29日のドナウ
というわけで、現在、PCで打ったものをSDカードで携帯に移植してアップしています。さっくりと29日の「ドナウ」など。
初演時に比べて、かなり整理されていたと思います。賛否両論があったような場面や、木村さんと友佳理さんの間ですり合わせきれなかったような部分がすっきりとまとめられたというか。その結果として、なんというかな……。「普通のバレエ」になった感じです(^^;)。初演の時の、演る方も観る方も、何が何だかわかんないよおい、どこいっちゃうんだよこれ、っていう妙にテンションの高いお祭り騒ぎや、あまりにも多かったツッコミどころが鳴りをひそめちゃった感じですね。ちょっと肩透かしだけど、多分作品として……というか、バレエとしては正しくなった。うーん、痛しかゆしだなぁ。あの1幕のどたばた騒ぎとか、好きだったんですけどねぇ。まあ、初演初日ならではのお楽しみだったってことかな。
大きな要因としては、この1年半……かな? の間に、木村さんがすっかり「真ん中慣れ」したんだなー、というのもあるように思います。てか、しみじみ思っちゃったよ。もう十二分にアルブレヒトだと思うな。佇まいが美しかったです。
白眉はやっぱり2幕冒頭のPDD。細胞膜からにじみ出てくるような悲しみは、木村さんの真骨頂。友佳理さんの、風ではなくて水を思わせる妖精っぷりもさすがだと思うけれど、美佳さんともこのPDDだけでもいいから観てみたいなー。
1幕の群舞は貴族と農民の対比が初演時よりもきっちりと出て、話がわかりやすくなったかな。「うわあ、どうしたもんかな」だった貴族たちが、かなり改善。上手先頭のヒゲの人がよくリードしてました。2幕の群舞はきれいかったなー。足音もいつもこれくらい静かだといいな(^^)。あ、ルドルフのドナウ落としが、ワイヤー吊りになってたよ! 今回はどのコースで来るのか、川に飛び込んだ時からワクワクだったのに……orz。まあ、正しい判断だとは思いますけどね。危険すぎだったよ、初演のアレは。
で、ルドルフはやっぱりカテコがいちばん幸せそうでした(^^)。ま、あそこまでで大団円、っていうことで。ただ……なんていうかな。木村さんの「幸福感」って、のどの奥から湧いてくるんだな、というようなこともちょっと思いました。それはカテコのわかりやすい笑顔とはちがう、ルドルフやジークフリートやホセの愛し方なんだろうな、と。
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