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2011/04/30

ようやく1幕終了……か?

 というわけで、オタ話再開です。1幕も大詰め、というか普通だったら2幕も大詰めの場面、舞台中央から上手手前にかけては主役の三角関係が繰り広げられ、上手をうろうろしながらニキヤ殺害のころ合いを見計らうラジャと、下手手前でそれを阻止しようとする大僧正。
 バヤデルカの全幕は、マールイのボヤルチコフ版、ボリショイの……誰だったかなの版のほかは、キーロフ(の時代)のビデオくらいしかみてないんですが、マカロワ版の上手さはこの5人の関係の立体感にあるように思います。……てか、ボリショイの時は天幕のせいで、中の3人(ガムザッティ、ソロル、ラジャ)がほとんど見えなかったのを、いまだに根に持ってるだけのような気もするけど( ̄ー ̄)フン。

 ラジャの命令通りにニキヤを引っ立てて……じゃなくて、婚約式で「祝いの舞」を踊らせるために連れてきた大僧正が、下手奥に現れたところまで、でしたな。ニキヤを中央に送り出した彼は、そのまま上手手前のポジションにつきます。ラジャに対してやや挑むような視線だったのが印象的。ここからの大僧正が「大僧正」であったなあ、と、ぢぶんは思います。

 まあ、今まで後藤さんや武尊くんの大僧正を、この場面でどれほどちゃんと見てたのかは自信がないので(笑)、どこまでが「マカロワ版デフォ」だったのかはよくわかんないんですけどね、実際。「身体の重み」で見せている部分もあるとは思うので。ま、それも含めての「役」ではあるけれど(←いろいろ言ってみる)。

 「思い詰めたような無表情」のままでいた大僧正は、ラジャがニキヤとソロルの様子を見極めている間、ラジャの動向を計ってもいます。彼の視線はむしろラジャに向けられ、ラジャが本当にニキヤをこの場で殺すつもりなのかどうかを注視しているように思えました。そしてラジャがアヤを呼ぶのを見て、控えていたマグダヴェヤを呼び、毒消しを持ってこさせます。それを受け取り、ラベルを確かめ……というかつかのま沈痛にそれを眺め、袖の隠しにしまいこみ、また「無表情」な「大僧正」に戻ります。多分それが、「大僧正」としての顔なんだろうなぁ。1場のニキヤへの求愛の後に、やや自嘲気味に取り繕ったその顔とはまた似て非なるようなそのストイックさが、「大僧正」という立場と位の高さ、潔癖さを思わせて、ファン的にはちょっとウハウハです。静かで冷徹なのに内側るつぼ。

 ……ウハウハはおいといて、アヤが花かごを持って現れた時、その「中味」を知っていたのは、ラジャとアヤのほかには彼ひとりであったろうと思わせるに十分であったのは、ちょっと今までなかったなあ、と。おそらく、動きのタイミングとしてはデフォで決まっている部分が多いのでしょうが、そのニュアンスは、何度もラジャを演じてきた木村さんならではの造型であったように思えたのでありました。東バの場合は、いくつかの主要な役を、幾人かのソリストが入れ子のように演じることが多いですが、同じ演目の複数の役を演じることで積み上げられるものもあるのだな、と思った次第です。

 ま、まるで明後日な方向の告げ口に行っちゃうくらいには世間知らずの坊っちゃん坊さまではあるんですけどね。それでも宮殿から帰ってからは、ニキヤを殺させないためにあれこれシュミレーションしてたんだろうなあというか(笑)。

 薬瓶を差し出しながら、「こんなこともあろうと思って」と言ったかどうかは定かではない(←今日の憎まれ口)。


 ……いや、言ってないですけどね、多分。後藤さんだと「私を受け入れてくれれば」というのがもう少し生っぽいんですが、木村さんだとそこがもうひとつストイックというか。武尊くんだとひたすら一所懸命で、それはそれでいじらしかったりします(^▽^)ワカイ。

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2011/04/29

「世界」の特集号

 人身事故で帰宅難民( ̄▽ ̄)。油断ならない都会の夜。帰ってきてぐったり寝ちゃったよ。

 そんなわけで、オタ話はまたおいといてo(_ _)oペコ。でもここまで来ちゃえばあとちょっとだよね。


  「世界」の今月号。日ごろ、「世界」を買ったりはしないんですが(読み切れないからね)、今月号はあちこち探し回って買いました。
 
 そもそもは、地震直後にJVJA(日本ビジュアルジャーナリスト会議)のメンバーが取材に入ったという情報がツイッターで入ったところから始まります。その中にはチェルノブイリから帰ったばかりの広河隆一氏と豊田直巳氏それにセミパラチンスクやマーシャル諸島など核実験場の取材で知られる森住卓氏など、いわば「核被害」の取材にかけては精鋭といっていいメンバーが入っていました。豊田さんはイラクでの劣化ウラン弾被害の取材で知られてる……と思うんだけど、パレスチナ方面以来の長いつきあいもありまして。取材直後の記者会見はユーストリームで配信されましたが(そしてうちのPC環境だととても見られたもんじゃないので見てないんですが)、静止画像でみた限りでも憔悴しきったような、豊田さんの表情がとても気になっていたわけです。

 で、今号の「世界」で、その豊田さんが福島取材のいきさつについて書いています。先行して買ったダンナが「豊田のヤツ、いい文章書いてるよー(ブツブツ)」ともらしてましたが、いい文章です。「その日」からJVJAのメンバーが何を思い、どう動いたかが、臨場感を持って語られています。彼らのプロ意識にはいつも感服しますが、「これがジャーナリストってヤツだよ」と、思います。「プロ意識」というよりも、職業本能というべきなのかもしれないなぁ。

 しかし今号の書き手はスゴイ並び(こちらから目次が読めます)。腐っても「世界」だなぁ( ̄▽ ̄)。まだ、読みやすそうなところをぱらぱらとしか読んでないけれど、舞台に関心を持つ人には、坂手洋二氏の文章は読んで欲しいところ。年齢、近かったんだなぁ。もっと年上のような気がしてたよ。

 JVJAのサイトはこちら。フォトガゼットで、取材記などが読めます(こちら)。

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2011/04/28

真打ち登場。

 日曜日の美輪サマの舞台の後で、局所的に話題になった(笑)、山口館。日本橋丸善のすぐ裏です。入口は山梨のアンテナショップで、その奥。うちは防府だから、山口といっても日本海側はほとんど行ったことがない。萩と青海島くらいだなぁ。久しぶりに柳内辺りでのんびりしたいなー。年末のカブキ全ツは岩国公演ないかな(←別になくても行けばいいんだが)。

 さて、ドラマも大詰め。

 GPDDも終わり、上手側に新郎新婦の席もしつらえられ(パパの席は取り上げられちゃうけど)、急を告げる音楽とともに大僧正猊下の……じゃなくて、ニキヤの登場です。ええ、最終日は悪の秘密結社の登場かと思いましたけども。大体この場面っていうのは「ニキヤが駆け込んでくる」印象が強くて、その後に「ああ、大僧正が連れてきたんだっけな」と思うもんだったんですが、最終日は大僧正がニキヤを差し出す感が強かったです。なんだろうな、あれは。例えば山海塾の舞台で、天児さんが4人ほど連れて舞台に走り込んでくる、あれと同じような感覚(わかりづらい……)。ニキヤがいて大僧正がいておつきの坊さんがいるという漠然とした状況ではなくて、一団がもっと意志的であるような。

 1場でも書きましたが、木村さんの「場の捌き方」というのは、踊っている時であれ、芝居の時であれ、何か独特なんですよ(少なくとも東バの中では)。ずいぶん前に、高岸さんの場の支配は垂直的で木村さんは水平的だと書いたような気がするんですが、ここしばらくでその違いがもっと先鋭化したというか。単純な「存在感」や「統率力」ではなくて、全体の流れの中での位置取り(空間的によりもむしろ役割的な)が非常に明瞭であることに起因しているのは確かだと思うんですが、それが本人だけではなくて全体を巻き込んで規定していくような、そういう「存在感」や「統率力」だったりするんです。それは高岸さんの、持って生まれたような「存在感」や「統率力」とは別のもので、舞台の上でひとつずつ積み上げられたものが今開花している、そんな気もします。傾向的には何年か前からあったものではありますが。

 出てきたところで終っちゃうじゃん(笑)。

 ニキヤが中央で踊る間、上手手前にはソロルとガムザッティが座り、上手手前から奥にかけてはラジャが、下手奥から手前には大僧正が配置されます。見どころはもちろん、ニキヤの「嘆きの舞」であり、ソロルのなにがしかの後悔なり逡巡なりなのでしょうが、実際のドラマを動かしているのはラジャ。
 恐ろしいことに木村さんのラジャを見るのは今回で6回目なんですが(笑)、ソロルの動向を注意深く眺めながら、ニキヤを本当に殺すかどうかを決める瞬間というのが(日によって違う)存在します。立ち役なりに指定された振りもありますが、そのニュアンスも日によって違ったりします。ニキヤを見る目もクールだったり、同情的だったり。アヤを呼ぶ時の指の美しさは単なるファンツボだけど(笑)。

 その対角線上に配置された大僧正。3場後半のこの場面は、ニキヤの舞う舞台中央をはさんで、ラジャと大僧正という二人の「悪役」の対立のドラマでもあることが鮮明に浮かび上がる最終日でありました。

 ……ていうか、ラジャと大僧正が両方木村さんだったら、亜空間できてたな、と( ̄▽ ̄)(←ちょっとは憎まれ口も叩かないと気が済まない)。

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2011/04/27

父の娘、怒る。

 さて、まだまだ続きます。とりあえずささっと行きましょう。個人的には2場の見どころは全幕中のいちばんどーでもいいところだしな( ̄▽ ̄)。

 2場の「女の争い」ですね。まさに「父の娘」としてのガムザッティ……木曜と土曜は、ですが。出会う前から肖像画を前にドキドキしてたとか、一目見た途端に恋に落ちたとか、そんなロマンチックな話じゃありません。けれどパパが選んでくれた「自分にふさわしい」結婚相手。不足なんかあるはずがありません。そんな彼に女がいたとわーーっ!

