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2009/12/04

学研、キノコ、萩尾望都。

 書店系としてひとこと言わせてもらうとだなっ、

 龍馬はもういい。

 毎年、この季節は大河ものが尋常でなく出るが、今にして思えば去年の直江兼続なんざカワイイもんだった。毎日、龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍……。どんだけ出す気だ。ゲシュタルト崩壊起こしてるぞ。

 そして「科学」と「学習」の廃刊。10月にホールディングスになった時から早晩来るだろうとは思っていたけれど。今の状況だったら、むしろよく頑張ったというべきだろうなぁ。ぢぶんも小学校の4年生くらいまではお世話になってましたよ。「科学」の付録が好きだったなぁ。水車とか、日光写真とか。学校の前の空き地に「学研のおばさん」が来て配ってましたっけか。今でもそんな販売形態だったんだろうか。
 それと連載されていた「学習漫画」だ。ぢぶんの小学生の頃は、図書館に置いてある漫画といえば、学研のひみつシリーズと、手塚治虫と、はだしのゲンくらい。内山安二氏の「学習漫画」が大好きだった。ネズミのチューイセヨとか。ぢぶんのわけのわからない知識は、大概この系統の「学習漫画」から拾ってきたものだ。「物を知ることは面白い」という人の根源的な快楽というか、好奇心や向学心や知識欲というものを開いてくれたのは、当時の「学習漫画」群だったと思う。……思えば、ダンナに「ぢぶんのどこに興味を持った?」と聞いた時の答えは「好奇心旺盛なところ」だったなぁ(新婚当初)。人生、何がどう影響するか、わからんもんだな。


 代表作「コロ助の科学質問箱」。ぢぶんの持っていた版は、巻頭カラーが「原子力船むつのすべて」だった。まだ「むつ」がさすらいの旅に出る前だ。時代だねぇ。

 ついでだから今日は本の話。

 行きがかりで読むことになった本だけど、面白かったです。
 「京もキノコ!一期一絵」
 京都府在住の高山栄氏による、キノコのエッセイ集。キノコ本は数出てますが、この本のいちばんの特色は、高山氏が実際に京都の山を歩いて書き、描いたエッセイだということ。だから、出てくるキノコはみんな京都の山にあるもの。山の中でのキノコの探し方や、キノコの暮らし、食べ方など、「現場主義」でまとめてあるのが読んでいて楽しい。本人によるキノコのイラストは、概ねボタニカルアート調のものですが、キノコに寄生するランの絵などは、ちょっとエッシャーを思わせる不思議なものです。

 これにもきちんと理由があって、とにかくキノコは「描く」ことという。描くことによって、細部をしっかり頭に入れ、だから見分けることができるようになる、ということなんですね。キノコ業界(?)はきちんとそれが浸透していて、自分の見たキノコを同定してもらおうと思っても、「写真は見ない。自分で描いた絵でなければ」という先生もいらっしゃるそうで。ぢぶんも園芸の時間(←中高でそういう授業があった)では、ずいぶん描かされたなあ。

 しかし、これ読んでると、やたらとキノコが食べたくなるんだ……(笑)。いや、マジで。

 さらに。萩尾望都の原画展が池袋西武であるのは聞いていましたが、スタッフブログがあって、しかもこんなことになっているとわ(ここ)。なんかすごいことになってます。特に物販関係とイベント。覚悟せずにうっかり足を踏み入れると、すごい散財になりそうです。期間、1週間しかないのに。

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コメント

科学と学習が。。。。。
我が家はかつて父親が「サンマーク教育システム」という家庭学習教材やら百科事典やらを販売する会社に勤めていまして、
その会社は旺文社の下請けみたいのもやっていたので、
自社ものから他社ものまで、やたらと教材だの、
百科事典類だのがどどど~んと家にあふれていました。
(見本とか全部うちで引きとっていたので・苦笑)
だから「学習」も「科学」も、「進研ゼミ」も「チャイクロ」も、絶対に買ってもらえなかった思い出があります。
(大学時代に進研ゼミの赤ペン先生のバイトをしたときは、
なんとなく隠れキリシタンの心境でした・笑)
科学の教材って本当に子供にとっては憧れでしたよね~。
友達によく見せてもらって、本当にうらやましかったです。
きらきらに輝いていた科学の教材と対照的な、
学習の渋い教材もけっこう好きでした。

