6日め。やっぱり中1日位入れないとダメだな。いや、ぢぶんは勝手に休めばいいだけなんだけど。
連日公演とて、そろそろ疲れの出てくる人もあり。そらそうだよなぁ。踊る方も弾丸ツアーみたいな日程だもの。ソリストも高岸さんと水香ちゃん以外はなんやかんやで6連投。コールドはさらに複数演目で当たり前。マチソワの日もあったから、7連投の人もたくさんいたんだよなぁ。いやはや。
さて。「期待しちゃだめだよ、期待しないでね」と思っているときは、8割方期待してるわけですが(苦笑)、ちゃんと今日もオープニングから出てました! 働き者だ。はー。流石に一昨日のように興奮するというよりも安心するという感じで観てしまいましたが、今日もきれいだったなー。ぢぶんが最初に「腕」に惚れた話は何度も書いてるわけですが(すみませんねー、何度も)、彼のギリシャはやっぱり「腕」なんですよ。「若者」のパートで輪の周りを回る(美佳さんとすれ違う辺り)ところとか。フィナーレの脚先のちょっとした振りも好きだけど。
で、若者のパートの最後、美佳さんが上手奥に固まった男性たちにすっと手を伸ばしたところで松下くんが美佳さんの肩を叩いて、裸足のPDDが始まり、男性たちはそれを肩越しに振り返って見た後で奥に捌ける。PDDが終ると今度は二人を追うように下手から木村さんが走って出、中央奥の黒幕から現れた井脇さんの視線に気づいて振り返り、ハサピコのPDDが始まる。今まであまり気づかなかったけれど、その視線に振り返ったときに今日は(一昨日もかな)はっとするような一瞬があって、「若者」からの一連が、妙にドラマだったような。
長瀬くんは、北上の時の方が自由な感じだったかなあ。初日の中島さんに「おや」と思ったところで「おや」と思ったので、ジルによる変更の部分でぢぶんの中に何かがひっかかるらしい。それでも、あれだけ踊って涼しい顔というか、アレグロでも全然乱れないんだから、若いよねぇ。あんなに細いのにな。
「中国」は。首藤さんの娘、平野さんの首領、中島さんの役人。一昨日、首藤さんの役人の時にもちらっと思ったけれど、やっぱり役人にはある程度の「サイズ」が必要なのかな、と。うーん。中島さんの相手なら、小笠原さんの方がよかったんじゃないかな。サイズ的に。ヒール履いてるとはいえ、首藤さんの方が大きかったからなぁ。身体そのものも首藤さんの方がゴツイし。
えーと。今日は座席が前ブロック後ろ目だったので、一桁列だった10日からはちょっと迫力については割引がいるかと思うのだけど。
中島さんの役人が、人力車からすたっと降りて、例のスポットが当たって肘から下をけいれんさせる振りの辺り(要するに最初だ)で、「か、可愛い♪」と思ってしまったんだ、つい。自動人形のようで。人間じゃない感じはあったと思うんですよ。なんというかなー。非常に下世話な言い方をすれば(って、演目が十分下世話なんですが)、「童貞のまんま死んじゃった少年の幽霊」のような。それはそれで煩悩強そうなんだけど。なんかもう、話が進んで行くうちに、「もう可哀想だからヤらせてやれよ、減るもんじゃなし」とか、つい思っちゃったんだよ(大汗)。始まりはバルトークだったのに、終ってみたら天童荒太だった気持ち。
それはなんというか、中島さんの技術とか、演技とか、そういう問題ではなかったような。サイズとキャラなのかなぁ。肉体そのものの持ってる重み(体重じゃなくて)とか。
首藤さんが、時折机に突っ伏して「あー、オレもうヤダ」ってなってるのが本当にイヤそうでおかしかったな。小笠原くんの時もリアルにイヤそうな感じがよかった。
で、後藤さんのボレロ。ちょっと引きの席だったのもあって、横須賀よりもだいぶ見やすかった。作ろうとしない、素直な感じがよかったです。後藤さんのキャラがもろに出たというか。これも語弊のある言い方のような気もするけど、無作為にマゾヒスティックなボレロというのか。イメージとしては「生贄の少女」。ええ「少女」。打ち間違いじゃなくて。なんかこう、時折フェミニンな感じがするんですよ。後半、だいぶ息切れはして、足元もちょっとアヤシイ時もあったんだけど、それがこの1週間で迫力とシンクロ度を増したリズムと相まってですね、最後は「リズムに食い尽くされるメロディ」という、ある意味原点にもどったような。儀式を行ってるのはリズムの方で、メロディはそのための彼らの生贄。
……こういうのは、少なくとも男性の場合は、意図してできるものでなし。もちろん、腕の使い方とか、技術的な不足はあると思うんですが、これはこれとしてある意味説得力があるような。逆に完璧に踊れるようになったらつまんないかもなぁ。不思議なもんですな。
ほかもろもろは、また明日以降に。
最近のコメント