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2012/02/18

原発関連2冊

 みんな、ダイソーの洗濯機カバーが気になるらしい(笑)。100均のはダイソーではなくてキャンドゥのしか使ったことないですが、風の強い場所ではすすめません。あっという間に身ぐるみはがされて飛んでいきました。♪カバアーはどーこにいったかなー♪ まあ洗濯機のサイズによるのかもですが(うちのは6キロスリム型なので、もっと大きいヤツだとひっかかって飛ばないかも)。どのみち、フタ部分と胴体部分がセパレートになってないものは使いづらいです。詳しくはこちら

 最近でもない範囲で読んだ原発関係2冊。

 「原発暴走列島」鎌田慧著

 昨年5月という、かなり早い時期に「緊急出版」的に出されたうちの1冊。あの時は本当に、洪水のように原発関係本の増補改訂・再版が出たからねえ。これも増刷かいっ! みたいなのもずいぶんあったけど。
 これは1977〜2009年に出された6冊の本から原発関係の文章を抜き出し、改訂/書き下ろしを加えたもの。福島にかんしては76年のルポルタージュ(77年刊行)が入っています。

 いやー、確かに「急いで作ったなー」感は否めませんが、一通りのおさらいをするには便利です。チェルノブイリ事故はぢぶんが大学生の時で、原発への関心はそれ以降。トピック的に覚えていても記憶の中でごちゃごちゃになっていて、読みながら「あー、そうだった、そうだった」と思うことがしばしばでした。

 特にJCOの臨界事故に関しては、この本で改めて、その重大性に気づかされたと思います。事故そのものもですが、その事後処理について、この事故は本当に大きなポイントだったな、と。どうしても亡くなった方を含めて労働者の方に目が行ってしまっていたのですが、この時のJCO周辺での被曝状況の把握、保障/賠償の「甘さ」が、今回の福島の事故の対応に直結しているように思います。ぢぶん、この時は本当に甘くみてたな、とあらためて歯がみする思い。

 鎌田さんの怒りがストレートに伝わってくる文章は、昨今の「声高な主張は云々」という人には聞きづらいんでしょうが、自らの耳目を鍛えることなくして何かに近づくことはできないと、というか、もう作風云々を言い訳にするのはヤメにしろよ、その結果が今だろ、と。

 「福島の原発事故をめぐって」山本義隆著

 ま、そんな方にはこちらを、というわけでもあったりなかったり(どっちだ)。

 元々月刊『みすず』に「何か書いてくれ」っていわれて、書き始めたら長くなっちゃった、じゃ単行本で出しますか、という経緯の本だそうで、全編書き下ろし。全体3部構成で、日本における平和利用の経緯、原子力産業の技術と労働について、科学技術史の中においての原子力(産業)の位置づけ、という感じ。とてもコンパクトに、しかし緻密に整理されていて、これはこれで便利なのだった。

 個人的に面白かったのは3部の科学技術史/自然哲学史的な話。ぢぶんは科学史も西洋哲学史もうといので、こういう流れの中で原子力(技術)の発達を考えるのはなかなか新鮮でした。……ええまあ、ベーコンの辺りで落ちかけましたけども。久しぶりに「海底2万海里」が読みたいなー、と(笑)。

 淡々とした文章はある意味では鎌田さんとは対称的かもしれませんが、みすず特有の版面(はんづら・ぢぶんは勝手に「みすず面(づら)」と呼んでますが ^▽^)もそのイメージに一役買っているかと。同じ文章でもイメージ変わりますからねえ。着荷処理をやっていても、みすずは大体わかりますよ、っていうくらいに独特な造本ですが、読みやすいかわりにメリハリが落ちるとか、感情表現的な部分でテンション下がりがち、ではありますね。ただ、理知的な印象は出ますので、「声高云々」な人にはいいんじゃないかな。ぢぶんは割りと好きですが、眠くなりやすくもあります( ̄▽ ̄)。一長一短だがそれも版元の個性ってものよ。

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