 ニキヤが来る前の、ヴェールをかざして淋しそうに微笑む田中さんが、毎回(日を追って)いじらしくてねぇ。考えてみりゃ、別段ガムザッティが悪いわけじゃないもんなぁ。ニキヤを呼んだのだって、「ソロルは(ラジャの娘の)私と結婚することに決まったのよー、(身分の低い)あんたなんか、もうお呼びじゃないのよー」って言い聞かせりゃそれで済む、と思ってただけなんだし。田中さんはそこらが鮮明で、「はいおしまい、じゃ、さよなら」てのがもうきっぱりと(笑)。そこから先はまったくの想定外だから、逆上するわな。それでも最後に我に返った時の平静を装った顔はもう怖かったですよ(T_T)。冷静さを失ったことへの怒り、誇りを傷つけた者への怒り。静かな、けれどたぎるような怒りのマイムには、父のDNAがそのまんま受け継がれておりました。
 ……武尊くんの血はひいてなさそうだったけどな。

 マカロワ版は2場と3場が通しなので、ガムザッティの早変えにいつも驚きます。壺や太鼓、オウム、仏像の踊りがないからさくっとね。あれはあれで楽しいんだけど、「どこのインファント島だよ」的な剥き出しの植民地主義に居心地が悪くなるのも確かな自分としては、このさくっとしたマカロワ版は結構好きです。結局、ラジャが飲んだくれてるとこしか見てなかったりするしー( ̄▽ ̄)。
 初演時にばらんばらんだったパ・ダクションのソリストが、ずいぶんまとまってました。志織さんのセパレートの衣装が可愛くてさぁ(笑)。坂井さんが、踊りでわかるようになってきたな。メンバーは日替わりでしたが、杉山くんがワルツに入ってたり、ちょっとずつ繰り上げもあって、いろいろと楽しい。武尊くんのパ・ダクションをみそびれてしまったよ。

 木曜は脚の強い田中さんのこと、イタリアンフェッテもグランフェッテもほとんど1点できっちり回りまとめましたが、土曜・日曜とちょっと疲れが出ちゃってたかなぁ。それでも最後、「主人」としての統率感での決めは確かで、周りもぐっと盛り上げてくる、このチームワークがいいんだよなぁ、と。GPDDの中で、「パパの決めた結婚相手」から徐々に「自分の愛する人」へと変わっていくのが見えるのは、ゼレンスキーのリードの巧みさが大きいとは思うけど、それもちょっと新しいガムザッティだと思ったり。

 木曜のパパはクールに、土曜のパパはご満悦に、とにかく飲んだくれてらっしゃいましたが、日曜の武尊パパは、飲まないΣ( ̄ロ ̄lll)! 
 ……いや、どうでもいいとこですけど。

 娘の晴れ姿に相好は崩すわ、飲みすぎて見せ場に慌てるわ、のパパですが、見てるところは見ているのが木村ラジャ。GPDDのアダージョの中ほど、ニキヤを想うソロルのほんの短いためらいに、ニキヤを殺す決意をさりげなく入れてくる辺りがニクイんですよ、この人わ( ̄▽ ̄)。

 さて、いよいよドラマは佳境に。次号、大僧正登場なるか! (ならなくてどーするよ)


 

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2011/04/26

さりとてガムザッティ。

 イープラスのタッチキンのツイッター(これ)によると、先週の台湾公演は盛況でアンビリバボーだった模様。日本→台湾コースだったのが逆になっちゃいましたが、本当にタイトな日程組むよなぁ。それこそアンビリバボー。ルダコさんも同行してたんだろうな、多分。「ルダチェンコ」を漢字で書くとどんなんなるんだろうか。びりばぼ。

 というわけで、月曜からびりばぼーな残業体制ですが、バヤの続きに行くべきなんだろう、たぶん。

 バヤデルカといえば、ニキヤよりもガムザッティ目線のワタクシ。マールイのガムザッティといえばエフセーエワ! だからね。おのずとそちらに肩入れしたりもするもので(笑)。テレホワのビデオもよかったよなあ。とかなんとか。

 今回のガムザッティは奈良さんのケガ降板で、田中さんシングル。いくら田中さんが頑丈だからってどっかの馬車馬(どこの)と一緒にしちゃダメだろ! も少し丁寧に扱ってくれよ! と思いつつも、そこは強い子良い子よく飲む子、4日間疲れも見せずに……というわけにはさすがにいかなかったけど。マカロワ版は踊る場面が多いし、展開が早いから休みも少ないだろうし、大変だ。

 ……それを考えると、コレスニコヴァのオデット/オディール4日連続ってのは、いろんな意味でスゴイよな……。

 それはともかく。

 ガムザッティの(踊り以外の)見せ場といえば、1幕2場の女の対決、というのが通り相場ではありますが、自分的には、3場の婚約式でニキヤが踊る、それをソロルが見る、さらにそのソロルをガムザッティが……というこの場面であったりします。それにラジャと大僧正がからんで、舞台全体が小さな積み重ねの中で大きく動いていく場面。そこへ何をやらかすもんだかわかったもんじゃないK村さんが必ず入ってるんだから(笑)、そらもうニキヤを見てるヒマなんかっ(←おいおい)。
 ……考えてみると、全公演出てるんだな、あの人は。

 えーと。田中さんのガムザッティといえば、やはり思い出すのは初演時の木村ソロルとのその場面。ニキヤとのことはきっぱりと割り切って、勝手に心の中のキレイな思い出かなんかにしちゃってですね、社長の娘と結婚しようっちゅうエリートサラリーマンのソロルといいますか、考えようによっちゃいちばんタチの悪いヤツだという気もしますが(←例のウォール街ネタってこっちなんじゃ……)、それをまっすぐに信じる田中さんのガムザッティは「新しい」なー、と思ったものですよ。高木さんのガムザッティがソロルにやたらと話しかけるのは、自分が不安でたまらないからですが、初演時の田中さんは、ニキヤの方を見ることもあまりせずに、ソロルを黙って見てたんですよね。プレッシャーをかけるでもなく、さりとて不安がるわけでもなく、「今は動揺するかもしれないけど、きっと自分のところに戻ってくる」と信じて待っているガムザッティ。それは田中さんらしい健気さで、パパが余計なことをしなけりゃソロルと幸せになれたろうによー゜゜(´□`。)°゜。などと思ったり。ガムザッティは好きな役どころだけど、幸せになって欲しいと思ったのはこの時が初めてだったのでありました。

 で、今回ですね。今回の方がスタンダードに近い、あるいはそもそも田中さんが思っているガムザッティ像に近いものだったのかもしれません。ニキヤの踊りも見つつ、ソロルと見比べつつ、しかし取り乱したりはしない、毅然としたラジャの娘。自分がみたのは木曜、土曜、日曜だったのですが、日を追うにつれて、ラジャの娘としての誇りからソロルへの愛情へと軸が移っていったような気もする。でも今回のようなゲストダンサーが相手の時は特に、回を重ねるごとにパートナーとの気持ちのやり取りは深くなっていくでしょうから、それが反映された結果でもあるんだろうな。考えてみたら、海外ゲストがパートナーって初めてだよなぁ。

 そしてこの婚約式の構造と3幕の結婚式の構造が対になっているのも、今回よく見えたのでありました。まあこれだけ何度も見てりゃな(苦笑)。

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2011/04/25

三軒茶屋で個展中

 今日は美輪サマの「愛の讃歌」を見に銀座まで。いや、凄かったです。客席ももういっぱいだし、2階ロビーは例に寄って胡蝶蘭がてんこ盛りだし、美輪サマの歌はど迫力だし。正直、歌の部分の方が若干不安で、これをみてから「音楽会」に行くかどうかを決めようと思っていたのですが、もう歌さえあればいいや(笑)、てなぐらい。最初の1曲で、ガツンとやられてしまいました。ピアフの妹のシモーヌ役のYOU、マネージャーの大和田伸也、作曲家のマルグリット役の城月美穂と、脇を固めるキャストもよかったです。「エディット・ピアフ物語」というよりはもう「美輪明宏物語」っつー気もしたけど、そんなこたぁいいじゃないか(笑)。大和田伸也の低い声が素敵でしたー♪ 歌わないけどね。でも、細川俊之でも合うだろうなあ、と、ちょっと涙目。

 で、帰りに日本橋にある山口県のアンテナショップに寄って、白銀のカマボコと御堀堂の外郎と亀の子煎餅を買いまして。白銀、「きみの幸」ちう、玉子カマボコが欲しかったんだけど、扱ってないんだそうですよ(ノ_-。)。しょうがないので、普通の白カマボコだけ買いました。久しぶりに食べたかったのになぁ。

 2時半開演で6時15分頃終演という、思ったよりも長丁場(3幕)。帰ってご飯食べたらちゃちゃっと書いて、その後でバヤの続きを……と思っていたら、世田谷区長選の思わぬ結果にあわあわしてしまって(笑)。

