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2011/04/26

さりとてガムザッティ。

 イープラスのタッチキンのツイッター(これ)によると、先週の台湾公演は盛況でアンビリバボーだった模様。日本→台湾コースだったのが逆になっちゃいましたが、本当にタイトな日程組むよなぁ。それこそアンビリバボー。ルダコさんも同行してたんだろうな、多分。「ルダチェンコ」を漢字で書くとどんなんなるんだろうか。びりばぼ。

 というわけで、月曜からびりばぼーな残業体制ですが、バヤの続きに行くべきなんだろう、たぶん。

 バヤデルカといえば、ニキヤよりもガムザッティ目線のワタクシ。マールイのガムザッティといえばエフセーエワ! だからね。おのずとそちらに肩入れしたりもするもので(笑)。テレホワのビデオもよかったよなあ。とかなんとか。

 今回のガムザッティは奈良さんのケガ降板で、田中さんシングル。いくら田中さんが頑丈だからってどっかの馬車馬(どこの)と一緒にしちゃダメだろ! も少し丁寧に扱ってくれよ! と思いつつも、そこは強い子良い子よく飲む子、4日間疲れも見せずに……というわけにはさすがにいかなかったけど。マカロワ版は踊る場面が多いし、展開が早いから休みも少ないだろうし、大変だ。

 ……それを考えると、コレスニコヴァのオデット/オディール4日連続ってのは、いろんな意味でスゴイよな……。

 それはともかく。

 ガムザッティの(踊り以外の)見せ場といえば、1幕2場の女の対決、というのが通り相場ではありますが、自分的には、3場の婚約式でニキヤが踊る、それをソロルが見る、さらにそのソロルをガムザッティが……というこの場面であったりします。それにラジャと大僧正がからんで、舞台全体が小さな積み重ねの中で大きく動いていく場面。そこへ何をやらかすもんだかわかったもんじゃないK村さんが必ず入ってるんだから(笑)、そらもうニキヤを見てるヒマなんかっ(←おいおい)。
 ……考えてみると、全公演出てるんだな、あの人は。

 えーと。田中さんのガムザッティといえば、やはり思い出すのは初演時の木村ソロルとのその場面。ニキヤとのことはきっぱりと割り切って、勝手に心の中のキレイな思い出かなんかにしちゃってですね、社長の娘と結婚しようっちゅうエリートサラリーマンのソロルといいますか、考えようによっちゃいちばんタチの悪いヤツだという気もしますが(←例のウォール街ネタってこっちなんじゃ……)、それをまっすぐに信じる田中さんのガムザッティは「新しい」なー、と思ったものですよ。高木さんのガムザッティがソロルにやたらと話しかけるのは、自分が不安でたまらないからですが、初演時の田中さんは、ニキヤの方を見ることもあまりせずに、ソロルを黙って見てたんですよね。プレッシャーをかけるでもなく、さりとて不安がるわけでもなく、「今は動揺するかもしれないけど、きっと自分のところに戻ってくる」と信じて待っているガムザッティ。それは田中さんらしい健気さで、パパが余計なことをしなけりゃソロルと幸せになれたろうによー゜゜(´□`。)°゜。などと思ったり。ガムザッティは好きな役どころだけど、幸せになって欲しいと思ったのはこの時が初めてだったのでありました。

 で、今回ですね。今回の方がスタンダードに近い、あるいはそもそも田中さんが思っているガムザッティ像に近いものだったのかもしれません。ニキヤの踊りも見つつ、ソロルと見比べつつ、しかし取り乱したりはしない、毅然としたラジャの娘。自分がみたのは木曜、土曜、日曜だったのですが、日を追うにつれて、ラジャの娘としての誇りからソロルへの愛情へと軸が移っていったような気もする。でも今回のようなゲストダンサーが相手の時は特に、回を重ねるごとにパートナーとの気持ちのやり取りは深くなっていくでしょうから、それが反映された結果でもあるんだろうな。考えてみたら、海外ゲストがパートナーって初めてだよなぁ。

 そしてこの婚約式の構造と3幕の結婚式の構造が対になっているのも、今回よく見えたのでありました。まあこれだけ何度も見てりゃな(苦笑)。

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コメント

綾瀬川様

 お久しぶりです。私は新国立と谷桃子バレエ団の「ラ・バヤデール」に行ったため、東京バレエ団のは(金欠で)行かなかったのですが、何かとおもしろかったようですね。
 
 私もどちらかと言うと、ニキヤよりもガムザッティーの方がお気に入りです。婚約式の踊りも好きだし、実はガムザッティーの方が葛藤が多く、ドラマとしてはおもしろいように思うのです。そう思うのはひょっとして、例の小倉重夫氏・ボニング版CDの解説の影響かもしれませんが…(あれは原台本を見ながら書いたのでしょうね)。
 
 それにしても綾瀬川さんは観察が細かいですね。衣装や髪型の詳細、演技の細かいところまでしっかり見ている。それに何より、チェスで誰が勝ったかをちゃんと見ている…!すごい視力。広域集中力。鑑賞歴の浅い・かつうっとりと見ている私にはとうてい不可能な技です。

 ところで、やっと山東菜を見つけました!ずっと探していたのですが、なかなかみつからなかったんですよ。「ふかひれコラーゲン鍋」に入れて食べたのですが、おいしかったです!

MIYU

投稿: MIYU | 2011/04/26 10:46

おー、谷さんちのバヤデールは私も見たかったです。
「ミラー」と日程が重なっていたのが残念ですよ……。

ガムザッティ、なんとなく肩入れしてしまいますよね(笑)。
彼女にしてみれば「親の決めた婚約者に愛人がいた」って話ですもんねぇ。
マカロワ版は3幕の結婚式の比重が高いので、
ガムザッティの見せ場も多くて楽しいです。

広域になんて集中できてなくて、
要するに「どーでもいいところ」ばっかり見てるといいますか。
もう少し、ジャンベとか主役とか見ろよ、と思います。
てか、木村さんがじっとしててくれない……(笑)。
見終わった後は、すごい疲れ目ですよー。自分でももうアホかと。
楽しいからいいんですけども。
主役はほかの人が見て書いてくれますし(いいのか、それで)。

山東菜、覚えてくれてましたか♪
ふかひれコラーゲン、おいしそう。
もう鍋の季節も終りですねぇ。

投稿: 綾瀬川 | 2011/04/27 03:44

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