すぺさるドンキ
なんかかんかで、ABTのスペシャル・ドンキでした。ABTのドンキというからには、てっきりバリシニコフ版だと思ってたんですが、配られたキャスト表によると(プログラム買わなかったのー)、プティパ・ゴルスキー版にマッケンジーとスーザン・ジョーンズの改訂になっていて、バリシニコフの名前はないんですねえ。衣装はバリシニコフのビデオからあまり変更はないようでした。
ううむ、自分、勉強不足だな……。ABTの全幕ドンキはバリシニコフのアレしか見てないのだよ。
というわけで、てっきりあると思っていた野営地のバジルのソロとか、居酒屋の酔っ払い踊りとかがなくなっちゃってたので、Σ( ̄ロ ̄lll) って。カレーニョの酔っ払い踊りが24日の楽しみだったのに! うん、予習できてよかったよ……。24日にいきなりなかったらがっくしだったよ……orz。
スペシャルなので、バジルとキトリは、1幕がカレーニョ+ヘレーラ、2幕がコレーラ+レイエス、3幕がシムキンたす加治屋さん。バジルがどんどん若返っていくよ(笑)。
だけどやっぱしお目当てはカレーニョ! なのだった。踊りはところどころ省エネだったり、ちょっと重かったりもあるけれど、なんせもうカワイイヽ(´▽`)/。あきれて涙目になるくらカワイイのさよー♪ いや、自分がおっさん好きな自覚はあるけども、こういうのって「大の大人がバカばっかり」だからカワイイんだなあ。大人げない大人たちの馬鹿騒ぎ。うんまあ、自分が大人げない大人なんだけどさ(笑)。ヘレーラとのやりとりも、周りとの咬み具合も絶妙。
コレーラをものすごく久しぶりに見た。自分の中でコレーラって、今のシムキンくらいのイメージなので(いつだよ……)、すっかり大人になったなー、と。一城の主なんだから当たり前だよねえ。2幕はあまり見せ場がなくてもったいなかったな。コレーラの酔っ払いもみたかったな。狂言自殺は楽しかった♪
ワシリーエフ版同様、メルセデスと町の踊り子が同一人物で、エスパーダともども出ずっぱり。しかもメルセデスがドリアードの女王まで踊るので、ヴェロニカが大活躍。彼女の踊りは結構好き。しかし、でかいなー(笑)。ヘレーラとだとそれほど感じないけど、夢の場でレイエスと並ぶと、もう縮尺が間違っちゃったかと。
エスパーダはスターンズ。出てきた時は「おお、かっちょえー♪」と思ったんだけど。だけど。けど(←ちょっとだけエコー)。………。ファンダンゴが全体で崩壊気味だったような。
編曲はバリシニコフ版のアレなので(笑)、どうにも耳が馴染まなかったりするけど(イントロが違う曲が多いとかね)、ABTらしい、活気のある舞台でした。カテコにも全部のバジルとキトリが出てくれればよかったのに!
とりいそぎ。
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