怒る時は怒る
あああああもううううっっっ! 前回も木村王子のジークフリートですっかり気分よくなってたところにアンナが暗殺されたんだったよっ、と全然関係ないことで愚痴ってみる。そりゃアンナと伊藤さんでは私の中での位置づけがまるで違うから、あんな風にぐしゃぐしゃにはなりませんけどねっ。
今日のニュースで気になったことをひとつだけ。NHKの特集の中であった「行政対象暴力」の件だ。とりあえず今のところ、「暴力団」ないし「暴力団系なんちゃら」に限ったように報道されているけれど、それがいつ何時、誰に振りかかるかわかったもんじゃない、ということ。VTRに出た市職員が「机を叩かれて怖かった」みたいなこと言ってたけど、私だって部長と怒鳴り合いをする時には机くらい叩きますがな(←普通の人はそもそも「部長と怒鳴り合い」はしないんだろうが)。
昨今は普通の団体交渉や自治体交渉ですら「きゃー、あのひとたちこわーい」イメージの刷り込みに閉口してるのに(余談だけど「ドナウ」の時はしみじみ思ったなー。今どき告発運動やってる団体なんて滅多にないのに)。野宿者にしろ、福祉関係にしろ、あるいは基地問題にしろ、自分の存在がかかってる時ほど、向こうの(木で鼻をくくったような)対応に、怒鳴ったり机を叩いたりしたくなるのは当然なんだ。そういう場面でいかに自分をコントロールするかということもあるだろうけど、とてもそんなことはできないようなひどい交渉現場なんてしょっちゅうだ。そのうち、こちらが「怒ってる」ということを伝えることすら、威力業務妨害に取られる自体になるんだろう(実際、なってるし)。そのためにこの事件が利用される可能性はすごくある。「日の丸強制」の嵐の中で命を絶った校長の事件が、彼の思いとはまるで逆の「国旗国歌法」推進に利用されまくったように。
せめて「伊藤さんの死」をそんなふうに利用されないように。最近のマスコミはそういう自覚すらないから。
| 固定リンク
コメント
「支配階級による暴力の独占を批判し、搾取・収奪・差別・抑圧のための暴力を否定する」
私の立場はこれ!
さてさて、伊藤市長襲撃・暗殺犯人の弁護士を務める松尾千秋なる人物、「日本会議」長崎副会長、「新しい歴史教科書をつくる会」長崎県支部長ですわ。
納得。
http://www.nagasaki-np.co.jp/peace/2000/kikaku/kenpou/kenpou2.html
投稿: ゆめママ | 2007/04/19 23:25
ゆめママさん、どうもー♪ 涙が出るほどわかりやすい話だすな。
サイトの名前が泣かせるわ(涙)。
それにしてもマスコミは、本当にあれが動機だということで落ち着けるつもりかいね?
「非武装・なるべく非暴力」主義を標榜する綾瀬川は(^^;)、「怒りを捨てる」というのは「人間としての最後の尊厳を捨てる」に等しいと思っているのだ。
久々にテレビで本島さんのインタビューを見たら、お元気そうで安心しただす。
投稿: 綾瀬川 | 2007/04/20 00:44