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2010/06/23

うたかたの恋

 とはよく名付けたものだ、と。バレエ独自のタイトルではないので(原作というか、マイヤリング事件を題材にした小説の邦題だ)そういう感心のしかたもナニですが。

 アコスタがよかったよー(T_T)。エンジンのかかりはちょっと遅めだったようですが、見られてよかった。ロホは言うに及ばず。本当に表情が魅力的で、少女のままの官能性がすごい。ああいうあり方もあるんだ。そしてラリッシュのガレアッツィ、ミッツィのモレーラに、ギャリー・エイビスと、もうてんこ盛りもいいとこ。ようやく認識できた蔵さんはハンガリーの高官の1人でしたが、オールバックとヒゲが似合って、いい感じにおっさん入ってて、ちょっと萌え(笑)。ラインもプロポーションも綺麗でしたよー。
 出ていたキャストに不満はないけど、やっぱりマルティンは観られなかったのさ……orz。残すはロミジュリだけなんだけど。

 2幕の、マリーとルドルフのピストルをめぐるPDDを観ながら、思い出していたのは「薔薇と海賊」。そして3幕では「恐るべき子どもたち」を。場違いなような気はしないでもないけれど、マリーとルドルフにとっての拳銃は、「薔薇と海賊」の短剣であり、「恐るべき……」の毒薬であると、そんな風に思いました。死へのメタファーでありながら、同時に「お守」でもあるもの。

 そしてこれは「恋」ではあっても「愛」ではない。しかも双方向の恋ですらない。身体の内に「愛」を持っているのは、ラリッシュ夫人ただひとり。ルドルフの母であり、姉であり、情婦である彼女の無償の愛が哀しい。「恋」はうたかただからこそ、「恋」に恋することもできるんだなあ、と、なにかそんなことを考えたのでありますよ。

 それにしてもスゴイ振付だなー。観てるこちらが貧血起こしそうな。

 言語化できないでいる部分が多いですが、取り急ぎ(いやもう眠い……orz)。

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