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2010/10/22

チャイコのバレエ音楽の本

 今日検索ワードにあった「王子系ファッション」の「王子系」はうちの「王子系」じゃないな、多分……。

 東バ公式は昨日(もう一昨日か)更新。今回は森さん。ペトルーシュカとMのリハ。マジシャンに弾くんが初役。武尊くんとダブルになるのかな。最近、兄弟同役が来るけれど、まったく作風が違うので、これが結構面白いんだよなー(背中のラインとかそっくりなんだが ^^)。いやー、楽しみ。ナガセくんの「青年」もはまりそうだし(前回観てないんですよ)。

 さて。前々回のコレ。
 「チャイコフスキーのバレエ音楽」(小倉重夫著 共同通信社 1989.8)

 1「白鳥の湖」の依頼から初演まで
 2「眠れる森の美女」
 3「くるみ割り人形」
 4「白鳥の湖」の蘇演

 というわけで、原台本、プティパの発注台本、チャイコフスキーの日記や手紙などを元に、原典を復刻し、変遷をたどる……なんだろうな、多分。個人的にはチャイコフスキーの音楽の解析よりも、むしろ、プティパとイワノフの力関係とか、どの場面が削られてどの場面が入れられたか、などの方がおもしろかったけれども。

 ひとつ、個人的におもしろかったことを。それは「白鳥」の蘇演、つまりプティパ版の初演。1幕の「農民のワルツ」ですが、女性が花籠を持ち、男性は手ぶらで。そしてフィナーレで「花かごを頂いた竿が持ち出され、そこから長い青いリボンが落ちてきて、それらを踊り手たちが手にし……略……リボンを巻きつけるようにその竿の回りで踊るようにまとめ上げた」。
 観たことのある人は思い出すと思いますが、ボヤルチコフ版のまんまです。ボヤリーの版は「初演の原典になるべく近く」をモットーに作られたと、毎年の解説にありますが、そうなんですね。まあ、ベンノはいなくなっちゃってますけど。そしてこの時から4幕には黒鳥が混ざっていた、と。

 それともう一つ、上演史の最後に、キーロフのセルゲーエフ版と「もうひとつ他の演出が現存している」と並べて書かれている「マールイ・オペラ・ハウスで上演されたもので、このバレエの演出はコンスタンチン・フョードル・ロプホフとボヤルスキーによって行われ」たもの。ボヤルスキーってのはコンスタンチン・ボヤルスキーのことですか。ややこしいな。「プティパ=イワーノフの振付により近づけようと努力している」「全体は当時の感覚思想で製作された」とありますが、「キーロフ劇場のセルゲーエフ版があまりにも真性なものであったため、さほど数多く上演の機会は与えられていない」という話。
 ちがってたら申し訳ないんですが、この時点でこの著者はボヤルチコフ版を観てないのでは、という気がするんですよね。81年には日本でボヤリー版の「白鳥」をやっていますから(ぢぶんの生バレエ初鑑賞だ)、観る機会はあったと思うんですが。「チャイコフスキー・バレエのオリジナルを知りたかったことであり、それを舞台に見たいからのほかならない」というならば、ロプホフ版をベースに原典に近づけたというボヤリー版は観ておいて損はないと思うんですが。それとも観てて触れてないのかな。

 まあ、個人的には、原典主義とか、原曲原理主義とか、まるで相いれないんですけどね(^▽^)。

 いやー、それにしても初演プログラムのペトゥホフ(父)の可愛いことったら( ̄▽ ̄)イマヤクマ。そしてシードロフ先生のシブイことったら(←この頃からですよ)。

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