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2010/08/09

1週間、ないし10日間

 清里からの帰る道々、「白鳥」の3・4幕を聴きながら(うっかりiPodにCDの2枚目しか入れてなかったのだ。前のiPodには自分で作った「ゴルスキー版」と「ボヤルチコフ版」を入れてあったんだよなぁ)、結局あの年ごろのロットバルトはパパ・モードになっちゃうんだろうかとか、まさか逸見さんが「ふっふっ、やっぱりうちの娘がいちばんでしょうが!」になるとは思わなかったなあとか、ぼんやりと考えながら、来年は東バも「白鳥」やるだろうか、スペインをまた踊ってくれることはあるかなあ、とかとか、ちょっと禁断症状を起こしたり(笑)。

 でもあと1週間だ、うん、1週間。ハサピコ1回きりとはいえ、ひさしぶりに美佳姫とだし。

 

 ……で、思ったわけです。この1週間、ぢぶんが首長竜になって待っている1週間。8月6日から15日。

 それはちょうど広島に原爆が投下されてから(「落ちた」んじゃないんですよ)、いわゆる「玉音放送」までの1週間……というか10日間。

 ぢぶんにとってのこの1週間は会社行って残業してブログ書いて会社行って残業してブログ書いて会社行って……という、気が付けば終わっている1週間。ですが65年前の10日間は。その10日間に死んだ人の数、殺した人の数、焼けた家の数、焼いた家の数、倒れた人、立ち上がった人、目まぐるしく交わされた電報の数。「日本のいちばん長い」10日間。その密度の恐ろしさと虚しさ。この10日間の死者とはなんだったのか。とりわけポツダム宣言受諾後の14日以降の死者。

 「白鳥」の3幕、黒鳥のGPDDが終わってから、幕が下りるまでわずか2分強。それはまさしく「急転直下」であるけれど。

 「関ヶ原の合戦」に幕末のすべての萌芽が詰まっているように、この10日間に「戦後」のすべての萌芽が詰まっているように、ぢぶんには思えてならないのでありますよ。そうしてそれは、本当にわずか10日間のことなんです。15年戦争の終わり、65年のその先へ続く戦後の始まり。
 

 まあでもあと1週間だ、うん。ひさしぶりに美佳姫とだし。

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