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2009/01/06

支援は開始されている

 いくつものことが同時に行われています。おそらく、世界のあちこちで。

 以前も紹介しましたが、JVC(日本国際ボランティアセンター)では、ガザへの緊急医療支援を始めました(こちら)。元々ガザ地区で幼稚園での栄養強化ビスケットと牛乳の配給、栄養指導などを続けてきた実績を持っています(こちら)。現地スタッフによる最新情報はこちらから

 パレスチナ子どものキャンペーンでもガザへの緊急援助を始めています(こちら)。東京でのボランティアも募集しています(こちら)。また、10日にはシンポジウムが企画されているようです(詳細未定)。

 「ガザ地区即時停戦を世界の指導者に呼びかける国際署名」がAVAAZによって呼びかけられています(こちら)。英文サイトですし、私はこの団体を良く知らないのですが、一応ご参考までというか、英語が読める人向けにというか(汗)。転送者によれば「署名サイトを運営しているAvaaz.orgは、国際市民団体 Res Publica と、インターネットでの市民運動の先駆者である米国の Moveon.org により共同設立されたネット運動体で、世界の様々な団体と連携して、英語等ヨーロッパ系言語のほか、日本語、中国語、ウルドゥー語、トルコ語、ネパール語、ダリー語(イラク)等、数多くの言語で、政治を市民の手に取り戻す呼びかけを行っています」とのことです。Moveonの方は、9.11がらみで覚えのある名前ではあります。他の行動については日本語での紹介もあるということなので、この文書も邦訳がでるかもしれません。

 ほかにもたくさんの声明や提起がありますが、何せ整理する余裕が……。ぢぶんの体感では、ML等で回っている情報とテレビ報道の間に丸一日以上のタイムラグがあります。

 とりあえず「続きを読む」の中に、ガザに残っている国際連帯運動(ISM)のメンバーであるエヴァ・バートレットのレポート「連中はもうどんなことをしてもいいと思っている」を入れておきます。もうあちこちにアップされているものですが、アクセスのない方もいらっしゃると思うので。


翻訳家の山田和子さんが翻訳した、ガザに残っている国際連帯運動のメンバーであるエヴァ・バートレットさんのレポートが送られてきたので,転送します。

以下転送

送信日時: 2009/1/4 22:45

******以下、転載・転送可******

連中はもうどんなことをしてもいいと思っている

エヴァ・バートレット
エレクトロニック・インティファーダ/Live from Palestine
2009年1月3日


直前のF-16の爆撃で煙と土埃がもうもうと舞い上がる中、必死に避難する一家がいる。ジャバリヤのパレスチナ赤新月社(Palestine Red Crescent Society:PRCS)の救急車受付には、恐怖におののきながら家から避難する住民たちからの電話が殺到している。新しい年。新たなナクバ(大災厄)。でも、この光景は目新しいものではない。イスラエルは今またガザを爆撃し、世界はその横で、ガザをぐるりと囲んでいる電流の通ったフェンスや西岸地区を分断しゲットー化している壁とは無縁の、安全なフェンスの上にのんびりと座っている。のんびりと座って、これまでの長期にわたる封鎖でほとんど死にかけていたガザの人たちをイスラエルが次々と虐殺していくのを正当だと言っている。

今夜は救急車4台に同伴。昨夜は2台だった。救急車は、できたての瓦礫の山を巧みによけながら、縫うように、人為的に作り出されたゴーストタウンの中、明りのいっさい消えた道路(ガザ中の道が同じような状態だ)を走っていく。

こんなことはどう考えたってありえない、信じられない。皆殺しではないか。「連中はもうどんなことをしてもいいと思っている。気が狂いかけているんだ」と救急スタッフは言う。

家の残骸、モスク、学校、店の残骸。パニック状態で、死ぬのだけは免れようと避難する住民たちの姿がそこここに見える。前夜、またも多くの家が爆撃を受けて、今朝から、さらに大勢の人が避難を始めた。私も多くの残骸をまのあたりにした。今朝、イスラエル軍が撒いたビラに、集団的懲罰として北部一帯を爆撃すると書いてあり、住民たちはそれを信じた。今、ジャバリヤの複数のPRCSステーションにはどこにも明りはついていない。つい先ほど停電してしまったのだ。寒さと闇の中、戸外の爆裂音はいっそう大きく響きわたる。

砲撃で立ち昇る刺激性の煙が空気を汚していく。戦闘機と戦車とブルドーザーと戦艦で完全に包囲されているという感覚がどんどん強まっていく。ガザ攻撃の最新ニュースが流れる。ガザ市のパレスチナ・モスクの近くの孤児院が爆撃された。次はパレスチナ・モスクだと皆が口をそろえて言う。すでに少なくとも10のモスクが破壊されている。今日のイブラヒーム・アル・マカドマ・モスクの爆撃で死んだ人は11人、怪我をした人は50人。死者も負傷者も果てしなく増えていく。

北西部からの、そして、この救急ステーションから遠く離れた東部からの救助を求める電話は、返事ができないままにやり過ごさなければならない。救急スタッフはICRC(赤十字国際委員会)経由でイスラエル相手に調整をしなければならない。なんと痛烈な皮肉だろう。占領者はガザから出る許可を与えず、占領者は侵攻し、その侵攻者は次々に人を殺し、重傷を負わせ、そして、あろうことか、自分たちが殺し、怪我を負わせた人たちを救急車が搬送する許可を与える権限まで持っているのだ。

信じられないという思いが続いている。重い爆発音とアパッチヘリのプロペラ音も、夜の闇に撃ち込まれる銃撃のスタッカートも、結末のわからないまま、どことも知れない標的を直撃したミサイルの炸裂音も、何もかもが、ただひたすら信じられない。

・・・・・・

エヴァ・バートレットはカナダ人の人道活動家、フリーランサー。2007年、西岸地区の各地に8カ月、カイロとラファ・クロッシングに4カ月滞在。2008年11月に第3次フリー・ガザ運動の船でガザに到着したのち、現地にとどまり、国際連帯運動(ISM)の一員として活動を続けている。現在、ISMメンバーは、救急車同伴活動を実施し、イスラエルのガザ空爆・地上侵攻の目撃証言を現地から発信している。

翻訳:山田和子

"They know no limits now"
Eva Bartlett writing from the occupied Gaza Strip, Live from
Palestine, 3 January 2009

原文:http://electronicintifada.net/v2/article10106.shtml

エレクトロニック・インティファーダ:http://electronicintifada.net/new.shtml

バートレットさんのブログ(In Gaza):http://ingaza.wordpress.com/

ISM(国際連帯運動):http://www.palsolidarity.org/

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