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2007/01/27

ベジャールのアングラ3本立て

 とりあえず、「ベジャールのアジア」初日を速報的に。

 最後の「中国の役人」のあとは、完全にほうけてました。こんなにしょっちゅうマブイ抜けしてしまうようでは、そのうち客席で鼻からエクトプラズムでも出すんじゃないかと心配になりますがな。ずっと見たくてたまらなかった作品だし(3年前は行けなくて心底悔しかったんだよー)、何でも初見の過剰反応はあるかもしれないけども、それにしても。

 しかしなんなんだろうなあ、この人は。当て振りしたんじゃないかと錯覚するくらいマンダリンそのもの。「不思議な役人」というより「不気味な役人」だが。あのスムーズな身のこなしが一層不気味さをそそるだよ。最後は「それで満足しちゃうのか、おい」とは思ったけどな(←これはダンサーのせいじゃないからなぁ)。席が下手だったんで、例の首吊りがほとんど後頭部しか見えなかったのが 。・゚・(ノд`)・゚・。 。でも「やっと死んだか」でへたれてる平野くんはよく見えたのだった。

 平野くんの首領はすっごくいい。悪のオーラもあるし、場の支配力もある。今の5人の男性ソリストの中で、いちばん芸風が広いかもしれない。古川くんの娘はちょっと体がマッチョすぎて、ドラァグ・クイーンそのものになっちゃうな。井脇さんの「男」がかわいいー♪ いかにもうぶな田舎モンって感じで。ジークフリートは……「ジークフリート」という役名と衣装のギャップがすごかったよ(汗)。

 「舞楽」は思った通り、高木さんの巫女姿がはまりまくり。意外に大嶋さんの「場の力」が弱かったなぁ。踊りそのものはいいんだけどなぁ。あの「殺気立った色気」は大嶋さんの魅力全開なのだが。「バクチ」は、照明が入った瞬間に、ごとやんの頭の爆発っぷりにびっくりしちまったよ。水香ちゃんは踊れてるんだけど、もう一味が足りない。いつも割とそうなんだけど。後藤さんのソロはよかったよー。2人の場面になると、ちょっとちぐはぐな気も。

 ま、考えてみれば3作ともエログロ・アングラの世界。映画でいえばパンテオンじゃなくてシネマライズX、マリオンじゃなくてシネパトス、サンシャインじゃなくて文芸座地下。私は元々の出自がそっちだから(笑)、ヨダレが出るほどおいしいシリーズだったけど、「水香ちゃんのバレエ」を観に来た人に受け入れられるもんでもない気がする。こんなマニアックな企画をぶっ立ててくれた東バ幹部と80才のベジャールに感謝。

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