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2011/04/18

美丈夫の大僧正

 終っちゃったなぁ……。公演が終った後の淋しさはいつものことだけど、今回もぐったりほうけてたりする。幸福でもあるけれど、今日は喪失感の方がちょっと勝ってるかも。

 ラ・バヤデール最終日。主役は小出&ゼレンスキーで、この二人についてはもう見に行った人が山ほど書くだろうし、多分、自分もそれほど違うことを感じたとも思わないので、木曜よりもパートナーシップがぐっとよく、小出ちゃんもよりリラックスしていい踊りになってたと思うことだけ付記しておいて、そのほかのこと。

 というか、もうヲタのためのヲタのエントリだからね。うん(←開き直り)。

 ぶっちゃけた話、ほかの大方の木村ファンと違ってといいますか、自分は彼の大僧正にそんなに執着してなかったんですよ(笑)。自分にとってはソロルを踊るかどうかが決定的な関心事で、あとは「出番があるかどうか」の問題に近かった。大僧正は5年先でも十分(それ言ったらラジャは10年先でもできるけどー 笑)。ソロルはもう待ったなしだ、という気持ちの方が強かったし、今でも実のところそう。

 とはいえ、今回はやられたな(笑)。今回は、じゃなくて「今回も」だけど。毎回毎回、こんな風に屈服しちゃうんだ、結局は。

 久しぶりに「美丈夫」という言葉を思い出しました。もう何度となく「美しい」と書いてきたから本当に今さらなんだけど、でも美しかったですよ(笑)。「ミラー」の時とはまた違う美しさ。あの時は若々しくてびっくりしたけど。今回は存在感というよりむしろ威圧感とでもいうような。日本というか、仏教圏でいうと、お寺の偉いさんになるために王室から出家するアレに近い感じ。美しくて丈夫。……じゃなくて(丈夫だけどさ)、位が高くて権力もあって徳も(もしかしたら)ある「大僧正」。
 そんで、思いの外ストイックでした。実際、もう少しエロ系で来るかと思ったんですが(当人比ね)、身分と立場をわきまえたポーカーフェイスが逆にコワイ(笑)。

 相変わらず、群舞とのコンビネーションが上手いです。8人の巫女などは、毎回それぞれに踊っているはずで、木村さんの方がそれに合わせて自分の動きを決めているのだというのは頭ではわかるんだけど、彼の手が踊らせてるように見える。ある種のユニゾンにちがいないんだけど、それを自分の方へ引き寄せてしまうといえばいいのか。いつもながら見事だなー、と思う。「ちょっとしたテクニック」なんだろうけども。
 
 前日の後藤さんの大僧正を見ながら気になっていた3幕をどうするつもりだろうと言う話その他はまた明日。
 

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