 その世田谷のロートル、うちのダンナが現在、三軒茶屋で個展をやってます。
110425_00480001_2 今回は基地関係ではなく。タイトルは「小さな小さなお庭のいっぽんの柿の木ものがたり」。自分の家の前の柿の木を、2年にわたって撮り溜めた写真です。場所は「ぎゃらりーばる・まよるか」。「ばる」すなわち飲み屋兼茶店。いわゆる画廊ではなく、お店の壁をギャラリーとして開放しているところなので、いつものように「無料」とは行かず、コーヒー1杯ないしお酒1杯などの飲み物料金が必要になります。

110425_00490001 向きがアレですが、こんな感じで。30日までですが、30日の夜に、クロージングパーティをやるかもしれません。
 場所は、土地勘がないとちょっとわかりづらいように思うんですが、「食べなび」に地図が出ていました(こちら)。お暇でご近所な方がいらしたら、ぜひよろしく。


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2011/04/24

石神井公園の桜

 6日のアヤメも過ぎてしまいそうなので、10日に撮った石神井の花見の写真をまとめて。

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 石神井公園も石神井池の方はボートがたくさん出てにぎやかですが、三法寺池の方は比較的静かです。群れて咲く桜もきれいだけど、こうして1本佇む古木もまた、いとおかし。

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 両側の白い花は辛夷かな。

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 近寄るとこんな。

 鳥の観察地帯としても知られている池ですが、もう鴨もおらず。


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2011/04/23

マリンピアほか、営業再開とか

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 結局、残業。来月からは多分ヒマだから、稼げるうちに稼いでおくさね。

 23日から、マリンピア松島が営業を再開するそうです(こちら)。バックヤードツアーなども行われる模様。ニュース記事はこちら。松島は2度ほど行き、1度はマリンピアにも行ってマンボウも見たけどずいぶん前の話だから、今回の地震で死んでしまったマンボウと同じ個体ではないだろうな……。

 ほかにもいくつかの観光施設が営業再開(毎日のまとめ記事)。龍泉洞は中学の修学旅行で行きました(どんだけ前だよ)。半分ほど山口ルーツのぢぶんは幼少の頃より鍾乳洞ラブですが(笑)、ここは秋吉系とはまったく違う、鍾乳石よりもむしろ地下水脈を味わうような趣で、これはこれで好きだったなぁ。あれから行ってないけど(どんだけ行ってないんだ)、北上のついでってわけにはいかないだろうか(←北は土地勘がない)。ブログはこちら。施設そのものには被害がなかったそうです。

 復旧の進むところ、まったくどうしていいかわからないところ。ニュースを見るだけでも地域格差はどんどん広がっていくように思えます。もちろん被害の度合いが最初から違うのだから「当たり前」の部分はあるけれど、より「弱い」あるいは「目に見えない」場所を支えていく仕組みはどう作られ得るのか。消費される「感動秘話」や「悲惨物語」ではなく、「ヒサイチ」というあまりにも広範囲な言葉が覆い隠している何か、は、どうしたら見えるようになるんだろう。チャリティーも募金もいいけれど、そのお金の使われ方はもちろん「その先」に、出した側の責任もあるんじゃないだろうか。

 誰のせいでもない雨が降っている。

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2011/04/22

BRBチケットくる。

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 石神井公園と、ちいさな道ひとつで向かい合わせの、花柳流のお師匠さんの庭では、枝垂れ桜が満開でした。何本もある枝垂れ桜の1本。

 バーミンガム・ロイヤルの、祭典分のチケット着。ツァオ・チーの眠りの日はなかなかいい席。都さんの真夏の方は、少しでも空いてる方と思って金曜にした。列はよいけど端っこ、というところ。都さんもさることながら、モラレスが見た感じ、好みっぽい(笑)。真夏、楽しみだな。デミトリアスのあの衣装は誰が着るんだろう(笑)。

 地震の後で、古本をリスト化して箱詰めする作業を開始。まだ全部を洗い出し切れてないけれど、床に積んであるよりは箱に入れてCDラックの前に置いておく方が、ラックも本も安定するような気がする。地震は揺れるのがもちろん怖いのだけど、それと同じくらい「回りの物が揺れるのが見える」のが怖いような気もするんだ。現在50冊ほど。とにかくなるべく物を減らそう。といいつつ、この週末は床置きしてある公演パンフなどのためにカラーボックスを買いに行かなきゃ、なんだけど(笑)。それでもカラーボックスは、スチール本棚よりは危なくないだろうからさ。そんなわけで、週末は片づけと歯医者と美輪サマの舞台。冬物の洗濯の続きもしなくちゃ。GWまで持ち越しだろうなぁ。

 すーちゃんの訃報に少なからずへこみながら、今日はこれでおやすみなさい。バヤの続きはまた明日か明後日(残業次第なんだよー、もう疲れたよー)。

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2011/04/21

閑話休題的に。

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 東バ公式の更新。友佳理さんが、先日の服部智恵子賞に続き、東京新聞の舞踊芸術賞を受賞したそうです。ヽ(´▽`)/オメデトー! 両方ともオネーギンがらみなのが嬉しさ倍増です。受賞記念公演とかないのかなぁ。「ユカリューシャ」の時みたいに(←DVDでカットされた恨みが未だに)。権利関係でオネーギンが難しければもう何でもいいから、二人のパートナーシップが見たいですよー。今年のラインナップだと、友佳理さんを見る機会もなさげだしなぁ。何かやりましょうよおお。

 バヤのリハ・本番レポも更新。写真が多いと楽しくていいなぁ♪ 「指揮者の席」っていうだけで、もう笑いがこぼれてしまいますよ(笑)。ワレリー=太めのヒラリオン=オブジャニコフのヤツ……( ̄▽ ̄)。
 大僧正&ラジャの衣装つきツーショットはウレシイなぁ。アッサンブレの「楽屋日記」にちっこい写真が載っておしまいかなーと、ちょっくら心配していたのだ。仏像の頭はとりはずせるようになってるんですね(でないと輸送が大変か)。微妙に木村威夫の世界になってるような、なってないような。……仏罰が当るぞ、二人とも(そういう話だけど)。

 まあどうでもいい話ですけども、K村さんと武尊にいちゃんの取り合わせも、結構に好きだったりします。今回はラジャと大僧正を二人の取り換えっこで両方やりましたが、ジークフリートとロットバルトでも見てみたかったところです。ジークフリートの方が悪役に見えるな……orz。
 そのうち、武尊にいちゃんがヒラリオンやドロッセルマイヤーをやったりすることもあるのかな?

 残業三昧でちょっと疲れたので、今日はここまで。田中さんのガムザッティをみるとやはり初演のことも思い出して、頭があちこちしてしまいます。それにしても流石の田中さんでも、4日通しはきつかったようでしたが、自分が見た3日間でも、ラジャとソロルとの関係の中で、それぞれに少しずつ違うドラマを描いていたように思います。結果的に、かもしれないけど。

 写真は先日の石神井公園で。

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2011/04/20

ラジャラジャ・パパラジャ

 さて、バヤデールの最終日です。「さて」じゃないだろ、というのはさておいて。

 最終日のもうひとつの見どころといえば、やっぱり初役のラジャパパ@武尊兄ちゃん♪ 優しいベタ甘のパパだよなー、という大方の想像は裏切らなかったけど、まずは一見してターバンのサイズが合ってない。木村さんの頭がでかいのかと思っちゃったじゃないか(笑)。
 いや、それでも妙にハマってるんですけどね。今までのラジャが木村さんと高岸さんだから、もう武尊くんの小物感が半端ないっていうか。それがある意味で「絵に書いたようなマハラジャ」なんだな。「ラジャラジャ・マハラジャ」かと思ったよ!(←戸川純の方) 万一、東バで「海賊」をやることがあったら、ぜひパシャをやって欲しいところだ。

 ソロルの友人(隊長さん)も初役の森川くん。森川くん、デカイ。多分、高岸さんよりデカイんじゃないか(弾くんよりはデカイと思う)。初演時よりマシになったとはいえ、弾くんがあんまり芝居を受けてくれないので、木村パパが5割増にやってしまいがちな2場ですが、森川くんがさくさくとゼレにも武尊パパにも応えてます。二人とも、ちゃんとチェスの手を休めて侍女の踊りを見てたしね(笑)。……( ̄▽ ̄)。

 武尊パパ、1戦1勝。

 勝っちゃったよ! 初戦一発で。というか森川隊長はちゃんと上司を立ててるのか。弾隊長が不遜なのか。木村パパなんか、ずるっこした揚げ句に引き分けだったのに! 次回は是非、木村vs森川で見たいもんだな( ̄▽ ̄)イエイ。

 ……盛り上がる場所じゃねぇだろ、そこ>ぢぶん。

 まあ、グルーミン公だろうがクララのパパだろうが、幸せいっぱい、人のよさいっぱいが武尊くんの持ち味(多分)。人徳者だなぁ。
 そこへ現れたのが大僧正。ハイ・ブラーミンです。婆羅門って刹帝利(クシャトリア)より高位なんだなぁ……。ラジャより全然偉そうだよ……( ̄▽ ̄)イヤー。もったいぶって人払いさせた揚げ句がチクリなんで、やってることは偉くはないですが。

 「ふーん、じゃあ、殺しちゃおか?」
 「(・_・)エッ....?」
 「その娘、殺しちゃったらいいんじゃん?」(大僧正の手からヴェールをふわっと取って、パサンと落とす)
 「Σ( ̄ロ ̄lll)」
 
