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2012/05/23

ボストン美術館展

 というわけで。マンションの電気設備の保守点検で会社を休んだついでに、トーハクのボストン美術館展に行ってきましたよ、と。

 ……混んでたよー。トーハクの公式サイトでは11時前後の入場者が多い傾向、となっていたんだけど。ぢぶんが入ったのが12時半くらいだったかな。第1会場があんまり混んでたんで、第2会場だけ観て、考古室と企画展示とショップを観て、10分足らずの「ボストン美術館ガイダンスビデオ」を観て、もう一度第1会場に行ったらまだ混んでたんで、会場内の特設ショップを観て、第2会場をもう一度回って、それでも第1会場はまだ混んでいたのであきらめて中に入りましたが、それでもウリの2大絵巻は放棄しましたってくらい混んでました。平日で雨降り(結構本降り)でこれかよー。

 これじゃあ「出会う」にはほど遠いかな……となかばがっくししながら観ていましたが、それでもがっつり出会えるものもあるんですな。♪私をー待ってるひとがいる〜♪

 今回仏像は4点来ています。目玉は快慶の弥勒菩薩で、これも確かにいいんですが、ほかの3体が揃っていい。平安期の菩薩立像は大陸的というか、ちょっと西域の向こうくらいの軽み(かろみ)があるんですよ。ふわ、ていう。円慶の地蔵菩薩もいい。でもぢぶん的にすごくいいというか、今日はこれに会うために来たんだ! というのが康俊の僧形八幡。いいのーヽ(´▽`)/。すごくいいのー。もうガラスケースに貼り付きたい、お持ち帰りたい。はあー。なぜこういうオヤジに弱いのか。……いいのよ、僧形だから菩薩なのだ。

 しかしですねえ、図録の写真が3体ともダメダメ……orz。菩薩立像なんて、重い、重い。誰だよこんな写真使ったの……(-”-メ)。

 仏画の方はかなりそばで観ないと細部がわかりませんが、楊柳観音(図録では「観音図」)が素晴らしいです。これもダークホースだな。ちょっと離れたところに単体で掛けてあるので、比較的見やすい。これはねー、本当に素晴らしかったです。
 あとは等伯の龍虎図屏風だな、なんといっても。呼び物のひとつ、蕭白の雲竜図は顔もユーモラスだけど、そのウロコの質感がナマで観るとリアル。なんというか、爬虫類じゃなくて魚類っぽいのね、しっぽのとこが。サンマとかニシンとかの身の詰まったしっぽを思い出させるんですよ、どういうわけか。
 着物の展示は、いつも思うんだけど、写真でもいいからひとつくらい「着た状態」での展示が欲しいですね。柄をみるには掛けてみるのがいいんだろうけど、着物は「着てなんぼ」のものだし。着た時にあの柄がどんな風に見えるのかを観たい。
 あとやっぱり、水墨画を観るには、中国の故事だとか禅話だとかに通じてるともっと楽しいだろうなー、と。

 まあ「見ごたえ」といえばそうなんだけど、なんとなく「観る」というより「消化した」感じだなあ……。もう少し人が少なけりゃ違うんだろうなあ。ボストンではどんな感じに展示されてるんだろう。

 考古室の向かいにある企画展示室の麒麟展が、小規模ながら面白かったですよ。見覚えのある狛犬がいるなーと思ったら薬師寺のだったり。

 会場でずっと後ろを歩いていたご婦人たちが、「みんなボストンに持っていかれちゃって」「いいのはみんなアメリカに行っちゃうのよ」って言いながら観ていて、会場を出る頃には「鬼畜米英!」モードに突入しちゃってて、どうしたものかと(←どこかで進駐軍の骨董屋あらしとイメージが混ざってたような……)。

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