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2011/02/13

ミーハー的日本画の前衛

 朝、ツイッターで入ってきた「朝日の土曜日版の一面に天児さん」という一報で、出がけにコンビニに走りました(笑)。「フロントランナー」ちう、2面を使った記事。いやもう、70年代の天児さん(剃髪前)の写真が(笑)。平野さん系イケメンですかね? 蝉丸さんの、大道具係で無理難題に泣かされた、というコメントに、「とばり」の星の幕(黒い大幕に星図を拡大してひとつずつ穴を開けた)のを思い出しちゃったり。

 そんなことをしつつ、昨日の予告通り、竹橋の国立近代美術館の「「日本画」の前衛展」に行ってきました。話に聞く「歴程」の作品がこんなに集まるなんて! ともう、入った瞬間からアドレナリン上がりっ放し(笑)。「歴程」は昭和初期から戦中に至る日本の前衛美術運動を担った団体ですが、まとまって観る機会は(自分には)あまりなかったんですよ。はー、最終日前ぎりぎりだったけど、行けてよかった。ガラスケース破って抱きしめたいような絵がいっぱいだった(←犯罪です)。

 なんといっても船田玉樹の「花の夕」が! すでにそこで「ひーんヽ(´▽`)/」なんですが、今回のお目当てのひとつはなんといっても丸木位里(←もうファンだから)。俊さんとの一連の競作は観る機会も多いんですが、彼の水墨画は大好き(逆に実は俊さんの絵は苦手だったりするのだ……ごにょごにょ)。戦後のものは丸木美術館でも佐喜眞美術館でも観られるけど、歴程時代のは(多分)図版でしか観たことない(←丸木でやった回顧展に行きそびれたぢぶんが悪いんですけどね)。

 まあ、歴程時代っていったって、歴程にいたのは1年かそこらだから、2、3枚ちょこちょこっとあるだけだろうと思っていたら、結構な枚数があった。広島県美のがずいぶん来てたのが嬉しいなぁ。個人蔵のもいくつかあったし。「らくだ」の実物は初めて観たし、でもやっぱり「竹」が好き、とか。冷静な鑑賞者を装いながら、相当はしゃいでましたな(笑)。遠くからでもあの墨流しが見えると、キタ━━(゚∀゚)━━!!!  ってなっちゃうし。で、戦前からの流れを観てると、この技法が「原爆の図」に収斂していくんだなーというのも見えたりして。あの一連の「図」を絵画的に論評しているのは、自分の読んだのはヨシダヨシエくらいで、あまりみつからないんだけど、すごくアバンギャルドなんですよ。どうして日本の美術評論家とかアートファンとかって、そういうところをちゃんと見てくれないんだろう。ぐちぐち。

 靉光がいくつも観られたのもウレシイ。岩橋英遠も。それから、解説文がとてもよかったです。丁寧にわかりやすくまとめられていて、しかもコンパクト。日本語しかなかったのがオシイ。

 まあ観ながら考えたことはまたにして。またがあるのか。

 丸木の学芸員さんが本展の企画者、京都国立近代美術館学芸課長・山野英嗣氏の講演を聞いてのお話が丸木のブログ(こちら)にあります。13日が最終ですが、その後、広島へと巡回します。ぜひ。

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