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2009/09/09

白鳥の、はずれた2曲

 ええっと、白鳥だったな、前の話は。あらためてアニィの公演チラシを見るに、トップのアオリはこうです。

「炸裂する激情と迫り来る情感、そして尽きることのない哀愁!!」

 ……いつもながら、「哀愁」と「!!」って折り合いが悪そうな気がする。

 その話はおいといて。
 今回、「アニハーノフ編纂」の「バレエ組曲 白鳥の湖」で演奏されたのは以下の通り。

バレエ組曲「白鳥の湖」op.20より
 1.情景(No.10) 有名過ぎる2幕の冒頭
 2.パ・ダクシオン(No.13) グランアダージョ
 3.情景(No.17) 花嫁候補の踊り
 4.情景(No.18) オディールの登場
 5.パ・ド・ドゥ(No.19a) チャイパのアダージョと黒鳥のヴァリ(怖い方)
 6.情景(No.24) 3幕の最後。騙された王子と大笑いの悪魔(笑)
 7.間奏曲(No.25) 4幕の序曲
 8.情景(No.28) オデットの帰還と嵐
 9.最後の情景(No.29) 

 1幕と民族舞踊をざっくりカット、しかしドラマの骨格ははずさないところがさすが、ではあります。「編纂」って本に対する言葉なんで、こういうときには使わないとは思いますけども(←ライブラリアン)。

 ちなみにグッドホープから発売されてるレニ管の「三大チャイコ」CDもアニハーノフの選曲によるものですが、こちらの白鳥はこんな感じ。
 

序奏/アダージョ(グランアダージョ)/小さな白鳥の踊り(4羽の白鳥)/ヴァリエーション(1幕2場=湖畔のオデットのソロ)/嵐(オデットの帰還と嵐)

 やっぱりグランアダージョと嵐ははずせないってところでしょうか。まあそりゃそうだな。「嵐」で終っちゃうとちょっとおさまり悪いんですが。

 というわけで、この選曲に文句があるわけではないんですが、折角の演奏会版、どうせならバレエではあまり機会のない曲も聞きたかったなー、というのが2曲。

 ひとつはいわずとしれた「ルースカヤ」(追加曲)。まあ「追加」ですけどね。これは比較的単体では見たり聞いたりする機会はあるんですが(新国に行けばあるしなー)、やっぱりアニィで聞いてみたい曲のひとつです。演奏会タイトルが「怒濤のロシア音楽」ですからねぃ。グランアダージョと両方だとコンマスが大変だろうか。でもここのコンマスの男前な音だったら、なかなかいいような気もするんだよな。

 もうひとつは、4幕の「小さな白鳥」(No.27)。オデットの帰還を待つ白鳥たちの踊りですが、ここを原曲でやってる版っていうのはどれだったっけか。ボーン版はNo.27を使ってたはずだし、マーフィ版はどうだったかな(自信がない……)。セルゲイエフ版やボヤルチコフ版はドリゴの方だし、ゴルスキー版はパ・ド・シスの曲を使っているので、日頃はあまり機会がないんですよね。
 でもこれがすごく好きなんですよー (ノ_-。)ナクコタァナイガ。「白鳥」全曲ならした中でもいちばん好きかも。日頃見ない分だけ、イメージがまっさらなのかもしれないけども。白鳥の軽やかな足取りを思わせる中間部のCメロもいいけど(実際の白鳥は軽やかでもなんでもないけどさー)、木管でふっと入ってくるBメロが好き。ちょっと不安定な半音は白鳥たちの不安なんだろうけど、聴いているこちらもかすかに切なくて、いきなり胸がつまったりする。
 そんで、最後の「じゃんじゃん、じゃんじゃん!!」だけ妙にベタだったりするんだよな(T_T)ソウオワルカヨ。

 2曲とも、いつの日かマエストロ・アニィ&ニューシティで聴いてみたいもんです。

 定番中の定番、プレヴィン版(試聴あり)。

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