« 「海」とか | トップページ | 観客としての快楽 »

2010/03/25

都美

Img_1645

 東京都美術館です(公式HP)。20日の土曜日、夕方に撮影。上野に博物館/美術館はいくつもあれど、ぢぶんがいちばん「愛している」のはこの都美。年に何度どころか何年に一度、くらいしか中には入りませんが、上野公園に行く時はほとんどといってもいいほどこの前まで行って、建物を見上げます。それはラプンツェルによびかける王子のような心持ち……というよりも、建物そのものに対する恋心のようなもの。

Img_1651

 こんな感じで(笑)。

 中のだだっ広さというか(笑)、開放的に入り組んだ(なんだそりゃ)構造も好きです。都美に入る時というのは、从展と新制作展、そのほかいくつかの公募展を見に来ることがほとんどです。从展は大好きな井上洋介氏はじめ、ファンだったり担当だったりした作家さんがよく出品していたので、一時期よく行っていました。編集にいたころは招待券が来てたしな(^^)。 
 新制作の方は、中/高校の頃、数少ないぢぶんの「先生」だった故・高岸先生が会員だったので、先生が出品なさっていた頃に。どちらの展覧会も、毎年かかさずというわけではなく、いつ開催されるのかを調べるのを忘れてしまうことも多かったけれど、ぢぶんの感性にしっくりとくる、居心地のよい場所でした。……いや、アレの「居心地がいい」ってのはどうかと思わなくもないが。

Img_1653

 そうした思い出もさりながら、この建物自体もやっぱり好きなんですよね。元々「石の壁」というものはとても好きなのですが(城壁とか石垣とか……ぬりかべとか)。

 それがこの4月で大規模改修のために2年間閉鎖されるとのことで(改修についてはこれ)。
 上野に行って、ここが足場とカバーで覆われてたら、かなり淋しいだろうなぁ。上の文書によると、一応「現在の躯体を極力活かし、都民に親しまれた東京都美術館(設計者:前川國男)の佇まいを後世に継承する」となっているので、外観はあまり変わらずに済むと期待しつつ。ある種のわかりにくさや不便さというのも、美術館や博物館にとっては魅力なんだけども。それは「学校」や「児童館」とは違う、隠微さというか、無愛想さというか。

Img_1649

 上野は人通りが多いから、貼り付くわけにもいかないんだよな。でも、壁ってかなり官能的なんですよねぇ。……単に壁フェチなのか、ぢぶん。

 Img_1646

 おやすみ、都美。できる限り変わらぬ姿で、また。

|

« 「海」とか | トップページ | 観客としての快楽 »

コメント

あら、なんか似たような境遇…最近そういう話あちこちで聞きますね。そういう時期なんだろうな。うーん。

投稿: urasimaru | 2010/03/25 10:45

まあバリアフリーも展示設備の刷新も必要ではあるし
都美の場合は、できるだけ既存の建物を活かしてイメージを変えない
ということではあるんですけどね。
でも75年完成って、うちのマンションより新しいっすよ(苦笑)。
うちもバリアフルだからなぁ……。

投稿: 綾瀬川 | 2010/03/26 00:19

こんばんは。

カザルスホールも都美も歌舞伎座も日生劇場も変わってゆくのですね。

パリオペの時にもっと都美を見ておけばよかったです。。。

投稿: Hogawann | 2010/03/26 21:48

ぢぶんも、もう5時を回った頃に着いたので
中までは見られなかったのがちょっと心残りです。
そういえばカザルスもでしたね。
日生といえば、Gakutの眠狂四郎、
お値段がパリオペ並でびっくらこでした。

投稿: 綾瀬川 | 2010/03/27 01:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 都美:

« 「海」とか | トップページ | 観客としての快楽 »