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2010/10/12

イーストー&ルシンダ!

Img_2330

 10月も半ばに入ろうっつーのに、むやみやたらと暑い日。上野動物園の桃色ペリカンです。1羽だけこちらの岸で羽繕いをしていたので、がしがしと激写していたら、後ろに人だかりができました。びびった( ̄▽ ̄)。暑さで動物がみんなうだってたから、動くものが珍しかったんだよなぁ。たくさん撮ったので、しばらく続くかも。なぜか最近ペリカンにラブなのだった。なぜだろな。

 さてさて、ペリカンならぬ白鳥の東京千秋楽。今日はマドレーヌ・イーストーのオデット、ロバート・カランの王子、ルシンダ・ダンの男爵夫人。あとは昨日と同じはず。

 いやー、濃厚でした! 昨日があっさりだったのか、今日が1階前方で昨日が3階だったからかはよくわかりませんが。群舞は上から観た方がいいな。1階前方だとやっぱりばたばた見えるところが結構ある。特に1幕の人間関係は俯瞰した方がわかりやすい。ただ、ハンガリーのコールドが出てくるところは近くで観た方が不気味度倍増。結構コワイよ、アレ。そして靴音は3階は5割増しだ。まあ一長一短ってことだわな。
 あ! ようやく2幕の円盤にオデットが乗るところがわかった(^▽^)。あれは正面からの方がわかりやすいかも。わかる必要はないんだけど。

 スコットのオデットは、王子と男爵夫人の関係に気づいた時から、それこそジゼルの狂乱の場のように、もろく壊れていってしまうんだけど、イーストーのオデットはむしろ確信犯のように思えました。「そんなふしだらな女が好きならそうなってあげる」「ほらほら見てよ! 止めないの?」と挑発するような。男どもがどんどん「火のついた爆弾を投げ合うコント」みたいになってっちゃうのが大笑いだなー( ̄▽ ̄)。
 イーストーのオデットが本当に壊れてしまうのは、池(湖?)に身を投げようとして止められた後のように思います。普通の版なら酔っぱらった家庭教師がみんなにからかわれる陽気な場面の音楽なのに、それが(テンポは遅くしてあるけれど)こんな風にメランコリックで不安な音になるのが不思議。
 病院の場面、それ以降の場面、本当にイーストーはスゴイ、と思うところがたくさんありましたですよ。いくつ書けるかな。目がね、スゴイんです。「目力」というのとはまた違った意味で。

 そしてやっぱりルシンダ! 思いのほかカワイイんだ、これが。もっと妖艶な感じになるかと思ってた。ダニエルのルースカヤはむしろ「嘆き」だったけれど、ルシンダは「怒り」から入って、徐々に自分を鼓舞するための踊りになっていったよう。本当はさして強くない自分、油断をすればくずおれてしまうのを知っているからこそ、自分を奮い立たせなくてはならない。それは「強がり」とはまったく違うもの。その決意と失意の間で揺れ動くルシンダが身につまされてですね(笑)、ルースカヤの最後と3幕の最後、決然と座り直すところでちょっと涙目でしたよ (ノ_-。)ミニツマサレルヂブンッテナニ……。なんかアレですね、文字にすると中島みゆき的というか(おいおい)。
 
 しかし、本当にだめんずだな、王子。1幕のソロがよかったけど(←ちょっと悪気のないオネーギンぽい。悪気のないオネーギンってのも語彙矛盾か)。

 とりあえず。

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