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2009/09/06

怒濤のニューシティ&アニハーノフ

 久しぶりにマエストロ・アニハーノフのまりも頭を存分に堪能してまいりました、ニューシティの定期演奏会。で、取り急ぎの結論としましては。

 「奮発して東フィル(梅)よりも、奮発してニューシティ(リハ増量)だよ!」
 佐々木団長、この路線でお願いしますよ……orz(←平伏)。

 バレエフェスのガラでの団長挨拶で「奮発して東フィル」の語が出た瞬間にツっこんだのはぢぶんだけではアルマイト。そうかそうか、ニューシティは松組と竹組だが、東フィルは梅まであったか、と思ったもんですが。
 実際のところ、配られた団員名簿と「本日の出演者」を見比べるに、確かにニューシティは「松/竹」を組んでるわけではないんですね(トラを入れてない限り)。もちろんアニハーノフの力量は大きいとは思うけど、いくら名指揮者でも基礎体力のないオケ相手には限度があるわけで。東文のオケピと芸術劇場の大ホールじゃまったく音が違うのは当然だし、でもやっぱりリハどれくらい取れるかってのも大きいよなあ、とか。

 ま、ですから早い話が、今日はすっごくニューシティを見直したってことです。なので↑みたいに頭ぐるぐるになってるんですね。

 本日のメニューはリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲、アニハーノフの選曲による白鳥の湖の組曲、ラフマニノフの交響曲2番で、アンコールはくるみのGPDDのアダージョ。

 とにかく、白鳥のグランアダージョが素晴らしかったです。何よりコントラバスがすごくいい。グランアダージョでいきなりコントラバスを誉めるのも妙な感じだけど、元がエレキベースの人なので、耳が低音を拾うクセがついちゃってるんですよ(←低音好きなのはこのせいだよな)。全曲を通してベースのピッキングがすごく繊細だった。

 今回はステージ上で演奏を見ながらということもあったけれども、グランアダージョのオデットと王子、そして白鳥たちの会話を初めて「音楽として目で見る」という気もしました。ぢぶんの個人的な印象ではありますけれども。オケピだと、ハープもヴァイオリンのいる下手寄りにいることが多いんですが、今回の配置だとハープはいちばん上手の後ろ。だから、オデットのハープと王子のヴァイオリンとの囁き合いと見つめ合いが(つか、ラブシーンが、ですね)よく「見える」。それが群舞の白鳥たちの密やかなピチカートをはさんで今度はヴァイオリンがオデットに、チェロの王子との会話に移行していく。それはもう、音が目に見えるように、ああこういう音だからこんな風に振りがつけられているんだ、というのを再認識しました。もちろん、より原典に近いボヤルチコフ版とゴルスキー版ではずいぶん違うはずなんですが、あれだけ違うにもかかわらず同じものなんだということも腑に落ちたり。

 コンマスも素晴らしかったですが、ハープもチェロのソリストも素晴らしかったです。ハープなんて、いつもあれくらい音色が出てればなぁ……(ノ_-。)オケピノナカデモ。

 管楽器は一度もひっくり返らないし、打楽器は「怒濤」にふさわしく地鳴りもしてたし、いやまったく。
 とりいそぎ。後はまた後で。

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コメント

素敵なコンサートでしたね~。
飯森さん&山響みたいなマジックが起きるといいなあと。
東京だったら定期に通えそうですし。
ウクク、、、これからが楽しみです!

投稿: おロシア人 | 2009/09/06 07:58

やっぱりステージで聞くと違いますねー。
白鳥の時間はうっとりしながらも、あれやこれや頭の中が忙しかったですよ(←王子と悪魔の一人二役状態 (大汗))。
正月のコンサート、残業三昧で行き損なったのが悔やまれます……。
回を重ねるごとに、コンビネーションもオケそのものもどんどんよくなりそうな気がしますよね!
アニハーノフでない時のバレエ演奏もいい方向にいくんじゃないかと期待しちゃいます♪

投稿: 綾瀬川 | 2009/09/06 19:48

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