 ふわん、で、ぱさん、てなもんです。木村パパなら、がしっ!で、べちゃん!ですよ。「コロス」のマイムだって「うぬぬぬぬ」じゃなくて、「うぬ?」くらいなもんです。コワイよ。権力者のコワサって、ある意味この「軽さ」なんじゃないだろうか。ラジャにとって舞姫の命なんて、ふわん、ぱさん、なヴェールのように軽くて儚いもの。多分、そんなこと考えてないけど。

 いや、殺すのはそっちじゃなくてっヾ(.;.;゚Д゚)ノ ……なんて大慌ての大僧正の話なんか聞いちゃくれません。「もう、決めちゃったもんねー」ってスタスタ行っちゃうラジャの後ろで、拾い上げたヴェールを手に悶える大僧正。足取り重く帰っていく彼は、ソロルの肖像画の前で一瞬立ち止まり、ガンをつけます。そう来たか。

 ガムザッティまで行き着かなかった……orz。何事もなければ続く。

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2011/04/19

正統派という変化球

 まあ状況が状況だけにというかなんというか、スチール本棚を含む検索でいらっさる人が多くて、みんな対策に苦慮してるんだなーと(苦笑)。いいアイデアがありましたら、自分も知りたいところではありますよ。とりあえず、下段に重い本を詰めて重しにするのと、2本向かい合わせに置いて、いざという時は「人という字は支え合う姿」になってもらうようにしてありますが(そして1本余ってる……orz)。

 それはそれとして、続き。

 もう自分がファンなんだかなんなんだかよくわかんないですが(笑)、武尊くんの若さからくる純愛路線はさておいて、後藤さんの生臭坊主っぷりを超える「生臭い純愛」ってのはどういうひねりになるんかねぃ? っていうのがキャスト発表の時以来の妄想どころといいますか。そりゃもう破戒僧ですから、基本。そこへもってきて、相手はどっちへ向かって何を投げるかわかったもんじゃない人と来たもんだ。まあそういう球筋を読むのが開演前の楽しみで。過去の舞台を総動員して、あーでもないこーでもないと。役の筋でいえば師直だよなあ、とかなんとかいいながら。で、結果的には。

 これ以上ない正統派(T▽T)。

 いや、泣くとこじゃないです。泣くな、オラ。だってストレートが「見た事もない変化球」のように見えるのはなぜーーー(←ぢぶんが悪いんだよ、ぢぶんが)。

 ……orz(反省)。

 それはそれとして。

 過剰と逸脱は木村さんの持ち味のひとつだとは思いますが、今回はむしろ抑制。どんなに激したときでも「身分の高さ」の枠を踏み外さなかったのが後藤さんと好対照でもあり、あるいは彼自身の当たり役であるヒラリオンへのアプローチの違いを明確にしていたかと。むしろ、ラジャとソロルの2役の積み上げの中で生まれたのが3幕の大僧正のオソロシサであり、最後の最後での変化球であったように思います。3幕に関しては、ちょっと自分の読み込みすぎという気はするけれども。ゼレンスキーの芝居を受けて、というのもあるし。

 ……まあ逸脱といえば、時々「僧院」っつうよりも「悪の秘密結社」になってましたけどね( ̄▽ ̄)。婚約式でニキヤを連れて数名で現れるところとか。トップが変わると部下が全然違って見えるのも不思議なもんだ。
 
 全然進んでないけど、とりあえず続く。

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2011/04/18

美丈夫の大僧正

 終っちゃったなぁ……。公演が終った後の淋しさはいつものことだけど、今回もぐったりほうけてたりする。幸福でもあるけれど、今日は喪失感の方がちょっと勝ってるかも。

 ラ・バヤデール最終日。主役は小出&ゼレンスキーで、この二人についてはもう見に行った人が山ほど書くだろうし、多分、自分もそれほど違うことを感じたとも思わないので、木曜よりもパートナーシップがぐっとよく、小出ちゃんもよりリラックスしていい踊りになってたと思うことだけ付記しておいて、そのほかのこと。

 というか、もうヲタのためのヲタのエントリだからね。うん(←開き直り)。

 ぶっちゃけた話、ほかの大方の木村ファンと違ってといいますか、自分は彼の大僧正にそんなに執着してなかったんですよ(笑)。自分にとってはソロルを踊るかどうかが決定的な関心事で、あとは「出番があるかどうか」の問題に近かった。大僧正は5年先でも十分(それ言ったらラジャは10年先でもできるけどー 笑)。ソロルはもう待ったなしだ、という気持ちの方が強かったし、今でも実のところそう。

 とはいえ、今回はやられたな(笑)。今回は、じゃなくて「今回も」だけど。毎回毎回、こんな風に屈服しちゃうんだ、結局は。

 久しぶりに「美丈夫」という言葉を思い出しました。もう何度となく「美しい」と書いてきたから本当に今さらなんだけど、でも美しかったですよ(笑)。「ミラー」の時とはまた違う美しさ。あの時は若々しくてびっくりしたけど。今回は存在感というよりむしろ威圧感とでもいうような。日本というか、仏教圏でいうと、お寺の偉いさんになるために王室から出家するアレに近い感じ。美しくて丈夫。……じゃなくて(丈夫だけどさ)、位が高くて権力もあって徳も(もしかしたら)ある「大僧正」。
 そんで、思いの外ストイックでした。実際、もう少しエロ系で来るかと思ったんですが(当人比ね)、身分と立場をわきまえたポーカーフェイスが逆にコワイ(笑)。

 相変わらず、群舞とのコンビネーションが上手いです。8人の巫女などは、毎回それぞれに踊っているはずで、木村さんの方がそれに合わせて自分の動きを決めているのだというのは頭ではわかるんだけど、彼の手が踊らせてるように見える。ある種のユニゾンにちがいないんだけど、それを自分の方へ引き寄せてしまうといえばいいのか。いつもながら見事だなー、と思う。「ちょっとしたテクニック」なんだろうけども。
 
 前日の後藤さんの大僧正を見ながら気になっていた3幕をどうするつもりだろうと言う話その他はまた明日。
 

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2011/04/17

バヤ、マイ2日め。

 とかなんとかいいながら、すこっと寝落ち(笑)。軽くメモだけ。

 初来日のマシュー君(頭ちっちゃ!)は、ちょいと男気があり(笑)、最終幕は熱かった。海賊のアリとかでも見てみたい。コーラスとかも似合いそうな感じだ。3幕のランチベリーの編曲は、ソロルの「失地回復」のテーマがあるけれど、そこをうまくつかんで盛り上げてたなぁ。

 水香ちゃんの踊りはやはりフォトジェニック。マイムとか、お芝居の部分ではかなりいいのに、踊りになると「踊り」になっちゃうのは、そういうもんだと思うべきなんだろうなぁ。ガムザッティとの対決とか、大僧正への拒絶とか、そういうまとまったお芝居のところはかなりよくて、「踊り」も「踊り」としてはよくて、でもそこの間がぶつっと切れちゃうような。それでも初演の時よりはかなりドラマが見えるようになったのは、相手がマシュー君だから、というのもあるのだろうか。

 マグダヴェーヤは高橋さん。端正で上手くて役のイメージにはぴったりなんだが、なんとなく松下さんのマグダヴェーヤの方が「情がある」感じがするのは、端正すぎなのかな。

 田中さんは、婚約式の冒頭あたりはちょっと連投の疲れが出てたかも。木曜日よりも、ソロルへの恋心は前面に出てた感じ。初演時に比べるとオーソドックスな気がするのは、初演のソロルがひねりを入れてたからなんだろうなあ(笑)とか。今回は、あのラジャにしてこの娘ありですなー(笑)。

 で、あのラジャはラジャ的楽日だからかなんだからか、マイペースにやりたい放題つうか、なんつうか(笑)。木曜は婿殿の値踏みに余念が無かったようですが、今日は自分の決めた婿と、自慢の娘と、自分の悪企みにご満悦でありました。飲んでるうちに気持ち良くなっちゃって、娘の見せ場のイタリアンフェッテの前にばたばたしてやんの( ̄▽ ̄)。 
 なんてこともしつつ、婚約式のソロルの態度でニキヤ殺害決行を決心する一瞬があったり、それをもう一度逡巡したり、という積み上げでドラマそのものを作っていくのは、やっぱり木村さんならではでもあるのだな。
 チェスは2戦2引き分け。あれは打ち合わせがあるんだろうか。それともアドリブなんだろうか。

 大僧正って、3幕になるとしどころがないんだなぁ。その「しどころのなさ」をどう攻めてくるのか、来ないのか。楽しみー♪

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2011/04/16

4月16日だから

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 地震だ残業だでばたばたしている間に、気づけば今日は4月16日。

 日付が変わらぬうちに、がべさんに、お誕生日おめでとうを。


 今日の舞台については、お風呂に入ってから。


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原発関係の新装版など

 土曜は出勤指定日だけど、このところの業量だったら出るまでもないやね、と思っていたら、今日になってぼかーんと数字が上がって、しょうがないので午前中だけ出勤することに。確かにこの時期は例年、GW需要を見込んで新刊冊数は上がるんだけど、こりゃ極端な、と思っておりましたら、来るわ来るわ、防災と原発関係本が。さすがに1ヶ月で配本まで来るものだから、大概は改訂/新装/増補版だったりしますが、中には「名著復刻」というべきものもあります。  

