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2007/01/28

「ザ・カブキ」アップしました

 「舞踊館・BALLET」に取り合えず「ザ・カブキ」をアップしました。ちょっと取り急ぎ、というか、最後の方、まとまってないんですが。 
 
 今回のシリーズは「ザ・カブキ」から「中国」まで、4作品を「アジア」でくくったわけだけど、こうして並べると「エロスとタナトス」の物語でもあったんだな。「くるみ割り」もテイストはまるでちがうけれど、大きな意味ではそうだし(←ベジャールは常にそう、という言い方もあるわけだが)。

 で、書きながら「忠臣蔵」という物語にベジャールが見たもの、というのがちょっと形になりかけてきたかな、というところ。つまり私は「日本人」だし、髷ものファンだし、映画やテレビの忠臣蔵は山ほど見てるから、どうしてもそのイメージに規定されてしまう。だけど「ザ・カブキ」は忠臣蔵を題材としつつもベジャールの作品であって、主題はそこで考えられているような「忠義」だの「日本」だの日本人が考えるような「武士道」だのではなく、あくまでも「エロス」と「タナトス」にあるという、まったく当たり前のことに今ごろ気づいたわけだ。むしろ「三島的」な世界だよね……ちぇっ、当たり前過ぎて泣けてくるわ。エロスとタナトス、生、死、性、暴力、欲望、情動、嗜虐、恍惚、至福……。

 ただ、そこらあたりのことは、今個人的に主題として抱えているものでもあるので、まったく絶好のタイミングで見せてもらったなー、というところもあり。いろんなものをクロスオーバーさせながら、もう少し転がして見たいな、と。
 
 さ、ぼちぼち上野に行くぞー。
 

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コメント

今月歌舞伎座で仮名手本忠臣蔵やってます。もし興味があったらいつでもついていきますよ(笑)

投稿: urasimaru | 2007/02/02 01:29

urasimaruくん、おひさー♪ 興味はあるんだ、興味は(笑)。むー、どうしやうかな。
正月ペア券で君を引っ張っていくべきであったと、あちきは反省しきりだよ。荒川公演ももう明日だしな(苦笑)。

投稿: 綾瀬川 | 2007/02/02 20:58

urashimaruくんへ追記。
レポの文中の「師直の写真」をNBSのサイトにリンクしときました。3場のところに写真があります。アレが「師直の裃」です。回転すると風圧がかかるんじゃないかと(笑)。猪の写真がないのが残念だ。

投稿: 綾瀬川 | 2007/02/02 23:57

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