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2010/11/29

池田龍雄展

101128_13390001 芸術の秋っつーほどのことでもないけれど、今日はこちら。岡本太郎美術館の池田龍雄〜アヴァンギャルドの軌跡展です。えらく精力的に見えるんだけども、とにかく12月に入ったらマールイが来るんで、身動きが取れないわけですよ(笑)。その前に終わらせられるものは終わらせとかないと! 

 岡本太郎の常設展→企画展という順路になっていて、結構な分量です(込みで800円)。常設展は1度観たからはしょりながらでいいやー、と思っていたら、結構展示替えになってました。もちろん、当時の新聞記事や年譜的なパネルは同じなので、そこはスルーしながら。いやしかし、ドガよりやっぱりこっちの方が落ち着くな、ぢぶん(^▽^;)。

 太郎氏についてはまたいづれ、ということにしておいて。

 池田龍雄は28年生まれ。戦後のアヴァンギャルド運動を担った画家のひとりです。そして今でも「アヴァンギャルド」を名乗る数少ない画家のひとりでもある。アヴァンギャルドは好きだけども、今回わざわざ「行くぞ!」と思い立ったのは、先日観たこちらの映画。アップリンクで公開中の「ANPO」に彼が出演していたから、が大きい。今回は総ざらい的にといえばいいのか、初期の油彩、ペンを使った風刺画/ルポルタージュ絵画群、原始美術に触発された「百仮面」シリーズ、「自分なりの天地創造神話」という膨大な連作「BRAHMAN」シリーズ、オブジェ、アンデパンダン展関連、絵本や人間座のポスターなどの印刷物、彼と交流のあった作家たちの作品、2009年制作の「場の位相」シリーズと、もうそりゃ盛りだくさんに(笑)。

 自分の興味でいくと、ペンを使った風刺画のシリーズですが(←やっぱりペン画系統が好き)、桂川寛、山下菊二、中村宏らの作品まで観られたのは嬉しい。中村宏は代表作の「砂川五番」が来てるし、山下菊二は「新ニッポン物語」だ♪

 「BRAHMAN」シリーズは、ブラフマンとくりゃそこはリンガムヨニから始まって宇宙卵だよな、というわけだけど、この大量の絵を小さな展示スペースの四方に天井までぐわっと並べた展示センスがまたいい。マンダラだよ、これは。エアブラシから球形に分裂していくマンダラ。それが次の段階では絵巻物に展開していく。「なんかスゴイ」としかいいようがない感じ。

 驚いたのは、最後の印刷物コーナーで。画家が生活費稼ぎで絵本や児童書の挿し絵を描くのは、昔はよくありましたが、なんと「ラスティと宇宙かいぶつ」がそこに! ラスティだよ、ラスティだよ、ラスティ! 小学生の時に好きで好きで好きだった本! どれくらい好きだったかというと、夏休みの「自由課題」で、挿し絵を模写して紙芝居を作ったくらい好きだった(笑)。つまり挿し絵もすごく好きだった、ってことです。翻訳ものだったので、挿し絵もてっきり原書のものだと思ってました。池田龍雄だったとはなぁ。探したら、まんだらげにありました(これ)。いつまであるか、わからないけど。自分が模写した、まさにそのページの原画が観られるなんて……(T_T)。感無量。

 図録が1500円で、やたらめったら充実しています(245ページ)。これだけあったら、ほかのもん、いらんかも(笑)。がんばって読むぞー。1月初めまで太郎美術館で、その後福岡に巡回するようです。
 
101128_15180001 写真は太郎美術館のある生田緑地(これ)。紅葉と青い葉が微妙に重なり合ってとても美しかったです。生田緑地は民家園(←遠足で行った記憶)と太郎美術館が有名ですが、散策コースもあり、ちょうど紅葉狩りにはよいかもです(科学館は工事で閉館中)。向ヶ丘遊園駅からの途中にあるダイエーの敷地内に、例の(?)「コメダ珈琲店」がオープンしていて、例の(?)ホワイトノワールを食してみようと思ったのですが、混雑していてあえなく挫折(笑)。


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