 鎌田慧「日本の原発危険地帯」。かつて「日本の原発地帯」のタイトルで出たものの改題新版。うちに文庫版はあるはずなんだがなー。堀江邦夫氏の「原発ジプシー」も5月下旬に現代書館から増補版刊行の予定。初版が出たのは79年ですが、あれからどの程度変わったのか、変わってないのか。うちの本の仕分けの最中に、被曝労働関係のパンフレットがいくつか出てきたけど、発行元は山谷/寄場関係の団体。以前から今に至るまでそういうもんだと自分は思っていたけど、世間的にはそうでもなかったのがわかったのがこの事故の後だったりする。

 高木さんの本も新装版が出ました。18日書店搬入。

  


 帯の仁三郎さんの笑顔に「きゅん」です。このかん、なんども彼が生きていれば何といったろう、と思うことがあります。あれからどれくらい経つだろう、とダンナと言ってはいたのですが、もう10年以上も経ってるんだ……。

 仁三郎さんはもちろん、反原発運動を引っ張ってきた人だけど、それ以上に、自分は「市民科学者」という考え方がとても新鮮で、かつ貴重なものであったと思います。情報室は、80年代末から10年ほど機関誌を取っていて、ブックレットなどもだいぶあったんだけど、引っ越しを重ねる間にずいぶん手放してしまったなぁ。セラフィールドの資料もあったはずなんだけどな。
 現場でお会いする仁三郎さんは、時に熱く、時にやさしくて、笑顔の素敵な人でありましたよ。こんな形で復刊されることになるのは、不幸なことではあるけれどな……。

 東中野のポレポレ座(これ)では、4/23から「チェルノブイリ25年」記念特集が始まります。30日はポレポレに行くべきか、丸木に行くべきか……。

 ついでながらに。アクアマリンふくしまの復興ブログ(これ)。被災した時の様子なども書かれています。いちばん大きな津波は、当日の夜8時だったそうです。義援金の送り先も出ています。ここのユーラシアカワウソは今、上野動物園で「避難生活」をしています(これ)。しかも1頭は地震後しばらく隠れていたらしい……(笑)。

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2011/04/15

バヤ、マイ初日。

 東バのバヤデール、マイ初日。「ダンス・イン・ザ・ミラー」からまだ2ヶ月なんだけど、半年くらい経ったような気がします。長かったよー 。・゚・(ノд`)・゚・。 。本当に。海外遠征で3ヶ月くらい見られないことはあったけど、こんな風に長く感じたことはなかったなぁ。今日は2階下手のB席。コストパフォーマンスのよいお気に入りの席なのだ♪

 今夜の主役は小出さんとゼレンスキー。ゼレは前々回のマリインスキーの来日で「海賊」を見たきりだと思うのですが、その時よりも調子がよいのではないかと思います。ジャンプのキレがよく、特に前に向かうシンプルなジュテだと「ふわっ」と浮く。頂点でもう一度浮くのを何度か見られました。マネージュのキレもいいしスピードもある。回転も速い。なのになんとなくもっさり見えるのは、衣装のせいもあるだろうなぁ(笑)。

 小出さんは、復帰してから踊りが変わったような気がする。シャープになったというか、強くなったというか。今日は影のコーダのアレグロがすごかったです。お口ぽかーん、ってなりそうな速さと正確さ。強いニキヤだったなぁ。個人的には、1場のソロルとのPDDの前のソロがよかった。肩の開き方に、幸せが身体の中に立ち上ってくるような、そういうニュアンスがある。
 二人の間にもう少し通い合うものがあってもよかったかなー、と思うのですが、そこは日曜に向けてぐっとよくなるような気がします。

 ぢぶん的な今日のお目当てはなんといっても井上くんの初ブロンズ。いやもう、かわいいのなんの! 鋳造途中で命が入っちゃったみたいな柔らかい仏像。ひざを着くジャンプではちょっと滑ってたみたいですが、ほかの着地は全然音がしなくて柔らかく決まるし、高速シェネもきれい。なんというか、水銀の球がころころ転がっていくような。いやー、もう一度みたかったなぁ。

 武尊くんの大僧正は貫録が出たなーと思いきや、冠を取るとやっぱり若い(笑)。青年僧正の純愛。まあ友佳理さんに頭っから叱られてた前回に比べれば(笑)。パ・ダクションの矢島さんと森さんがかわいいよー(←オヤジか、ぢぶん)。

 田中さんのガムザッティは「ラジャの娘」。ちょっと大人っぽい。ソロルに恋していたというよりも、親の決めた「自分にふさわしい相手」。それがアダージョの途中で心を開いて恋する瞬間がある。3幕の結婚式でのソロがすごくいい。もうソロルの心が自分には戻ってこないことを知っていて、でも絶望の中でも「ラジャの娘」として結婚式に臨む、そんな強さ。

 木村さんのラジャは、奈良さんにはちょっとクールで、高木さんには「うちの娘いちばん!うちの娘世界一!娘のためなら何でもやるぜ!」なベタ甘のパパでしたが、今回はヴェールを取った後の「どや!」もなかったので、コワモテの強い領主さまかなー、と思っていたら、ガムザッティのバリエーションになったとたんに「うっとりー、デレデレー」なパパンになってました(笑)。あの衣装にあうけど、身体のラインが全然見えなくてもったいにゃい(ノ_-。)。

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2011/04/14

誰にも見えない、ので。

 東バのバヤ初日は、余震もなく、無事に終了したようです。よかった、よかった。自分は明日から。井上くんの初仏像、小出ちゃんの初ニキヤ、田中−木村の親子初顔合わせ(笑)と初物たっぷりですが、ゼレの全幕ソロルも自分的には初。楽しみだなー♪ ゼレのソロルはマイ衣装だそうです。

 さて、この間飛ばしちゃった話題。

 こういう事態になると思いだすのは同じことらしく(笑)、うちにも「ランキン・タクシー」のアレで検索していらっさる方がこのかん多いので、この際ってことで。
 基本、「著作権/肖像権侵害に当たる画像/動画」は載せないのがうちのポリシーですが、ランキンはどうなんだろうな。黙認か、公認か、不許可か。日曜の高円寺でも頑張ってたみたいですが。

 で、「アレ」。「誰にも見えない、匂いもない」(CD「火事だぁ!」所収)ですね。「放射能強い 放射能エライ/誰も差別しない 誰にも負けない」というアレ。
 いくつかアップされていますが(以下のリンクはすべて、音が出るので注意)、歌詞をきちんと堪能したいならこちら(字幕つき)。このかんの状況にあわせて作られた動画はコレ。いやー、いろいろ笑わせてもらたけど、惜しむらくは民社党が社民党と間違えられちゃってるよ(笑)。民社党っていう党があったんですよ、当時は。塚本三郎のところ。もう「歴史」なんだなぁ( ̄▽ ̄)。「光GENJI」は「ジャニーズ」とかぶるからあえてああなのか。「一次冷却水」以降は頭を「1/2/3/4」で当てろとか、「イヤイヤヨー」はやっぱりヒヨコに歌って欲しいとか、その辺りは後続クリップを待ちまショー(←煽るな、こら)。しかし、久しぶりにベン・ジョンソンを見たな(笑)。
 
 自分がコレを最初に聴いたのは、88年の「NO NUCES」でしたが、ちょうど昭和Xデーの真っ最中
。MCのランキンが曲の間に「本日のご容体!血圧!」って不謹慎ギャグをやってましたなぁ。「カブ音曲を自粛しない!」っていうんで、カブ持ってデモするとか、当時もいろいろありましたっけか。

 95年のもんじゅの事故後のニューバージョンはこちら。「電気を大切にね♪」の「トワイライト・ブルー」は上がってないようです(煽るな、こら)。「東京電力に「電気を大切にね♪」と言われるのは説教強盗のようなものだ」と言ったのは景山民夫だったろうか(うろ覚え)。

 で、「誰にも見えない、匂いもない」といえば思いだすのは黒沢明の「夢」。「夢というのはすべからく悪夢」とでもいうようなオムニバス映画で、まあ巷での評価はあまり高くなかったと記憶してますが、これは「八月の狂詩曲」同様、他人の評価とは別に、時折無性にみたくなる映画であります。笠智衆といかりや長介に尽きるなぁ。8話の中では個人的には4話の「トンネル」がいちばん好きですが、それはおいといて。

 6話の「赤富士」です。富士山のふもとにある六基の原発が爆発する話。8話の中でも10分足らずと短い話です。松竹にケンカ売ってるんかいっていうキッチュな映像で、こんな風には爆発しないような気もしますが、そこは「夢」だから(笑)。「赤いのはプルトニウム、黄色いのはストロンチウム」。「誰にも見えない、匂いもない」放射能は危険だから、放射性物質に着色する技術を開発した日本。でも、今の状況をみると、着色しといた方がよかったんじゃないかとふと思ってみたりもする(自嘲)。

 続く「鬼哭」。これは「赤富士」の後日談だと思っていたら、核ミサイルによる「来世」だった。覚えてたのは巨大たんぽぽと斜面を転がるように降りていく寺尾聡くらいだったなぁ。久しぶりに某所で見ましたよ。

  

 「火事だぁ!」はまだ売られているのか。そして名盤「WATATING」は廃盤なのか。原発ソングが2本も入っていたのがいけなかったのか。過去エントリでも書いたので(コレ)、こちらもどうぞ。

 さて、明日からしばらくはKさんモード〜♪(←禁断症状中)

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2011/04/13

桜とか柳とか余震とか

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 いろいろとやる気が出ないのもありまして、先日の石神井での写真など少し。桜というか、木の花っていうのは青空あってだよなぁ。やっぱり。


