ルグリの「白鳥の湖」全幕ガラ(なんか変な言い回しだなー)に行って参りましたー。17日は「水香ちゃんなら行きたい」という子にタッチしたので、お休みです(ううっ、ごめんねー。でも兵庫への旅費の足しにさせていただきますのでー)。ので、次は18日です。
例によってネタバレ。
最初に書いておくけど、金管ひどすぎ。ありゃ指揮者の問題じゃなくひどすぎる。トラの人かと思っちゃうよ。ロングトーンからやり直してほしいと思ったくらい。なんとかしてくださいよ、シティフィル。
さて。恥ずかしながらヌレエフ版の「白鳥」を見ていないので、いつものゴルスキー版と違うところがヌレエフ版なのかそうでないのか、今一つ判断ができません。と、いうことを踏まえてくださいまし。オペラ座組は全体に小ミスが多かったけど(除くルグリ)、まあいつもと違う版だから仕方ないのかな。
Aプロのときに今一つ乗り切れてなかった自分でございますが、今日のオペラ座若手はよかったなー。多分、マチアスもイボも3回見た中でいちばんよかったと思う。マチアスの道化は特筆。上背のある人があれを踊るとこうなるのかー、というのが開眼でしたよ。シザーズが鋭くて気持ちいい。演技もなかなかになじんでました。急ごしらえとは思えない感じ。あのサイズの道化の衣装もあったんだな(笑)。
トロワも一味ちがう感じ。イボがとても好青年でした。フルステーとジザンダネが並ぶとちょっとオセロ(笑)。フルステーはシャープというよりも「鋭い」感じがするので、好き嫌いがはっきりするダンサーかな。今日は踊りはよかったけれど、王子を誘いすぎ、という気もする。よくも悪くも自己主張が強いタイプだな。ジザンダネの方がおっとり感があるというか、よくも悪くも普通というか。ベザールは……でした。うーん。悪くはないんだ。悪いのは肩の形なんだ、多分。トロワだったら不満に思うほどではないのかもしれないんだけど、王子だと思うとなー。コールドたちがいなくなった後、道化の再登場までの間にソロ。ヌレエフ仕様でしょうか。
湖畔のロットバルトはみみずく仕様。つきあいがよくて嬉しい。出のところは「鳥の羽根」というより「風にざわめく木立の葉」を思わせる感じでした。もうちょっとダークでもいいかな、というくらい。ルグリはなんというか……ちょっと信用しがたい王子というか。ミリアムのオデットは、体型のせいか少し子どもっぽい感じがするけれど、「姫」というならこういうものかな。正直、好みではなかったです。湖畔の出会いはほぼマイムでした。「母の涙で湖が……」ってヤツ。あと王子がずっと弓持って歩いてたな(東バだと最初のところで袖に置きに行っちゃう)。グランアダージョは「微妙にいつもと違う」感じ。コールドはデフォルト。
3幕。まあロットバルト登場まではデフォだ。いやー、ここでのロットバルトはダーク全開。悪役が似合うね、ビュヨンは。多分3回見た中で、黒鳥のトロワがいちばんよかった。えーと、黒鳥はいつものPDDでなく、ロットバルトがソロつきで参戦するトロワ。みごたえ抜群でした。もちろん衣装はパリオペ仕様だ(見た瞬間にホッとしたよ)。あのマント捌きは大変だなー。ソロはオディールの後で、コーダにつながる部分。原曲版と同じつなぎでした。マチューがヘタレ王子で、オディールとロットバルトに翻弄されまくり。ドロテ、オディールはあれでいいけど、オデットは大丈夫なのかな……。マチュー、コーダのグランピルエットはすごかったなー。
4幕。ヌレエフ版とゴルスキー版の折衷なのかな? オデットが帰ってくるまでは東バデフォなんだけど、王子が出てきてから微妙ことに(笑)。ここの対決が、というかロットバルトの最後がちょっと間抜けだったぞ。下手サイドでロットバルト真っ正面だったから、目立っちゃって。あと後ろの大仕掛けのタイミングも……orz。ロットバルトにちょっと違和感が、と思ったら、パリオペの衣装の上から羽根(とマスク)だけ背負ってたみたいです。2幕もそうだったのかな。
コールドの足音がずいぶん改善されてました。走り込みの多い振付だからな。その分、コーダのキレがイマイチだったかも。最初の4羽のダッシュがおとなしかったな(いや、本来おとなしいものだと思うんだけど、「いくぞー」に慣れちゃってるもんだからさ)。西村さんの「ぴしっ!」がいつにも増して決まってたな。彼女の軸の強さは好きだな。そのほか、東バについてはレポの時にでも。
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