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2007/01/21

仁義なき忠臣蔵

 明日は横浜でマールイの「白鳥」なんだけど、どうにも天気が悪そうな。いっつも県民ホールに行く時は天気が悪いなー。と思ったら、センター試験の最中なのね。共通一次の頃から、センター試験の時には雪が降る、ってのが定番だからなぁ……。

 さて、もうじき「ザ・カブキ」の方も始まるので、こちらの本をご案内。

 みなもと太郎「冗談新選組」(←左ブロックにリンクあり)。

 なぜ「冗談新選組」かというと、これに「仁義なき忠臣蔵」が収録されているのだ。みなもと太郎といえば、「風雲児たち」で忠臣蔵を3ページ(4ページだったかな? 友達に貸したまま返ってこないんだよ〜)でやっちゃったので有名なわけですが、こちらは99年に「歴史読本」に連載した「論文形式牽強付会マンガ」。ま、要するにマンガとエッセイがちゃんぽんに入っていると思えばよいかと。「風雲児たち」(多分3巻か4巻)に入っている3ページ版も秀逸なので、ぜひ。3ページなのに「俵星現場監督じゃー」が入っている辺りがスゴイ。

 で、「仁義なき」。冒頭の松の廊下のシーンから、いきなり播州弁炸裂です。そう、播州弁は並じゃない。なんと言っても「日本で一番ドスのきいた方言」です。「おどりゃー」「われー」の世界です。ちなみに、ワシの母は赤穂の生まれです(笑)。そらワシのガラも悪くなるわな。
 いや、そんなことはどうでもいい。徳川三百年、なぜ赤穂一藩のみが幕府に対して「一戦」の「一線」を踏み越えちゃったのか? を、播州弁のエゲツなさに求める第1話から、「日本人と、ヤクザと、忠臣蔵」の三角関係を描き出す全11話。「おんどれーっ、遺恨受けくされーッ!」の内匠頭に、「おンどれら腹くくって言うとんやろな…」の内蔵助、「たーけらしい!」の上野介。切腹、仇討ち、茶番などを考察しながら、ヤクザとヤクザ映画、忠臣蔵との接点を探り、ギャグをかましながら詰めていく手法はみなもと太郎ならでは。特に9.11以前の連載でありながら、テロリズムの本質に迫ろうとする最終話は一読の価値あり。
 個人的にはこれに紹介されている、尾上松之助の忠臣蔵、というのをぜひ見たいですねー。内匠頭が松之助。内蔵助も松之助。堀部安兵衛も赤垣源蔵も松之助。すごいことには清水一学まで松之助だよ、なんと(爆)。見たい。

 「冗談新選組」は、私は新人物往来社の「沖田総司アルバム」に収録されていたヤツでも持ってます(笑)。近藤、土方を軸に試衛館から板橋までを3話にまとめた傑作ギャグ。刊行当時「新撰組!」脚本執筆中だった三谷幸喜との対談つき。

 真面目に「仮名手本忠臣蔵」で予習したい方は、以前紹介した日本芸術文化振興会のこちらを。やたら重たいのが難点ですが、たいへん楽しくわかりやすい解説です。新年会では七さまファンの友人と2人で「力弥萌え」状態だったのさ(笑)。

【次回マールイ公演】
「白鳥の湖」
1/21(日)15:00開演 神奈川県民ホール  ペレン
1/23(火)18:30開演 長良川国際会議場 草刈民代+シヴァコフ
「海賊」
1/25(木)18:30開演 大阪フェスティバルホール ルジマトフ

 鎌倉はシヴァコフ王子だったらしい。横浜は誰だ?

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コメント

こんばんは。
『ザ・カブキ』もう明日ですね~。何にも予習してない…。とりあえず一度見たことあるし、あらすじが分かっているから大丈夫だろうと思うんですが、、、。
みなもと太郎ですか~♪「ホモホモセブン」しか読んだことないんですが、結構好きです。以前テレビでご本人を見ましたが、面白い人でした。「冗談新選組」は面白そうですね。

投稿: uno | 2007/01/22 23:50

unoさん、毎度ですー♪ 
いきなり「ホモホモセブン」とは、またディープな(笑)。私は「小学◎年生」(忘れちゃいました)で、「どろぼうちゃん」シリーズを読んだのが初めです。「冗談新撰組」はいかにも70年代ギャグですが、「栗塚旭の真似をする土方歳三」が可愛いですよ。
さあて、いよいよベジャール4連発開始、ですね! 注目は「かみのけっ」かな……いや、ちがうか。何はともあれ楽しみですー♪

投稿: 綾瀬川 | 2007/01/23 03:19

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沖田総司を知らない人はいないだろう、天才剣士、新撰組の一番隊長、美少年剣士、夭折の剣豪、と話題に事欠かない。 悲しくも、明治という国家を彼も見ることなく、幕末を疾風のごとく駆け抜けた彼を検証してみたいと思います。 [続きを読む]

受信: 2007/01/21 13:12

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