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 桜も満開でしたが、柳の新緑がそれに負けず劣らず(というよりそれにも増して)きれいでありましたよ。落葉松の新緑を見に行きたいねぇ。もう何年も見てないなぁ。


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 こちらは多分ホウキモモの類い。公園ではなくて、公園の近くの家の庭で。前にも書いた通り、石神井公園というのはほぼ「池とその周囲」なので、「家の前が池」みたいな場所も多く、こういう人手の多いときにはさぞうるさかろうなー、というお宅もたくさん。まあご立派な家が多うございますけれども。

 東バは今日から劇場入り。もう初日だもんなぁ。今日も東京でも大きめの地震があったし。朝の山手線はぎゅうぎゅうというほど混んではいないんだけど、周り中からあの「きゅいきゅい」いう携帯の地震速報の音が聞こえてきて(自分のは未対応機種)、あれはちょっとびびるなぁ。車内で年配の女性が一人、プチパニックになってました。「こわい、こわいーーっ!」ってずーっと叫んでいて。声をかけてあげられるほど近くにはいなかったんだけど、確かにあの音は、このかんの学習経験もあって、人を不安にさせる。かといって、茫洋とした落ち着くような音(たとえば船の汽笛とかししおどしとか)では用をなさないような気もするしな。

 東京では震度3くらいは以前からそう珍しくはなかったけど、4というのは今まではそんなに起きるものでもなかったように思います。自分が覚えている(印象的な、ということかも)いちばん大きな地震は78年の宮城県沖地震のときだったかもしれないなぁ。うちの辺りは大概、道路側はブロック塀だったから(家同士の仕切りは万年塀)、行政の指示で補強工事やったりしてましたねぇ(←この時の地震でブロック塀が崩れて下敷きになって死者が出たのが問題になった)。

 その時だったか別の時だったか、震度4の時。テレビのニュースで、銀座でインタビューに答えていた白人女性が、「ソ連から来た。本当に怖かった。生まれて初めて地震というものを体験した。もう二度と日本には来たくない」と言っていたのを思い出します。「ソ連」といってもデカいから(笑)、どこいらの人かはわかりませんが、地震にまったく縁のないところの人だったんだろうなぁ。「生まれて初めての地震」がコレじゃあ、二度と来たくないよなそりゃ、と妙に納得しましたよ。

 どうか無事に初日の幕が開き、千秋楽の幕が降りますように。

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2011/04/12

見えない光の矢

 Amazonへのリンク貼ろうとしたら記事がトンだ。悲しいから寝るけど、これだけ。

 館野公一「見えない光の矢」。ご本人のアップロードだから埋め込みでもいいだろう。

 詳しくは過去エントリ(これ)を。今あらためてこの曲を聴いて、どきんとするのは、「見えない光の矢が壁のようになって襲いかかってくる」というフレーズ。放射線は1本じゃない。そんな当たり前のことを今さらのように。そして「バケツでウラン」。もうみんな忘れたかも知れないけれど。
 本当は「花のチカラ」の方を探してたんだけどなぁ。

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2011/04/11

北上のトーク/石神井の花見

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 地震から一月経つものの、家の中はたいしてかわらんなぁ。片づいてるのか、片づいてないのか。

 北上から6月の「白鳥」のチケットが届きました。チラシは入ってなかったけど、ホールの広報誌が同封されてました。ホールのサイトにあったチラシの画面には「トークあり」とあったけど、当日ではなく、5/8に「バレエトーク&ストレッチ体験」という形であるようです。去年の横須賀とかと同じパターンかな。講師は高木さん&田中さん。それは聞きたい! けど、さすがにそのために北上までは行けないし、当日だったら主演の二人のトークは無理だもんねえ( ̄▽ ̄)。……いや、これでK村さんだったら……。別の人でもいいから、当日もトークないかなぁ。

 そういえば金曜だったかな? NBSからバヤのゲスト変更のハガキも来てましたっけか。

 今日は、洗濯して、毛布も洗って、選挙行って、クリーニング屋に行って。そんで、その時間からは遠出もできないけど、近くでぶらっと花でも見るかな、ってなわけで、石神井公園までぶらっと。冒頭はその写真。

 いやー、石神井的には結構な人出でした。商店街がお祭り状態だったもんなー。石神井公園てのは、石神井池+三宝寺池の周囲のやたらと長っぽそい公園で(こんな感じ)、シートを敷くような場所は限られてるから、もう歩道脇で宴会、みたいな状態。石神井池はボート(主に足漕ぎ)でいっぱいだし。池が細長い分、ボートは乗りでがありそうだけども。そんな中、釣りに来てるオジサンたちは、黙々と釣りしてるし。

 Img_2583

 空が今一つなので写真もあまり映えないけれど。桜以外にも何枚か撮ってきたので、おいおいに。帰りは商店街の豆腐専門店で豆腐とゴマ豆腐と豆腐水餃子など買ったりして、充実したんだかしないんだかよくわからない1日でありましたよ。

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2011/04/10

千葉からの野菜

110409_11590001 近くの駐車場で。急に暖かくなったので、いろんな花が一斉に開いたような気がします。
 
 やっぱりダラダラな土曜日。先週壊れた(壊した?)角形ハンガーを買いに行かないと洗濯もできないので、とりあえずホームセンターに行って、ハンガーとついでに家具の下に敷く転倒防止のすべり止めを買って、そろそろしまってもよさそうなセーター類を洗って。

 毎月取っている野菜パックも届きました。先月はちょうど地震の翌土曜日が予定配達日。93年に取り始めてからずっと担当してくれているノリコさんから電話があり、箱詰めはもう終っているけど、運送屋(宅配便)が来れなくて出荷できないとの連絡。結局、月曜に不在通知が入っていて、火曜の夕方に受け取ったのでした。

 自分の取っている「ワンパック」(これ)の畑は成田にあります。ノリコさん一家をはじめとした無農薬・有機・微生物農法で野菜を育てている農家、研修生・卒業生の作る農業グループが、それぞれで収穫した野菜を詰め合わせて出荷しています。基準値を越えた葉物が出て以来、ノリコさんの畑はどうなるのだろう、30年以上もかけて作り上げた土もダメになってしまうんだろうか、という心配は、自分の気持ちを重くする要因のひとつでした。

 今日の「ワンパック」からの「おたより」には、概ね以下のようなことが書かれていました。

 国の安全基準に疑問はあるが、今はこれを目安に対策するしかなく、出荷を続けていること。それでも放射線が大気中にあり、野菜にも付着しているだろうことは事実なので、お休みしたい人、根菜だけ欲しい人は連絡して欲しいこと。付着した放射性物質は土と同様に考え、洗う(そしてゆで流す)と減るということなので、葉物は井戸水で水洗いして出荷すること(浄水場の水ではなく)。そして、自分たちの作物に自信が持てなくなったら、出荷は自ら停止するとのこと。
 そのほか、被災地の炊き出しなどに野菜や玉子をできるだけ提供すること、各生産者が作付を増やして長期の避難生活に使ってもらうことなどを決めたそうです。

 幾度かあった、ワンパックの「分岐点」でも、自分はノリコさんを信頼して20年近く野菜を食べてきました。これからも、彼女たちが「出荷する」と判断する限り、その判断を信じています。安全なものが食べられるかどうかというよりも、信頼できる生産者がいるということが、そのことだけで幸せなんだな、と思います。不思議なことに、自分とノリコさんは一度も会ったことがないんですけどね。

  

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2011/04/09

絵本、その後

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 今週は土曜出勤日だけど、一人か二人出ればいいくらいの業量だったので、ほかの人に任せてお休み。4月に入ったばかりなので、毎年年休を余らせるロートルから順に休みを取る事に(笑)。というより、昨年秋に復職した人がまだ無年休なので(昨年の出勤日数が足りない)、その人は仕事があろうがなかろうが
出ざるを得ないってことなんですが。

 先日のエントリで触れた、「絵本プロジェクト」ですが、盛岡では受け入れを一時ストップしているそうです(こちら)。本がたくさん寄せられたために作業が追いつかないとのことで、受け入れ可能になれば、HPでお知らせがあるようです。仙台は引き続き受け入れ中。ほかに小淵沢でこのプロジェクトを続けている方々が、全国からの受け入れを18日まで継続して行うそうです(こちら)。仙台は強い地震があったばかりですし、受け入れ先がパンクしないように、小口のものは小淵沢にお願いするのがよいかもしれません。杉山さんの日記(こちら)には多くの「ヒント」が含まれています。

 小淵沢はもちろん、多くの絵本関係の美術館があり、作家が住む街。だからこそこれだけの大きなプロジェクトの運営もできるし、市役所も場所提供などの協力をしてくれるんだなあ、とちょっと感慨深かったり。新卒で絵本の担当になって最初の「出張」は、小淵沢の松村太三郎さんとの仕事でだったので、まあいろいろと思い出すこともあったりします(帰りに乗り換え間違えたりとか( ̄▽ ̄))。

 函館でも、同様のプロジェクトが始まったようです(こちら)。仙台での受け入れ先の「あゆむネット」のサイトも立ち上がりました(こちら)。

 「文庫活動」というのは古くから続けられていますが、正直最近はどうなんだろうなあなどと思っていたのですが、たいした底力ですよ。こういう地道な活動が、いざというときはものをいうんだなぁ。

