが現れる前の管のさえずり(「魔法の始まり」)のところでは、光の天使が現れると思う。時計が12時を打てばフェリックスがポーズを取るだろうし、「花のワルツ」のBメロではタキシード隊が吹き飛ばされるだろう。逆に1幕の3体の人形のところなどは、踊る音楽なのに芝居が入ったりしてたし、ああこの曲はこういう使い方があるんだ、というのがとても面白かった。
 そしてこんな風に音楽はその日の舞台の記憶と結びついて、また違う色で鳴り始める。なるべくならそれが幸せな記憶であるように。

 でも、この「M…」がガストン・ベルジュでもあると思うと、ちょっと面白いな。畑違いなのであまりガストンには詳しくないけれど、この人ももはや「ベジャールの父」でしか記憶されないんだろうなー(^^;)。

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