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2011/12/30

ゴヤの本

 いろんなことが滞っていて、なにもかも年明け持ち越しになりそうなんですが、いやもうどうしたものかと。舞台関係、まだまだたくさん残ってます。断片的にでも書いておきたいこと、いろいろ。

 といいながら、あまり頭も動いてないので、このかんで読んだ本など。

 西宮/京都の行き帰りで読んだ本。

 「ゴヤ スペインの栄光と悲劇」(知の再発見双書)

 Amazonの表紙がぢぶんのと違う( ̄▽ ̄)。ぢぶんのはブックオフで750円(初刷)だったからなあ。多分、その後改訂されたんでしょう。つか、表紙の「巨人」が真筆じゃないって話になったから差し替えたんだろうな。

 序文で堀田善衛が「充分にして過不足のない」と書いている通り、ぢぶんのようなアマチュアにはこれ1冊でオッケーな感じ。ゴヤの生涯をスペイン史/ヨーロッパ史の中にきちんと据えつつ、書簡や各種記録などの資料によってたどりつつ、作品それぞれの書かれた状況を明らかにしつつ。言及された図版全部がないのは残念だけど、それでもこのシリーズらしくふんだんにちりばめられているので、結構ぜいたくなつくりです。肖像画ってあまり興味なかったけど、これで読んだらずいぶん面白かった。書簡からかいま見得るゴヤのオレ様っぷりとか(笑)、俗世的なしたたかさもなかなか面白い。フランス革命からナポレオンの侵攻を経て、版画集「戦争の惨禍」を始めとする後期の作品へ向かう道筋とか。やっぱり「作品解説」ではなくて、ゴヤの生きた時代とともに語られてるのが面白いし、わかりやすいんだな。たとえば「報道絵画」という文脈に、ゴヤの絵をもう一度置き直してみるとか。

 後半には4版画集それぞれについての詳細や、その後のブルボン家などの資料がついているのもウレシイ。

 これを読んでから「裸のマハ」(映画の方)を見ればよかったなあ。

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