大好きな場所
とてもたいせつな、だいすきな場所。壁に身体を這わせて頬を当てると、ひんやりとあたたかい石の匂いがする。今帰仁は生きているもの……今、生きているもの、かつての生きているものの匂いがするけれども、座喜味はその血と硝煙にまみれた過去にも関わらず……あるいはそれ故に、石のやさしい匂いがする。
20日は雨が断続的に降るうえに風が強くて、読谷まで行くのは無理かと思いましたが、なんとか行くことができました。あらかじめ立てた行程の三分の二ほどしか回れませんでしたが、座喜味までは行きたかったのです。沖縄でいちばん好きな場所。
詳しくはおいおいに。簡単な行程表だけ。
1/19 羽田→那覇→佐喜眞美術館→嘉数台→コンベンション
1/20 那覇→美浜→座喜味→美浜→コンベンション(残波まで行くはずが……orz)
1/21 那覇→糸満→摩文仁→那覇→羽田
ガラの最終シリーズは素晴らしかったです。ハンブルグをすべて諦めてこの日程に賭けましたが、一片の悔いもありません。ありがとうございました。
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コメント
こんばんは。
沖縄、いいですね。
その石の遺跡も中国というか、大陸的な要素を感じて好きです。
綾瀬川さんにとっては、「ちょっとした里帰り」(心的な)でしょうか?まったりしてくださいませ!
投稿: おロシア人 | 2009/02/22 23:33
写真は座喜味城という中世の城跡ですが、やはりどこか中国的な要素がありますね。世界遺産になったら、トイレがきれいになってましたよ(^^)。
ぢぶんの場合は、観光客としてではなくて「カツドウカ」としての関わりから始まったので、沖縄に関しては愛憎半ば、みたいなところがありますねー。逆に沖縄幻想というものもないので、その意味では「近い場所」なのかもしれませんね。
……「ゆし豆腐」を食べにいくところ、がいちばん正しかったりして(^^)。
投稿: 綾瀬川 | 2009/02/23 00:27
誤解を招くといけないのですが、こう、わたしの感覚では、中国の人は怒りすぎ・韓国の人は感情的すぎ・そして日本人は忘れすぎ、、、、という一面があると思います。特に日本人は、つい最近のことを本当に綺麗さっぱり忘れることにかけては、世界でも1,2を争うくらいの才能だと。(苦笑。島国だから「水に流す」ことも大切ですもんね)
沖縄の問題に関しては、わたしはまだまだ学ぶべきことが多いのですが、ひとつだけはっきり言えることはあります。(各地の原発や空港などにしてもそうですが)基地などが誰かの名義の土地にあるのはおかしいじゃないか・沖縄ならよくて、なぜ新宿や歌舞伎町はだめなのか、はっきり子供でもわかるように説明してくれよ、ということです。
と、なんだか生意気なこと書いてすみません(汗)
考えてみたら家族の中で沖縄に行ったことがないのは私だけ、、、(母ですら昭和42年くらいに行っているというのに?!)という事実に愕然。
「ゆし豆腐」ですね、はい、おめあてのひとつに入れておきまする~。
もし内容的にアレでしたら削除してくださいませ。。
投稿: おロシア人 | 2009/02/23 12:22
おロシア人さん、いつもありがとうございます♪
「アレ」なんてことは全然ないので、忌憚なく書いてくださいね。
>中国の人は怒りすぎ……
というのは、小話的にはそうだろうと思うのですが、「……すぎ」という言葉を使うときに、誰から見てそうなのか(日本人から見て中国人は怒りすぎということなのか、「すぎ」と思う主体が誰なのか、ということですね)という点に若干の注意が必要かと思います。
それから日本人の忘れっぽさに関してですが、最近私はちょっと違うことを考えています。
たとえばなぜ「田母神論文」のようなものが繰り返し現れるかといえば、それは「忘れていないこと」「本当のことを覚えていること」の反証ではないかという気がするのです。のどにささった小骨のように、忘れ切れずに認識されている事実を取り除く為に、あれらの発言が繰り返され、その一時的に耳に心地よい言説が「知らない」(知らないのですから忘れたともいえない)世代に受入れられて行くのが今の構図のような気がしています。あまり根拠はないのですが。
そしてその構図はあらゆる場面で見ることができるのではないかと。
沖縄に関しては、コメント欄よりもエントリであげた方がよいような気がしますので、そうさせてくださいね。
自分が何を書き、何を落としてもよいのかわからなくなることが多いので、こうして書いていただけると助かります(ほんとですよ)。
いわゆる「調伏させる為に来る」コメントは(うちには滅多にありませんが)、そういうときはこちらもそのつもりの対応をしますが、疑問に思うことなどについてはなるべくきちんと(能力の限りはありますが)考えていきたいと思います。
投稿: 綾瀬川 | 2009/02/24 01:13