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2010/06/21

手紙のPDDとフランチェスカ

 完オフ。強風なれど洗濯機カバーは無事。そのかわり、Gパンを吊るす洗濯クリップが飛んでた。ビル風、あなどりがたし。
 基本、だらだらとしてたけど、これだけは今日のうちにやらないと! というので、エアコンの掃除に半日。なんで半日もかかったかっつーと、途中でホームセンターに「エアコンクリーナー」を買いにいったから(笑)。この間買ったつもりでいたのになぁ。フィルター洗って、さてスプレー、と思ったら……というわけさね。

 7月の予定がほとんどなかったので、スタダンのチャリティに行くことにしました。もうSS席はなかったけど、そんなにいい席で観なくてもいいし、土曜の2階席のほどほどのところをゲット。バレエはいまのところこれひとつ。後は8月、横須賀のナガセトークに行くか、松山の眠りに行くか、激しく悩み中(笑)。日程が重なっちゃってるんですよね。むー。

 さて、マルチバイで買ったCDも届きましたよー。ラインナップはこんな感じです。リンクがAmazonですが(笑)。
  実際に買ったのは安い輸入盤だけど、便宜的に国内盤で。

 ま。見ての通り、オネーギンがらみで(笑)。プレトニョフの18の小品集からは「マズルカ」と「穏やかな叱責」(←両曲とも名の日の前半)、「5拍子のワルツ」(←オリガとの悪ふざけ)。特に「穏やかな叱責」の方は、あちこちの場面のつなぎに使われています。
 ヤブロンスカヤの方は6つの小品(op19)。「アルバムの綴り」が1幕の前半、オリガと村娘たちの踊りに、「ノクターン」が1幕のオネーギンのソロ(あのうっとおしいヤツ)、続く「カプリッチョーソ」が「名の日」のタチアーナのソロ(負けずにうっとおしいヤツ)。

 ピアノ曲なのでオーケストレーションされたものとはまったく印象が違いますが、こうして源流をたどっていくのも楽しい。そしてシュトルツェの編曲と構成の見事さにまったく脱帽です。ライトモチーフを組み合わせていくことで、音楽そのものが伏線になっていく。

 もう1枚はAmazonになかったのでHMVへのリンクを(これ)。
バレンボイム&シカゴ交響楽団による「1812年、幻想序曲ロメオとジュリエット、イタリア奇想曲、フランチェスカ・ダ・リミニ」のカップリング。いやー、ロミジュリとフランチェスカのカップリングならバーンスタイン盤が手ごろなのはわかってるけど、この時期にイスラエル響を買うには狭量なんだよ、ぢぶんは。

 で、こちらのキモは「フランチェスカ・ダ・リミニ」。手紙のPDDですね。タチアーナが部屋で1人手紙を読むところに第一主題が、グレーミン公爵とのやりとり(ロマンス)をはさんで、オネーギンが惑いながら訪れる場面に再び第一、2人が再会してからが中間部のいわゆるBメロ、第二主題。アレンジはありますが、元が幻想曲なのでかなりイメージが近い。うっかり聞いたら、がっつりやられちゃいました(いやもう、今回本当に立ち直りが遅くて)。

 いやそもそも、「手紙」に「フランチェスカ」ですよ。「フランチェスカ」といえば「地獄篇第5歌」、愛欲地獄の涙舟(なんだそりゃ)。これを「手紙」に持ってくるってのはねー。そらもうできすぎっていうか。不義の恋人たちのロマンスの主題から「鏡」のクライマックスのテーマ(ロミジュリの二重唱)に持っていって、ついに「鏡」同様にオネーギンが勝利するかという寸前に急転直下、再び「フランチェスカ」の最終部、地獄に墜ちた二人を嵐が襲うという音楽で終わる(まあ、タチアーナは踏ん張り通したわけで、地獄行きだったのはオネーギンの方だけど)。
 音楽だけでもたいした構造だ、と思うけれども、それを本当に「嵐」にしちゃった二人についてはまたいずれ。

 オペラ「チェレヴィチキ」からもかなり採られてるんですが、これのCDがないんですよね。困った時のナクソスだ! というわけで、実際ナクソスから以前全曲盤が出てたらしい形跡はあったんですが、現在廃盤らしい。舞曲の何曲かはあるんですが、肝心の「オクサナのアリア」がみつからないんですよねぇ(←オネーギンのライトモチーフがこれ)。ナクソス・ミュージックライブラリの無料体験で聞く限りではこれの4曲目(Act I Scene 2: Aria: Just look at the snowstorm! (Oksana))なんですが、なんせ冒頭の30秒しか聞けない。あとロミジュリの二重唱曲の方(←これは「鏡」の主題)もないんだ。幻想序曲から聞き取るしかないか。チャイコといえども探すのはラクじゃないなあ。

 あ、ナクソスのヤブロンスカヤの帯書き。例によって例のごとくです。つい帯買いしちゃうんだよな、ナクソス。Amazonのリンクで読めます。なんだよ、「実用本位のややヘッポコな編曲」って( ̄▽ ̄)。

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