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2009/08/30

ペルトをもう1枚(とダンマガとか)

 木曜日に先輩の通夜があったり、金曜にリブロに行ったら改装中でわかんなくなってたりで、ようやく今日ダンマガを買ってパラ見。美佳さんのジプシーの写真が、上からのいい角度のいい写真♪ シヴァっちもクチュルクも写真なしかー……orz。シヴァはその分、「クララ」でインタビューだったんだろうけどな。そちらのインタビューの方、シヴァとコシェレワの「公私共にパートナー」って、「私」はともかく「公」の方は最近パートナーになってないじゃーん、たまには日本でも組んでくれよぉ、と妙なところにツっ込んでみたり。

 後ろの方に「ヨハネ受難曲」の記事も。白黒ですが、堀内さんのイエス+四人の男性と、島田さんのマグダラのマリアの写真。「バレリーナへの道」の最新刊(79号・9月配本分)の方にカラーでもう少し大きく取り上げられていて、ダンマガのイエスと男性たちの写真はこちらと同じもののトリミングかな。こうして見ると、やっぱり石井さんの身体はゴツイな、よくも悪くも。「バレリーナ」の方に出ている、木に吊るされたイエスの写真がすごくいいです。やっぱりもう1回観たかったなぁ。OFCは規模が大きいだけに再演は難しいだろうけどなぁ。
 ついでながら、いくつか読んでいるダンサーさんのブログの中でも、石井さんのは好きなのですが、フリーのダンサーって本当に大変だなぁ、とも。

 さて、昨日書き残したペルトのもう1枚。
 「アリーナ」
 収録曲は2曲。「鏡の中の鏡(Spiegel im Spiegel)」がピアノ+ヴァイオリン版で2ヴァージョン、ピアノ+チェロ版が1ヴァージョン、「アリーナのために( Fr Alina)」が2ヴァージョン(計5トラック)。
 07年のルグリガラの「アベルはかつて……」で使われていた「鏡の中の鏡」が欲しくて、直後にあれこれ探したときはさっぱり見つからずにネットでようよう買ったのだけど、最近は大きなCD屋ならほぼあります。ペルトのところはこれと、「タブラ・ラサ」と「アルボス」の3枚(^^)。いや、引っ越しのどさくさだかなんだか、解説がどこかにいってしまってですねー。ヴァージョンについての細かいことがわからない。帯の「現代音楽を代表するアダージョ作曲家」ってのはどうかと思うんだが。でも多分、こういう曲をもって、「ヒーリング」に分類されちゃったりするんだろうな。

 「鏡の中の鏡」は今回のバレエフェスのハンブルグ組の「オテロ」でも使われたので、耳に新しい人も多いかと思うのですが。「くるみ割り」のアダージョも、「眠り」のフォーチュンとシンデレラも、非常にシンプルなスケールの変奏ですが、これは変奏ですらない、弦のスケールの上下にピアノの和音がついたもの、といっても過言じゃないだろうなぁ。それでもその響きはゆったりと美しい。そして、美しいものは哀しいんだとあらためて思う。ペルトが自身の音楽について「プリズムを通過する光によく似ている」と言ったといわれているが、この曲はまさにそのイメージ。あるいはしずく。しずくが水面に落ちたときの広がっては消えていくさざ波。「透明な哀しみ」ということばそのもののような。

 ぢぶんは電車の中でちょっと寝たいときとか(笑)、何かゆっくりとものを考えたいときによく聞きます。チェロのヴァージョンがいちばん好き(←低音好き)。

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コメント

ペルト~!と思い、来てしまいました、raraですー。
ノイマイヤーの「オテロ」全幕なんですけれど、
「鏡の中の鏡」もそうなんですが、
ペルトの”タブラ・ラサ“と、シュニトケのコンチェルト・グロッソの音楽からインスピレーションを得たもの・・と記述があるんですよ。

実は、この二つのアルバムを偶然にも持っていまして、驚きました。
「タブラ・ラサ」
http://www.amazon.com/Tabula-Rasa-Arvo-Part/dp/B0000262K7/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1251739397&sr=1-1

「コンチェルト・グロッソ」シュニトケ(すっごいアヴァンギャルド)
ジャケの絵は、画家のカジミール・マレーヴィチ。("カジミールの色"のモチーフですよね)
飛行感覚の絵だったと記憶してます。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B000001GNL/187-3488576-0684645

「タブラ・ラサ」の方は、クラウドゲートのDVD「バンブー・ドリーム」で
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%83%90%E3%83%AC%E3%82%A8%E3%80%8C%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0-%E7%AB%B9%E5%A4%A2-%E3%80%8D-DVD/dp/B000BDJ8DQ
全曲が使われていました。この音楽がきっかけで購入していたのです。

で、こうやって改めて「タブラ・ラサ」のCDを見ていると、
ピアノはキース・ジャレット、ヴァイオリンがクレーメル、
プリペアド・ピアノが、シュニトケご本人!
このピアノご存じですか?
wikiを見たら、ジョン・ケージが発明したピアノなんですねーー。
謎めいた音楽の色調がちょっとだけ解りました。

ところで、「タブラ・ラサ」と「鏡の中の鏡」の両曲を使用している、
クリストファー・ウィールドンの「アフター・ザ・レイン」がNYCBの来日、Cプロで観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=WFx6ezYeDVg

振付家が選ぶ音楽ってとても気になるんですよね。
そりゃもう、比較にならないほど音楽を聴いているだろうし・・と思いますし
舞台の思い出にもなるし・・フェスの思い出にペルトを一枚買ったひとも多いでしょうね。
もちろん、私も同じCD買いましたよ~!


投稿: rara | 2009/09/01 02:40

raraさん、そうなんですよ、「タブラ・ラサ」のCDの方はキースなんですよねー(^^)。
ぢぶんの買った「summa」のCDに入ってる「タブラ・ラサ」はJouko Laivuoriがピアノなんです。これはこれでいいんですが、やっぱりキースも欲しいなーと思ってしまったり。

プリペアド・ピアノは知りませんでした。今、Wiki見てきました。
アップライトでは「普通行われない」というところで笑っちゃいました(^^)。普通、ってことは、やるヤツがいるんだろうな(ここ、笑うとこじゃないですね、多分)。

クラウドゲート、一度は見たいと思いつつ……な、カンパニーのひとつですよ。
ぢぶんはペルトは、例の田中裕子と南果歩のドラマ(主題曲が「アルボス」でしたか)から入ったクチです(^^)。
NYCB、Cプロでペルトでしたかー。Bプロしか取ってないんですよ。本家の「インペリアル」を見ようと思って。気になるなぁ……。うむむ。

ノイマイヤーが「時節の色」を振り付けたときに、ものすごく膨大な量の音楽を聞いた話を読んだのですが、何で読んだんだったか思い出せない……orz。とにかくその量にびっくりして、しかもそれが頭の中でごちゃごちゃにならないのに感心した記憶が(^^)。
やっぱり振付家が振り付けてみたくなる音楽ってあるんでしょうね。「牧神」にあれだけバージョンがあるように。

「オテロ」の全幕、ぜひ見てみたいですねー。
来年4月にOFCでやる佐多達枝さんの作品は、バッハの「カンタータ106番」とペルトの「ミサ・シラビカ」だそうですよ。ちょいと楽しみです♪

投稿: 綾瀬川 | 2009/09/02 02:32

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