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2012/02/12

ライモンダ!おしまい

 最近の検索ワードでは地味に「下賀茂熱帯植物園」(これ)が人気だ。なんでだろう。

 さて、ライモンダの最終回です。7日のアレクサンドロワの日のレポになります。

 この日のライモンダの友人はシプーリナとニクーリナ。並べてみるとシプーリナの方が華があるというか、派手というか。踊りは二人ともよかったです。好みでいうとニクーリナかな。その二人をエスコートする吟遊詩人(別に吟遊詩人である必要はないと思うが)に、ラントラートフとロヂキン。スパルタクスで見たときにはロヂキンがいいなーと思ったのですが、これまた並べてみると、さすがにラントラートフの方が上手い。安定感が違う。ま、ロヂキンはまだまだこれから伸びるな。美形二人ではありますが、さすがにモロゾフ&マスロボエフのようなあうんの呼吸というわけにはいかない、と。「二人組」をやらせたら、あの二人にかなうものはそうそうないなー、とちょっと思ったり。

 もとい。1幕で「王様にしてはうろうろしてるなー」と思った人は「執事」だったらしい。そういえばちょっとカタラビュット的ではあったけど、なんとなく王様といえばトランプ仕様、って気がしてたんだよう。ううむ。難しいのう。

 いろいろ間違いつつ。

 ジャンのルスラン(名字覚えられん)は、白マントが似合う貴公子。踊りは、目を見張るというほどでもないが、悪いところも特にない。柔らかい、王子キャラが似合うタイプだなー。

 でまあ、前にも書きましたが、マーシャのライモンダがカワイイんだ(^▽^)! エギナがエギナだっただけに何割増しかになってるかもしれませんが、まだまだ世間擦れしてないっていうか、ちゃんと「深窓の令嬢」なんだよなー。「姫」まではいかないさじ加減がいいね。
 婚約者が出征し、ふっと射す不安がアブデラフマンを呼び込んだような1幕の最後。ここの演出は上手かったなあ。黒い布を使って「邪悪」な者とそれに取り込まれる不安を視覚化する。そしてふっと目覚め……そこで寝てたの? 柱に頭ごんって打って目を覚ましたんじゃなかろうな?(←それくらいはやりそうな「令嬢」ではある)

 そして2幕、現れたアブデラフマンは「邪悪」ではないんだよな。マーシャのライモンダは、アブデラフマンをとにかく嫌悪するとか、ひたすら拒否するとかいうのではなく、拒否しつつも受け入れてしまいそうになる自分を予感しておののく、という感じ。その「おののき」はアブデラフマンに対してではなく、自分に対するもの。その辺りが非常に繊細な踊りであったと思います。情熱的にライモンダを追い、求愛するアブデラフマンと、ライモンダをかばおうとする4人の友人たち。その間にあって、ライモンダ自身は揺れ動いていたように思います。直接アブデラフマンにというより、彼に触発された自分の中の何かに。アブデラフマンへの恐怖よりも、その葛藤に耐えかねて卒倒してしまったような。
 だからジャンが帰ってきた時は心底ホッとしたでしょうなー( ̄▽ ̄)。まあちょっと頼りなかったけどな。

 それでもまあ、一度そうした葛藤を経験してしまったライモンダにしてみれば、やっぱりジャンは物足りないだろうなー、結婚生活も長くは続かないんぢゃー、と大きなお世話の心配をしてみたりしましたが、ルスランの最後の最後での大ジャンプ4連発(だったかな)はさすがに鮮やか。これでライモンダもイチコロ、やっぱりこの人だわー、頼りになるわー、になったと見えたのでありましたよ。めでたしめでたし。

 しかし、3幕のマーシャのヴァリはすごかったです。それまで「もちろん水準高いけど、マーシャにしては精彩を欠く?」と思わなくもなかったんですが、これはもうすごかった。会場中がまさに「水を打ったよう」で、ぴーんと緊張感が張りつめて。手は鳴らさない方でしたが、最後の1発だけ、ぱん! と決めたのがまたカッコよくてー 。・゚・(ノд`)・゚・。  ええまあ、泣かなくてもいいんですが。
 あとコーダの音楽がどんどん偉くなっていくとこ。あそこはすごく好きなんですが、あれもよかったなあ。

 というわけで、舞台そのものはたいそう満足しましたが、ライモンダといえば何度も見たマハリナで全幕を見られなかったのは大きな心残りでありますよ。自分の場合は、バレリーナで最初にファンになったのがマハリナで、それから遡ってテレホワ、ずっと行ってアレクサンドロワと、わかりやすいラインをたどってますからねえ。マールイもまた全幕で持ってきてくれればいいのにな。

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