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2010/09/14

続きのようなそうでないような

 仕事がない、と、仕事にならない、はまったく違うはずなんだが、今日のところは両方だ。もうじき棚卸しなのにこんなに暇でいいのか。もっとも、暇の要因のひとつは「人が増えた」にあるんだが(笑)。

 さてと。横須賀の続き。気が付けば自分、いちばんたくさんみたアルブレヒトは、実はマラーホフだという気がする。「普通」はラブロフスキー版のマラーホフなのか(フォーゲルはほぼマラーホフ踏襲だし)。

 といっても、ちょっと戻ります。友佳理さんのジゼルは基本的にはいつもと変わりませんが、やや年齢が高目設定だったかと。時折アルブレヒトが見せる迷いを、ジゼルなりに嗅ぎ取っていたんだろうな、と思ったりもします。公爵一行の角笛の音を聞いて森の中に消えたアルブレヒトは、収穫祭のにぎわいの中に帰ってきて、ジゼルのソロの後に二人で捌けるのが普通だったような。後藤さんはどうしてたっけな(←もう覚えてない粗末なぢぶん)。
 それがまったく帰ってこない。あんまり帰ってこないんで、裏でへばってるんじゃ……とか失礼なことまで考えるワタクシ。ジゼルはソロを踊りながらもアルブレヒトを探しますが、結局戻ってこないので、しばらくは戸口でお母さんとペザントの踊りを眺め、やがてしょんぼりして二人で家に入ってしまいます。だから最後の最後、ようやくアルブレヒトが戻ってきた時は嬉しかったし、安心したと思うんですよね。

 アルブレヒトはアルブレヒトで、角笛の音に「まずいよ、オレこんな格好だし」って、一度はジゼルの家に隠れようとして止め(お母さんいるしね)、ロイスの家に……と思って止め(踏み込まれたらアウトだしね)、ウィルフリードはどっか行っちゃってるし(って自分がそうさせたんだが)、「ちっ!」って(←お貴族にあるまじき行為ですぜ( ̄▽ ̄))逃げてっちゃうんですが。でも戻ってきちゃうんだ。危険地帯だってわかってるのに。そのまんま城に帰っちゃえばよかったのに。それくらいジゼルに会いたかったっていうのは、ジゼルを抱きしめた時にダダ漏れ。そんな二人の喜びがギャロップのステップになる。

 で、角笛がヒラリオンによって吹かれるわけですが。

 アルブレヒトの手から、たたきつけるでなく、取り落とすでなく、ゆっくりと落とされる剣が印象的でした。上手側に戻って手早く身繕いをし、ウィルフリードに自分の姿を確認させてから、公爵とバチルドを迎える。それはもう、ジゼルが見たこともないような人だったと思うわけです。アルブレヒトにしてみれば、自分の正体をさらしてしまえばジゼルも諦めるだろう、くらいに思ってたんじゃないかと思うんですよね。残酷なことではあるけど、しょせん身分違い。そこを超えてくるとは思ってないから、バチルドの手にキスをして、公爵一行と城に帰ってしまえばそれでおしまい。

 そうは問屋が卸さないのにさー。

 ……昨日から進んでないじゃん( ̄▽ ̄)。

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