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2007/08/13

Bプロまだ/水木さんの玉砕

 暑い。夏バテのようで、水を飲んでも胃もたれする。
 そんなわけで、Bプロの感想も半分くらいは書いたのだけど、半分くらいは忘れてるしな(笑)。

 「舞台は鏡」と自分でも時々書いていたけれど、今回は本当にそう思いましただ。自分の中に「何々はこう踊らなくては」みたいな規範が希薄なのと(つか、知らない)、細かいテクニック的な部分にこだわらないのと(つか、わからない)も大きいのだろうけど、舞台の上のダンサーからくる「何か」と自分の中の「物語」がどう呼応するのか、が自分にとってはいちばん大切なんだろうな、と。だからまあ、いろんな勝手な読みも書いたりするんだけれど。それが見えてこない演目については、やっぱり何がきれいだの何がうまいだの、そういうことしか書きようがないし、逆に自分の内奥に触れられてきた時は、どこの何がどうだったと言われても覚えていなかったりする。そして「自分の内奥に触れられる」ためには、それだけの蓄積が自分の中に必要なんだな、多分。

 「青春」という言葉は実に口幅ったいものだけれど、そういう言葉でしか言い表せない痛みというものも実際存在するんだな、ということをあらためて思い出させてくれたイレールとルグリに感謝。ついでに自分が純粋なヘテロでなかったことにも感謝(笑)。どのカテゴリーにも属さない自分が好きだな、結局(^^)。

 NHKの「鬼太郎が見た玉砕」を見ました。水木しげるの「総員玉砕せよ」を下敷きに、水木プロ(70年代くらい?)と戦場を行き来するドラマ。ところどころ黒沢の「夢」が入っていたような気もするけれど(笑)、なかなかいいドラマでしたよ。今年のNHKは気合い入ってるな(スタッフブログ)。香川照之が妙に「水木しげるの書くキャラ」に似ていてオカシイ。石橋蓮司はやっぱり好きー。今回の中隊長もいい役どころだ。軍曹の「百まで元気で愉快に生きろ」っていうのが泣かせるよ。「愉快」って言葉は最近使わなくなったけれど(「不愉快」の方はしょっちゅう見るのにね)、「のらくろ」でも賢治や漱石でも「愉快」ってもっと生活密着言語だったような気がする。好きな言い回しなんだけどな。エンドタイトルに今の水木先生が出てらしたのが嬉しい。実は子どもの頃、ご近所の人だったんだけど(娘さんが同じ小学校ですがな)、あの頃のあの辺って、本当に街灯まばらー、で夜は真っ暗だったんだけどな(笑)。今や「水木ロード」とかできてますからねぇ。
 元になった「総員玉砕せよ! 」は講談社文庫で出ているので、ぜひこちらも読んで下さい(番組用にムック版も出ているらしい。あと「ああ玉砕―水木しげる戦記選集」なんてのも。どれが収録されてるのかな)。……にしても、講談社文庫版の最初のカスタマー・レビュー、すごいな(苦笑)。
 

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