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2011/05/01

丸木美術館のベン・シャーン展

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 ギエムたちのチャリティー公演を見ながら寝落ちしてたら、地震で目が覚めた。

 丸木美術館の「第五福竜丸展」(これ)に行くか、ポレポレ座の特集上映(これ)に行くか、ちょっくら悩んで、結局丸木美術館まで遠足に。まあ電車の時間まちがっちゃったりとか、多少のアクシデントはあったけど、よかったですー♪ 展覧会も、裏の川も。

 写真は、美術館の裏の川。あまりにも気持ち良くて、帰りのバスを1本(30分)遅らせて、のんびりしてしまった。菜の花が満開。足元はたんぽぽの綿毛とカラスノエンドウ(多分)。鳥は何種類もが鳴いていて聞き分けができないけど、相変わらずウグイスは日本全国どこに行ってもお盛んだなー、とかとか。

 展示の方は今日が最終日。ベン・シャーンによる「ラッキードラゴン」シリーズは、物理学者ラルフ・ラップの第五福竜丸に関するルポルタージュの挿し絵から発展したものだそうで、今回はその挿し絵と思われる小さなペン画が中心。併設展示されていたベン・シャーンのほかの作品もリトグラフが多く、ペン画/リトグラフ/水墨画/デッサンあたりが好きな自分にはウハウハでした。
 ベン・シャーンはリトアニア生まれだけど、7歳の時にアメリカに渡ったので、アメリカの画家といっていいと思う。けれどその作品には(ペン画とリトグラフだからかもだけど)どこか東欧やソビエトの風刺画的な匂いがある。自分はとても好き。今回まとめて見られてよかった。
 リルケの「マルテの手記」につけられたリトグラフの何枚かがとてもよくて、中でも「静かなしんとした部屋で」という頬杖の男性の絵が「欲しい」くらい好き。軽く重ねられた暗い青がいい。

 ほかには福竜丸事件の詳しいパネル展示も。これは今回の展示にはなかったことだけど、以前読んだ本(人に貸して無くされちゃったんだ。「皇后の股肱」だったかな)に出ていた話で、戦争中に徴用された自分たちの漁船でマーシャルに行った漁民たちが「ここはいい漁場だ、戦争が終ったらマグロ漁に来よう」と約束しあって、実際にそのうちの何人かは第五福竜丸に乗っていたと。マーシャルという場所と核実験と第五福竜丸は、そんな風にもつながっている。
 展示物に、シャーレに入った第五福竜丸の「死の灰」なんてのもありましてー。「(レプリカ)」ってちゃんと書いてあったけど、一瞬びびりますわな。

 もともとは3月の末に行くつもりでダンナと約束してたのだけど、原爆の図の人々が地震で被災した人たちと重なってしまい、どうしても行く気持ちになれずにいたところに会期延長の知らせ。時間の関係もあって、常設展の方は「ざっと見」になってしまったけれど、またあの絵と向き合えるというのが確認できたのも、自分にとってはよかった。いちばん好きな「虹」は収蔵庫番になっちゃってたけども。

 一通り見て、チラシコーナーでよその美術館のチラシなどを物色している最中に小さな地震。位里さんの聞き書きの本と、ベン・シャーンの絵本を買い、東松山に来たらお約束の「こけし」で白玉ぜんさいなど喰って、ダンナの個展のクロージングに向かったのでありました。「こけし」は駅のそばの甘味屋さんだけど、かき氷がふんわりで美味しいのだー♪

 「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」 ベン・シャーンの絵をアーサー・ビナードが構成し直して絵本にしたもの。

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