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2010/06/03

現場の書き手

100530_15270003 大野一雄さんが亡くなりました。103歳。結局ぢぶんは間に合わなかったなぁ、という思いはずいぶん前からありましたが、それもまたひとつの「縁」なのでしょう。縁がなかった、のではなく、そういう縁であったのだと思いたい、そんな気持ちです。

 映像でしか見たことのない大野さんですが、いちばん記憶に残っているのは、もう車椅子になってから、ヘリ(確か)で花をまき散らす、その中で踊る姿です。人はこんな風にも美しくなれるんだ、と。

 写真は日曜の庭園美術館で。


 毎日新聞1日付け夕刊に「オネーギン」評が載りました。三浦氏。すっげぇコーフンしてます(笑)。読売が「絶賛」ならこっちは「激賞」だな(笑)。どっちがより……なのかはよくわからんけども。14、15両日会場でおみかけしましたが、評は15日のもの。

 面白いもので、佐々木氏と長野氏と祐成氏の文章を比べると、佐々木氏と長野氏は「評論家」の文章なんですよね。「読者にこのバレエの背景やらなんやらを解説せねば!」っていうのが聞こえてくる。祐成氏の文章は記者の文章なんですよ。その場で体験した者のコーフンや、会場の熱が直にくる。現場の人間の書く文章ですね。

 三浦氏の文章はね、三浦氏なんです(笑)。「評論家」のはずなんですけども。あれもそれもこれの前においてはもはや瑣末なんだ、オレはオレのコーフンを伝えるんだあああっっ!!っていう。

 ぢぶんはフィールドが広く偏ってるので(笑)、三浦氏の文章とは舞台関係以外でもよくでくわしますが、そのたびに「この人は自由人なんだなー」と思います。ぢぶんの近くでは福富翁が似たタイプだな。好奇心がやたらと旺盛で、そこにむかっては驚愕するようなエネルギーで突進していくくせに、自分の興味意外にはまったく興味のない人という。ダンマガの毎月のインタビューは楽しみですが(最近買ってないけど)、プロモーション的に「聞くべきこと」とか「聞かなくちゃいけないこと」とか、本当におかまいなしだもんなー。雑誌サイドの聞き手としてそれはどうなんだ、というのはあるだろうけど、いいやもう三浦氏だし、そういうのはDANZAがやるよ多分、って思ってしまうんですよね。ぢぶんは。三浦氏は三浦氏だから聞けることを聞いてくれればいいや、その方が面白いし、って。

 でまあ、ひじょーにコーフンする三浦氏が目に浮かぶような文章であった、と。2人の身体の雄弁さについては祐成氏も触れてましたが、それだけではなく彼らの奏でる音楽について書いていたのは三浦氏だけだったので、それはかなり嬉しかったです。……ま、鏡はね。(汗)ってとこもね。ありましたけども(元々「担いで振り回し」系は……なぁ……orz)。

 とりあえず。
 

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