龍馬は半端ないですよね。
ただでさえそっち方面はやたらとブラックホールなのに。


萩尾望都展ですか。。。。
そこもうっかりブラックホールから出られないことになりかねないですね。。。。
気をつけよう。。。

投稿: おロシア人 | 2009/12/04 06:57

科学と学習ずいぶんお世話になりましたよ〜。
付録も楽しかったし。
学研大丈夫なんでしょうか?

投稿: Hogawann | 2009/12/04 23:20

こんばんは~。
萩尾さんの原画展、知りませんでした!
ありがとうございます~♪
物販もイベントも、気合入ってますね。
散財の予感です(苦笑)。

投稿: uno | 2009/12/04 23:38

>おロシア人さん
あ、サンマークさんでしたか。
かくいうぢぶんは、前の職場で作った月刊絵本5年分、
いまだ引っ越しのたびに持ち歩いてます(笑)。
月刊絵本はまだかさばらないからいいですけども。
学習の付録って、別冊ものが面白かった記憶が。
それこそ学習漫画とか、読み物の類いですね。
付録の科学、本誌の学習、というイメージでした。

龍馬本は、短期的体感件数(笑)では、Dr.コパをしのいでる気がします。
もちろん小山ゆうのアレも新装版で刊行中。
既刊本も含めると、店頭で選ぶという範囲を超えて、
腹いっぱいで帰ってきちゃいそうな気がします。
「龍馬龍馬…」って続けて打ち込むと、
中華風飾り罫みたいじゃありません?(←ゲシュタルト崩壊)

萩尾望都展、これだけ力入れて1週間はもったいない気がしますね。
なんやかんや言って、散財してしまいそうです。
年末だし、混むかなぁ……。

投稿: 綾瀬川 | 2009/12/04 23:40

Hogawannさん、どうもですー♪
学研は10月にグループ会社の編成替えをして、発行は個別分野ごとの会社、発売を学研マーケティングが一手に行うという形にしたようです。
角川や日経BPが同じような形態でやっています。
大手ではこういう形が増えるかもしれませんね。
株式には詳しくないんですが、多分、今回は投資家対策としての
不採算部門整理なんじゃないかと、これは推測で。

いやーしかし、小学5,6年生の廃刊といい、時代の流れを感じますねぇ……。

投稿: 綾瀬川 | 2009/12/05 00:41

unoさん、どうもですー♪
今週だったら、芸術劇場にいらっしゃるのにちょうどだったのに、
ちょっくら残念でしたね。
池袋の山手線/有楽町線乗り換え口の地下通路の柱に
ランプトンがいますよー。

ぢぶんは、山海塾は日曜に見る予定です。
ずいぶん先だと思っていたけど、早いですねぇ。

投稿: 綾瀬川 | 2009/12/05 00:57

タイトル、どういう三題話かと思った。
学研お世話になりましたねぇ、私も。でも我が子には与えてなかったりします。
その時に必要なものを選んで与えれば良い、とか考えて・・・。でもこれが難しい・・・。
世間ではチャレンジが多いのかな。
あのDM攻勢は凄かったよぉ。1歳前から届くの!引っ越したおかげで縁が切れたけれど。
あのDM攻撃に負けた家庭もあると思う。

投稿: ばむ | 2009/12/05 22:04

ははは、三題話じゃなくて、三つの話、でしたね(^^)。
学研に限らず、こうした年間契約ものは
「次は何かな?」っていう楽しみも大きいですよね。
チャレンジといえば、
♪しんけーーんゼミ、ちゃっちゃっちゃ! 
で、愛の鎖(←この間、聞いてて唐突に思い出した)。

それにしても、1歳前のチャレンジ……。うーむ。

投稿: 綾瀬川 | 2009/12/05 23:39

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