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2011/04/08

ゆりかえし

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 久しぶりに定時であがれたので、スーパーに寄る。朝、よく寄る、会社のそばの100均ローソンもそうだけど、なんだか申し訳ないくらい、物はある。ヨーグルトなども、1家族にいくつ、という制限はあるものの、かなり戻っている。納豆は、自分はまったく食べないどころか………なので、まったく興味の外なんだが、お弁当の友として愛用していたパックのメカブはない。あれは三陸産だったものなぁ。

 かくて、1週間ぶりにおうちごはん。食後だらだらと寝て、そろそろ起きるかなーと布団の中からテレビを見ていたところで、震度3。「大きい」というより「長い」。かなり長かった。同じ震度なら、うちよりも会社の方が揺れがひどいけど、会社での地震は昼間な分だけまだいいような気がする。

 11日のすぐ後は、会社で地震があっても、みんなどこかしら「地震慣れ」していて、多少の揺れならそのまま仕事をしていたけど、この頃は震度2くらいでも悲鳴が起きたりする。これもある種の「揺り返し」なのかな。

 土曜は出勤日だけど、現在の着荷状況だと微妙。3時アガリだから、その後上野あたりでぶらぶらするかな、と思っていたけど、出勤自体が必要ないかもしれないなぁ。うーむ。そもそもこの暖かさで、桜がそこまで持たないかもしれない。桜よりもカイドウが見たいかな。開き切ってないヤツ。そして桜は染井吉野よりも寒桜、あるいは枝垂れ桜が好きなのであった。

 いろいろと、言わんでもいいことを書きそうな気がするので、こんなところで。六ヶ所の非常用ディーゼルがもちこたえますように。


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2011/04/07

カンフェティとか、松山の払い戻しとか

 しばらく前に、ぴあから松山の「白毛女」の払い戻しについての通知が来ました。4/29の府中の分。5月のオーチャードは開催されるので、バレエ団の意向というよりも、府中のホールの事情かな。府中だと計画停電の影響はあるだろうな。オーチャードへの振替ができるとの情報もありましたが、少なくともぴあ購入分に関しては払い戻しのみ。そもそもオーチャードの公演自体が、ぴあ発売分は完売だから、振替もなにもないやな。ぢぶんはオーチャードで取れた席がちょっと不安な場所だったので、府中の方で好みの場所を取ったという経緯なので、とにかく1回は見られてよかったな、と。払い戻しは8日〜30日です。

 「カンフェティ」の今月号に、その「白毛女」に向けての森下さんのインタビューが出ています。内容からすると、多分地震の前だったんじゃないかな。「(主人公の)痛みは半封建時代の多くの女性の痛みであり、それを乗り越え、命を慈しんで生きることができるようにという平和への強い意志を感じて頂ければ」とのこと。松山にとっての最重要演目でもあり、おそらく「清水イズム」がいちばん発揮されるであろうこの演目は、自分も何度かアンケートに「見たい」と書いたものでもあり、いろんな意味で楽しみなんですよー。

 今月号はほかに、チェロのハンナ・チャン、伊藤キムなど。伊藤キムはティーファクトリーの「豚小屋」へ向けて。「ダンスという手法に可能性を見出せなくなっていた」とて挑む翻訳劇。うーん、「輝く未来」もいつか見たいと思いつつ、うかうかしてたら見逃しちゃったんだよな。こういうことがあるから、見られる時に見とけ、って思うんだよね。


 なんというか。このところの「舞台芸術」だか「アート」だかをめぐる動き……というよりも、動きに対する動き、というべきなのかな。数多く行われる「チャリティー」も含めて、自分の中では何かごろりとした違和感があるわけです。現象として逆を向いているものがメンタリティとしてはまったく同じ、というのは往々にしてあることだけど、今回も自分にはそのように見える。丁寧な言語化が必要なんだけれども、この違和感だけはとりあえず手放さずにおきたいな、と。

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2011/04/06

大僧正キタ━━(゚∀゚)━━!!!

 そんなこんなで、結局今日も9時まで会社にいたなぁ。そんで、会社のそばの王将で炒飯餃子。半炒飯だと足りないし、炒飯1だと多い(苦笑)。

 で、帰りの電車でメールチェックしてたら、アッサンブレのメルマガで4月のバヤのキャスト変更のお知らせがΣ( ̄ロ ̄lll)

 ……まあ、多くの人と同様に「ゲスト来日は無理かもー」と思ってたわけですが、まさかゼレンスキーを引っ張ってくるとは思わなかったよ! いやあ、久しぶりにびっくらこいた。マカロワ御大すげーなあ……とまあ感心してましたら、最後の方に、ついでのような変更のお知らせが。

●4月17日(日)3:00p.m.

ブロンズ像:宮本佑宜
ラジャ:柄本武尊
大僧正:木村和夫

 …………(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ

 あわててiPodのスケジュールで座席チェックしちゃったよ。うん、17日は3日取った中でいちばんいいとこだ(ちょっと後ろ目だけど)。しかも14日も「上から見る日」用に取ってあったから、ブロンズも井上くんと宮本くんと両方見られる( ̄▽ ̄)アンシン。マグダヴィアは当日までわからないのかなぁ。
 
 それにしても、小出ちゃんとゼレンスキー。もう、どうみてもイケナイおじさんに翻弄される可憐な少女とみせかけて、でもぢつはそっちが一枚上手で取り殺しちゃう、てな話になりそうなならなさそうな(どっちだ)。そこへかんでくるのが田中ガムで木村僧正で武尊パパだ。すごい配役だなー。武尊パパは娘の言うことならなんだって聞いちゃいそうだし、弾隊長の不遜っぷりがどこまでいくかも何気に楽しみだ。……あ、チェスは兄弟勝負になるのか(←全幕を通していちばんどうでもいいとこ)。

 で、6月の白鳥ですが。

 自分も発売日にさくらホールでチケ取りをした口ですが、日曜の昼間に本の仕分けをしていたら、さくらホールさんからお電話がありまして。「ヤマトさんの話だと、期日指定じゃなければ送れるそうですがどうしますか?」というので、そのまま指定なしで送ってもらうことにしました。ほうしたら、なんと月曜の夜に帰宅した時には、不在配達票が入ってましたよ! 電話で、「大変な時にすいません、すいません」と言ったら、ホールの人が「うちは全然だいじょうぶですからー」とおっしゃってましたが、1日で来るとは思わなかったな。日本の物流をなめちゃいけない。
 この土曜は出勤日なので、日曜の午前に再配達の依頼をして、一応の決着。アッサンブレ経由のチケットも、おっつけ連絡がくるんじゃないかしらん。

 神奈川芸協からはDM。今回はダンス関係はなし。6月のシュツットガルト管の案内があったけど、その頃までにはなんとかなるのだろうか。
 ぢぶんは、パンダももう公開しないで中国に返して欲しいし、マールイの夏の来日がなくてよかったと思うくらいだから、海外の動きに関してはあまり驚きません。各国の渡航制限その他に関しては、放射能や電気事情のほかに、この3ヶ月以内は余震に対する警戒があるだろうし、何よりも日本政府の危機管理能力のなさが大きく響いていると思うし。例えばこれが中国で起きた地震と原発事故だったとして、中国政府と公社が今の日本政府と東電と同じ対応をしたとしたら、「あなた」がどれだけ中国バッシングをして、中国の食品を買わなくなるか。

 ドイツからの文章をひとつ、ご紹介(こちら)。
 文章を書いている梶川さんは、自分の間接的知り合い(友達の友達レベル)で、ドイツ人と結婚してドイツで子育てをしている女性です。親兄弟は東京在住です。11日に地震と事故のニュースが入り、それから急遽よびかけた12日の行動では、6万人が原発施設からシュツットガルトまで45キロの人間の鎖を作ったとの話が出ています。かの地でのエネルギー問題への意識の高さと行動力は、日本とは段違いなのは自分の少ない経験に引き寄せてもわかります。これが「チェルノブイリと地続きの土地の人々」でもあるわけです。

 別記事だけど、ラルフ・ネーダーも元気だな……。

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2011/04/05

ちょっとお疲れ

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 京都のどこだったかの寺の苔。一昨年の9月かな? バヤ遠征の時の写真。

 「会社に12時間はいない主義」なんだけど、11時間はいるなぁ。はー。研修が入ってる分だけ疲れるのは確かなんだけど、例年通りだと、研修が終って新人が使い物になる頃には仕事自体がヒマになるという(笑)。

 そんなこんなでネタもないので、業界的コネタというか。今年の東京国際ブックフェアは予定通り開催(これ)。今年のテーマ国は「スペイン」だそうです。なんでスペインかはよくわからないけど。ちなみに去年はサウジアラビア。

 都知事選の看板を見ながら、もう上田哲も太田竜もいないんだなあ、とぼんやりと時の流れを思う。なんやかんや言って、ドクターが出なくなったら、それはそれで淋しい気持ちになるんだろうなぁ。入れたことも入れるつもりもなくても(笑)。
 

 

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2011/04/04

発送

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 浜松のアシカ。

 そんなわけで、絵本と児童書とりまぜて20冊ほど箱詰め。間にアンコがわりに詰めるような文具か何かがあるかと思って在庫抽き出しを眺めてみたところ、……どういうわけが水のりばかりが4つも5つも( ̄▽ ̄)。ナンデマタ。
 水のりだけ詰めてもしょうがないからねぇ。おいっこめいっこもいないし、ダンナの息子は30過ぎだし、子どもには縁のないせいかつだからなぁ。

