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2007/01/23

師直vs判官の幸せ

 ほうけてますー。やー、いいなあ、やっぱり。初演をテレビで観て以来なので、20年ぶりくらいなのかな? 何一つ覚えてないことがよくわかった、みたいな舞台であった。

 「感動して涙を流す」という類いではないのです。「M」の時と同じだよね。「三島」にしろ「忠臣蔵」にしろ、「感動」するメンタリティではないから(両方ハラキリだし)。そうではなくて、周囲を包む充実した緊張感とか、圧倒的な熱とか、舞台からやって来る切迫した心地よさ、といったもの。それらが舞台の終わりとともにふうっと解けて、ほうけてしまうわけです。ベジャールであり、東バであるということ、というのは私にとってはそういうことなのだな。

 浪士のヴァリは若い人に行っちゃうんだろうなーという覚悟はしていたのですが、まさか四十七士そのものから卒業しちゃうとはなあ(涙)。おかげで始まる前からちょっと「orz」ですだよ。ああ、今日はヒヒジジイだけか。なんやかんや言ったって、舞台があるんなら「思い詰めた顔のハラキリ」だって見たいわい(←わがまま)。1場面だって多く見たいんだい。

 つうわけで、木村さんの師直は、ほんとーに素晴らしいほどヒヒジジイでした(笑)。松の廊下での「うひゃひゃひゃひゃ」も素晴らしい。そんなヒヒジジイなのに脚はきれいなんだよ、やっぱり♪ タイツじゃなくても十分だす。それから何といっても平野くんの判官だよー♪ さわやかでありつつ、異様なまでに凛々しい。おかげで師直を見たり判官を見たり、もう忙しい、忙しい。ああなんてすばらしい組み合わせなんだ。2人並ぶとその持ち味の違いが一目瞭然なのに、単独で見るとやっぱりテイストが似てるなーと思ったり。高岸さんの由良さまのソロも「ああこれぞ高岸さんのベジャールだよ!」てな感じだし、意外と(ごめんよ)よかったのが鈴木くんの力弥だ。大嶋さんの勘平は、過剰に色っぽいし(笑)。ま、コールドにはちょっと言いたいこともあるが(←いつものことだ)。

 というわけで、迷っている人は明日はGO!

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