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2012/02/23

イヌノチカラ

 昨日の「がっつり残業」をさぼったので、今日はライトに残業。てか、昼頃までは「今日だったら問題なく早退できたんじゃ?」だったのに、当日の1時過ぎまでその日の業量のメドが立たないってシステムはなんとかならんのかなー(←親会社の都合だからウチではどうにもならない。そして親会社は子会社の都合なんか考えない)。

 震災関連の本を1冊。

 「フリスビー犬、被災地をゆく」

 写真集というよりも、フォトエッセイといった方がよいだろうな。著者の石川梵さんは「祈り」をテーマに世界各地で撮影しているカメラマン。3.11以降は、まずセスナによる現地の空撮、その後は陸前高田、気仙沼方面を中心になんども被災地を訪れて写真を発表されてますが、これはその取材記。

 フリスビー犬というのは「世界の動画」的な番組で取りあげられることもあるので見た方も多いんじゃないかと思いますが、人が投げたフリスビーを犬がキャッチする、アレですね。ちゃんとした(ってのもアレだが)ドッグスポーツとして世界大会も行われてます。石川さんとボーダーコリーの十兵衛は、フリースタイルの競技大会の出場経験者。東北の取材から帰ってきて、石川さんは思い立ちます。犬にしかできないことがあるんじゃないか。そして、車に支援物資と機材を詰めて、石川さんと十兵衛の「被災地行脚」が始まります。辛い現実の取材を続けながら、避難所で子どもたちと行う「フリスビー教室」で、立ち寄った先々で、十兵衛のもつ「犬のチカラ」は人々を和ませ、笑顔を呼び戻します。その一方で、大好きな犬をなくした人たちにも、石川さんと十兵衛は出会います。

 ぢぶんも元からの犬好きで、高校にあがるときにやっとのことで犬を飼うことができたんですが(←近所の雑貨屋でもらってきた)、本当に犬というのは「人を愛する」ことがお仕事の動物なんだなあ、と思いますよ……(ノ_-。)。ええ、大概は「自分を愛してくれる人を愛すること」ですけどね。「自分のことを好きになってくれた人=自分の好きな人が喜んでくれるのはウレシイなあ」というのが彼らの原則であって、それを「忠義」みたいな都合のいいバカなことばで表現したがるのは人間の方。犬にとっては単純に「ダイスキ」と「ウレシイ」なんだよね。

 十兵衛は「セラピードッグ」として訓練された犬ではないけれど(大会に出るために普通の家庭犬よりは訓練されている)、犬1頭のもつぬくもりの大きさをあらためて思います。災害救助犬のレポも、テレビや新聞でいくつかみましたが、「犬のチカラ」がもっと見直されて、救助犬やセラピードッグ、そして各種介助犬の育成にもっと公的な資金を投入すべきだと。ミサイルや戦闘機じゃなくて。

 3.11についてはどうしても原発事故がクローズアップされがちですが、津波と地震による被害と、その地に住む人々のことを何度でも思い起こすためにも、手にとって欲しい1冊です。

 

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