 というわけで、家にあったうさぎとくまをいくつか、5/31のお誕生日ぐまにもシヴァの替わりに仙台に行ってもらうことにして、アルコールできれいに拭いて、箱の隙間に押し込みました。誰かのおともだちになれるといいね。
 箱は、夕方にローソンから発送。仙台は配達不可地域になってはいませんが、「一応明日着くことになってますが、実際には遅くなるかもしれません」とのこと。

 「被災地」と一言でいっても、地域によって実情は(当然のことながら)だいぶ違うだろうし、ニーズも多分、それぞれに全然違うと思うので、こちらからもいろいろアンテナを張っておくことが必要だと思います。うっかりしてると1週間なってすぐ経っちゃうもんなぁ。

 ダンナも、3/31付けをもって、無事に30数年間勤め上げた(?)区役所を退職しました。実際はあと1年あったんですが、この数年ですごい勢いでボーナスや退職金が下がっているので、本人が言うには「辞め時」とか。身体が動くうちに撮れるだけ撮りたい、というのもあるようです。ぢぶんとしては、退職金が出る形で辞められてよかったなぁ(^▽^)と。マジです。

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2011/04/03

絵本を送る

 夕方歯医者に行って、終って待合室で会計を待っていたところで震度3( ̄▽ ̄;)イヤー。終った後でよかった。あと5分早かったらレントゲン室にいたよ。受付のお姉さんによると、11日の本震の時も、「本当に痛くてたまらない患者さん」はやっぱり治療してくれっていうんで、あの揺れの中で、ちょっとやっちゃ揺れ、ちょっとやっちゃ揺れ、ってな具合にやってたんだそうです。削りかけでやめちゃうわけにもいかんのだろうけど、医者も患者も根性だなー。

 本の仕分けをしながら、絵本と児童書を被災地へ送るプロジェクト用にいくつか取り分ける。といっても、うちにあるものは大した数ではないんだな。かつてはそれを仕事にしていたけれど、もうそれから何度も引っ越してるし、手元にあるのは絵本といっても「大人向け」に近いようなもの。わらべうたとか、マザーグースとか、ツヴェルガーとか。

 それでも10歳くらいの子なら楽しめるかも? と思って、とりあえず再生作業。ぢぶんはいつもアルコール入りのウェットティッシュを使います。天の部分は入念に。ホコリと汚れが落ちたら、乾いた布でふき取って。カバーの汚れは消しゴムを使うとキレイになる時もあります(材質によりけり)。本当は、会社でグラインダーかけちゃえば早いんだけど、そうもいかないよなぁ(苦笑)。

 こういうのは本当に難しいんですよ。今まで手元に置いていたくらいの本だから、自分としてはとても気に入っているけれど、それが子どもにも気に入るかなんてわかんないですからね(←プロだったくせに)。大人が郷愁でよいと思うもの、大人からみて優れた絵だと思うものを子どもが喜ぶとは限らない。自分が小さい頃好きだった本を、今の子どもも好きだとは限らない。長く愛した本も、他人から見ればただの汚れた本。思い入れと他人の評価にギャップが出やすいものだからねぇ、本っていうのは。 まあ本当に自分の本が役に立つかはこころもとないんだけど、とりあえず送ってみようと思います。

 詳しくはこちらを。本の送り方などが出ています。同じサイトの中のこちらから、現地の状況も読めます。あとはこちらも。

 先週はうちの会社でも、独自の募金が行われました。東北にある支店・グループ会社の社員のための募金です。幸い、社員とその「同居の家族」レベルで亡くなった人はいなかったとのことですが、家が壊れて住めなくなったというケースはいくつかあり、その人たちへのカンパとなるとのこと。

 復興へ向けてのニュースを見ると、日本の同業者同士の相互扶助力は、まだまだ強いなー、と妙なところに感心します。ぢぶんも流通でがんばってる人を見ると、「よし、やるぞ!」と思ったりして、意外なところで「階級的連帯感」を発揮したりするしな( ̄▽ ̄)。

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2011/04/02

倒れた棚、倒れなかった棚

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 先日、地震でダメになった備品に対するプチ現場検証をやり、今日の残業時間にとりあえずぢぶんの机の取り換え作業。いわゆる事務机ではなく、バブルの頃(?)に流行った二人掛けのユニットなんだけど、後ろから倒れてきたキャビネットをモロに受けて、隣の席の天板が「ガラスはめてトレス台にするのにちょうどいい角度」くらいに手前が下がっていたのを、昨日付けで廃止されたセクションの机と交換しました。ちなみに3台あったキャビネット(というか、施錠できる扉のついた本棚)のうち、1台は隣の席にまっすぐに倒れたおかげで、机は折れたけど扉のガラスは割れずにすみ、自分の席に倒れてきた2台の方は、1台が自分の机の角に当たり、もう1台がその上に折り重なって、計4枚のガラスが完全に粉砕。地震後、3台とも扉を外してただの本棚として使っていましたが、そのままただの本棚として(笑)使うことになったようです。ガラスがないから前より安全(笑)。

 自分たちはといえば、揺れ始めた当初はあんなに大きな地震になるとは思わず、とりあえず二人で揺れるキャビネットを手で押さえていて、離れた場所の同僚から「机の下に入ってえええ!」と叫ばれたりはしたんですが、手を離すとそのまま倒れてくるんで離せないんですよ(苦笑)。そうこうするうちに、扉の中の本がもうガラスを破って出てくるんじゃないか、というくらいに大きな揺れになったので、「真ん中へ!」と叫んで、2人で部屋の中央にあるよそのシマへ走って逃げ込みました。

 ……机の下になんか隠れなくてよかったねぇヾ(_ _*)・・・。と、一時避難先の公園から帰ってきて、みんなでしみじみと(というか呆然と)現場にたたずみましたよ。椅子の背にかけてあった「置きカーディガン」はガラス片で裂けちゃったので廃棄。ガラスまみれになった座布団とマウスパッドも廃棄。カーディガンはユニクロ特売品だから、被害総額2000円ってとこですけども。自分も隣の子も無傷ですんだからまあいい判断だったってことにしとくさね。

 そんなだったんで、うちにあるひょろ高いCDラックは絶対倒れてるだろうと思ったんですが、これは立っていた。直角に置いてある本棚の本が先に落下して、CDラックの根元を埋めたために大丈夫だったらしい。同僚のアパートでは「玄関を開けたら冷蔵庫がお迎えしてくれましたよー」というところもあり。かと思えば、夕方、多摩の実家に電話がつながったと思ったら、父にいきなり「何?」とか言われたり(-_-X)。

 この土日はオフなので、本の仕分けの続きと歯医者、それにダンナの卒業個展だな(←無事、退職しました)。カルミナについてももう少し書きたいし。

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2011/04/01

カルミナの続き。

 2時半頃、「もしかして早退できるか?!」みたいな一瞬があり、そしてそれはまさに一瞬で過ぎ去り、結局9時近くまで残業。いっそ諦めがつくっちゅうもんだな(笑)。
 そんで丸木美術館のブログで、佐藤忠良氏の訃報を知る(詳しくはこちら)。
 
 さて、OFCのカルミナ・ブラーナ。ぢつは「カルミナ」を聞くのは初めて。今回のいちばんの自分の不安は「音楽、ダイジョブかな?」というところ。それは楽団や合唱団のことではなく、震災以降、自分の気持ちがクラシックをほとんど受け付けなくなっていたこと。特に弦楽器がダメで、ヴァイオリンを聞くと不安に押しつぶされそうになり、N響アワーも5分も聞いていられないほど。手持ちのクラシックで聞けたのは、当日の深夜に会社の会議室で寝つけずに聞いていたiPodのペルトと、バッハのフルート・ソナタだけ。

 でもそれは有り難いことに杞憂で済みました。最初の「陽の中の対話」がピアノ協奏曲だったのも多分よかったし、「カルミナ」の合唱はむしろ心を落ち着かせてくれた。これなら4月のバヤも大丈夫そう(←実は結構心配してた)。

 元に戻りまして。「カルミナ」を聞くのは初めてでしたが、歌詞の対訳がプログラム(無料配布)にしっかりと載っていたので、開演前と休憩中にとにかく読んで。「ロースト・スワン」ってこれかあ(笑)、とか。もちろん、聞きながら「今何曲めでこの歌」なんてのはわからないけど、流れていく精神自体は受け止めやすかったように思います。「ロースト・スワン」だけは堀内さんのアレがコレだな(笑)とは思ったけども。

 見終わってすぐのツイートで(これこれ)、「これはもう一つの「春の祭典」」と書いたわけですが。「春の祭典」といえば自分にとってはベジャールのアレ(で……)。あとはニジンスキー復刻版くらいしか見てはいないのですが、なぜここで「春の祭典」という、作品というより「言葉」(より正確にいえば「概念」的なもの)が出てくるかといえば、それはまさにこの佐多さんの作品が、「生命の祭り」であるから、なんです。大地の芽吹き、性の目覚め、青春の謳歌。ストラヴィンスキーとニジンスキーの「春の祭典」はむしろその原題が意味する通り「春の生贄」と訳すべきでしょうし、そのように作られていますが、ここでは「青春」に留まらぬ生命そのものが「春」であり、舞台の上を駆け抜けていくダンサーたちと、音楽がそれを謳歌し、さらに観客が謳歌する、「祭典」であるように、自分には感じられました。それは場面が進むに従って、曲想や肌に近い色の衣装などにもよるのでしょうが、むしろギリシャ的なイメージといいますか、どこかあっけらかんとしたおおらかで楽天的な(それってギリシャ的なのか?)高揚を生み出していったように思います。

 多分、続く。

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