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2012/04/15

樋口健二写真展

 オリンパス・プラザのギャラリーでやっている樋口健二写真展をみられるのが今日(昨日だけど)だけというのに午後になってから気づいて、慌てて行ってきました。オリンパス・プラザって日曜休みなんだよな。会社だからしょうがないのかもしれないけど、ギャラリーくらい開けとこうよ……。

 つことで、「第17回平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞受賞出版記念 樋口健二写真展「原発崩壊」」です。
 樋口さんは、原発労働者の被曝問題の報道に関しては草分けの一人。自分もかつては(てのは90年代前半くらい)読んだりしたけれども、ここのところご無沙汰だったなーというのが、昨年の原発事故以来がぜん注目を浴びて、ぢぶんも昨年は久しぶりに講演を聞きに行ったりしまして。その時に「ついに産経新聞から取材がきました」( ̄▽ ̄)一同爆笑 みたいなこともあったくらいで。いやー、森住さんや小出さんが扶桑社から本を出したときもびっくりしたけど、本丸の産経新聞が樋口さんって、世の中どうなっちゃったんだか( ̄▽ ̄)キャー。

 ま、それはさておき。今回の写真展は、前半が以前(70年代〜)撮影した被曝労働者の写真、後半(1/3くらい?)が昨年の事故以降に埼玉/福島で撮った写真です。有名な例の写真もありました。オレンジの防護服を来てこちらを向いた、勤務中の労働者の写真。今年の朝日新聞の連載にその撮影時のことが書かれていたのを、ギャラリーに置いてあったコピーで読みました。彼は溶接作業中だったんですね。いわゆる「ゲリラ撮影」(許可された以外の物を撮る)だけど、だからこその写真なんだな。

 やはり「いい」のは、退職後の労働者たちの写真。なんだかいろんな意味で「男」だなー、と思う(←ぢぶん、根がマッチョなんですよ……)。電力会社相手に闘った人。闘わざるを得なかった人。闘うことすら放棄させられた人。原発で働かざるを得なかったそれぞれの事情。

 原発というのは、稼働を始めたら最後の最後の最後まで、被曝(労働)者を生むのだということ。ウラン採掘の場で、原発の稼働中/定期点検中に、そして廃棄物処理と廃炉の過程で。それ抜きに原発を使うかどうかという議論はあり得ないわけで。

 後半、ガレキの写真にやや食傷してるな、というぢぶんを軽く叱咤。今回の震災は未曾有の写真と動画を産出したけど、むしろそれが「あっという間に飽和」みたいな状況を招いているような気もする。

 ばたばたと出たら財布忘れちゃっててー。パスモで来てパスモで帰ったから支障はなかったんだけど、ギャラリーで本を買おうとして気づいたもんだから、ぢぶんも受付の人もがっくし……orz。

 日曜休みで平日は6時までという、見づらい設定のギャラリーですが、可能な方はぜひに。大阪でも巡回展があります。詳しくはこちら

  


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