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2011/10/10

長崎からの訃報

Img_2898

 昨日、訃報がありました。大好きだったオヤジたちのひとりです。70になるやならずやで、皮膚ガンだったそうです。さすがにちょっとメゲています。

 三菱の長崎造船所で長く勤めた人で、長崎大のFさんとともに、長崎の反核/反戦運動の担い手のひとりでもありました。8月初めから行われる「ピースウィーク」のいくつかの催しに関わり、特に9日午後の、長崎市内の軍需産業をバスでめぐるフィールドワーク「ピースバス」は、彼とFさんの二人三脚で続けられてきました。東京はじめ各地から集まる自分たちをいつも笑顔で迎えてくれ、東京にも来てくれました。

 長崎港内の軍需産業からかつての炭坑/強制連行の島でもある高島・端島(いわゆる「軍艦島」)を船から見る「ピース・クルーズ」も彼らのグループの大きな仕事のひとつ。軍艦島がブームになり始めた頃、Fさんが「おれらがフェリーとがんばって交渉してやっと実現した航路やのに、最近じゃ観光会社がみんなぱくりよるんよー」とくさっちょったなあ(笑)。

 「ピースバス」では、ドライドックの見える高台や稲佐山の展望台から、弾薬工場の歴史や造船所のしくみなどを教えてもらいました。いつだったか、ちょうど巨大豪華客船の造船中で、船尾がこうなってるのはね、とか、進水式の時はこうで、とか、外を作った後はこういうふうに艤装して、とか、もう本当に楽しそうで。船が心底好きで好きでたまらないんだなあって。だからこそ軍艦に手を染めたくないんだな、と。

 自分はたくさんのオヤジたちに可愛がられて育てられたのに、何一つ返せてない。ふがいなくてゴメンなさいと、頭を下げてもしょうがないけど。何人ものオヤジたちを送りながら、いつもそんなことばかり。

 写真は、8月8日。二十六聖人の丘で、後ろに見えるのは記念聖堂。この近くの会館で、いつも8日の夜の集会があります。

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