« とりあえず無事にしています。 | トップページ | よっしゃ! »

2011/03/14

スタダンのトリプルビル その1

 えーと、こんな中ではありますが、スターダンサーズ・バレエ団の「振付家たちの競演」に行ってきました。ちょうどこの土日で開催されるかどうかわからんなーと思っていたのですが、開催決定ということだったので。楽しむ気持ちにはなれないだろうなー、と思いながらでしたが、現金なもので、始まってしまえばすんなりと作品の中に入れたように思います。

 自分が持っていたのは2階の2列目の席でしたが、2階席はすべて1階席に振替となりました。自分で選ぶのではなく、あらかじめ「この席はこの席に」と決められていて、受付でチケットを引き換える方式。理由は聞きませんでしたが、地震が(弱くても)あった場合、2階席の方が揺れが増幅されるからかな、と思いました。

 場内には、今回の収益は被災地への義援金とする旨の貼り紙がありました。また、開演前に主催者から短い挨拶もありました。こんな状況で開催するかどうか迷ったこと、しかし見に来てくださるお客様がいるなら最善を尽くそうと決めたこと、収益を義援金にすること、安全に関しては最大限注意しながら進行する、などなど。メモなどとっていませんから正確な言葉ではありませんが、概ねそういった趣旨で、簡潔で好感のもてるものでした。

 スタダンゆかりの振付家3名による新作公演という意欲的なプログラムでした。特に鈴木稔氏による「幸福の王子」は、適材適所の配役、クラシカルでイヤミのない振付とわかりやすい物語進行、ちょっとキュビズムを思わせるようなシンプルだけど洒落た装置など、「座付き振付家」の強みを発揮したすてきな作品でした。

 歯が痛いので、個々の作品については明日にでも。やや業務連絡的にいうと(笑)、周藤くん、横内くんはともに「幸福の王子」の「町の人々」という群舞の中にいましたが、それなりに二人で組んで踊る場面もありました。周藤くんは、舞台でのアピールがぐんとついてきて、やや野心的な感じも。横内くんは(久しぶり!)相変わらずややエンジンのかかりが遅く最初は表情も固めでしたが(笑)、両腕をアンオーにしてポーズを取った時に、自分は彼のこの空間の取り方が大好きだったんだな、と改めて思いました。くっそお! ばかばかばかー!・゚・(ノд`)・゚・。

 えーと。客入りは案の定悪く、自分みたいにスグチケで買った(←収益を下げてる)客もいるだろうし、「収益、でるのか……」と思わなくもなかったり。収益はともかくとして、もう少し多くの人にみてもらいたかったなー、と思いました。来たくても来られないという人も多かったろうとは思いますが、ちょっと残念。

 開催についてはいろいろあるかもしれませんが、ダンサー・スタッフの中にも被災地の出身の人、連絡の取れない親戚・知人などのいる人がいたかもしれませんし、ほかさまざまな人がさまざまな想いを抱えた中での公演であったろうこと、しかしその中でもいつもと変わらぬ舞台を見せてくれたことは心にとどめておいてもよいのではないかと思います。
 

|

« とりあえず無事にしています。 | トップページ | よっしゃ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スタダンのトリプルビル その1:

« とりあえず無事にしています。 | トップページ | よっしゃ! »