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2011/12/22

ごやてんのおもいで。

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 ♪ゴヤゴヤゴーヤーゴーヤーー 子牛をのーせーてぇーー♪

 というわけで、2日めのカブキの前にするっと行って参りました。今回のゴヤ展、ウリはなんといっても「着衣のマハ、40年ぶりに来日!」なわけですが、40年前も見ましたよワタクシ。なんか申し訳ない感じだな。71年って、小学校上がってないよ! びっくりするなあ、もう。ぢぶんがこの手の展覧会に連れていかれたのはその前のマグリット展が初めてだったと記憶してるんですが(ってその前だったら記憶ないよ、普通)、その時は非常にコーフンしましてですね、図録とか画集とか見まくって、「この絵はこういうお話なんだよ」というのを姉に語ったりしたのは覚えてるんですよ。ヤなガキだなあ(まだ当時の図録持ってます)。

 その後が「着衣」と「裸」の二人のモガが来た71年のゴヤ展です(まだ図録持ってます)。今見ても、相当な物が来ていてびっくりします。この時の目玉は二人のマハだったんでしょうが、入ってすぐのところにででーーん!と「わが子を食うサトゥルヌス」がかかっていてですね。もうのっけからヒキツケ起こしそうな。

 大体、判じ絵的なマグリットはまだしも、ゴヤって子どもが見て楽しいってもんじゃないじゃないですか。楽しげな絵だって十分コワイよ。等身大のわら人形を布に乗せて、ぽんぽん投げ上げて遊ぶ絵なんて何気にコワイ(←余談ながらサンチョのアレをみるといまだに思い出すんだよなー)。それに今回同様、オソロシゲなエッチングやスケッチもたくさん来ていて。ただでさえ3歳までは夜中にヒキツケがデフォルトだった子だからなあ(←「育てにくい子」の典型)。ほぼトラウマな感じ。

 で。コワイんですよ。家にある図録が。オバケとか魔女とか、もう夜中に出てくるんじゃないかと思って。だから毎日、寝る前に父親の本棚のところに行ってですね、そっと確認するんです。もう手をめいっぱい伸ばして、ページのはしっこを持ってぴらっと持ち上げて、「あ、大丈夫、ちゃんとここにいる」って。

 ……ってことを毎日やってたら、すっかり覚えちゃってさ( ̄▽ ̄)。ゴヤ通の幼稚園児って何者だよ。

 というわけで、マグリット・ゴヤ・ボッシュが三大画家という小学生だったワタクシ。ボッシュは現品はみてなかったですが、うちの美術全集(←こういうものを揃えたがる家だった)の中でいちばん「コワイけど見ずにいられない」ヤツだったんですね。ラファエロとかシャガールとか何にも覚えてないよ( ̄▽ ̄)コドモダモン。そんなワタクシがゴヤ展行ってきましたよーという話はつづく、ってことで。


 ちなみにですが、戦争被害(空襲とか原爆とか)の写真(主に本の口絵ですが)についても同様に、ページのはしっこを持って確認しないといられない子でしたねえ……。よく、ああいう被害写真を子どもに見せるのはよくない、っていう論があるんですが、そんな子でもマットウなハンセンカツドウカになりましたから、そりゃもうその子によりけりっていうか。むしろ小学生の頃には「目を逸らしたら負け」とか思ってたし(←負けず嫌い)。

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