久しぶりに丸木美術館
つことで、土曜日は丸木美術館の池田龍雄展(これ)へ。池田さんの講演会があるというのと、日祝は市の循環バスがないのとを金曜に思い出したので急遽バタバタと。しかも起きるまでは美術館の送迎バス(講演会に合わせた時間)に乗るつもりだったんだけど、目が覚めたあとにごろごろしながら「送迎バスでみんな一緒についたら絵を見るのに混むんじゃないか?」と思いついて時刻表の検索をかけたら「すぐ出れば循環バスに間に合うか?!」てなタイミングだったので、そりゃもうバタバタと出かけましたよ。
でもまあそれで正解。人のほとんどいないギャラリーでゆっくり見られたし(それはそれでどーかと)、講演会が結構長かったので、終ってからだとキツかったかも。東松山駅前の「こけし」が臨時休業だったのががっくしだよー(←ここのかき氷が美味いのだ。丸木の帰りは必ずここなのだ)。
講演会の中身は面白かったですが、展示室の天井が高く、広さもあるので音が響いてしまい、聞き取るのにひと苦労。ぢぶん、音の聞き分けは小さい音でもそれなりにできるんですが、「言葉として聞き分ける」のはちょっと上手くないのだよな(←だから声がデカイ)。
そんなことで、帰ってから結構ぐったりと寝てしまったので、話の中身はまた今度にでも。ちなみに岡本太郎美術館での池田龍雄展のレポはこちら。
原爆の図はもう何度も見ているのですが、見るたびに「好きな絵/部分」が変わっていくのが自分でも面白い。今日いちばん見入ったのは「火」でした。「原子野」が好きだったときもあるし、去年・一昨年辺りは「虹」が好きだったり。それでもやっぱり8図の「救出」までかなあ、と思ったりも。貸し出されたり、収蔵庫でお休みに入っているものがあるときもありますが、今日は所蔵してない「長崎」(←長崎にある)以外は全点が展示されていました。
このところ、いくつかの展覧会で「屏風」という建具の魅力を思っていたのですが、そういえばこの「原爆の図」も屏風絵に仕立ててあるんだよなあ、と、改めて。
屏風絵とか襖絵とかって、西洋美術的にいうと、祭壇画(ボスが書いてる三図+裏面みたいなのを含めて)とか教会壁画なんかに近いんだろうか、とあまり意味のないことも考えてみたり。
池田龍雄展は7/7まで。同時開催の予定だった水木しげる+堀江邦夫の「福島原発の闇」は、6月からになりそうだとのことです。なので、現在はその予定スペースで丸木スマさんの絵を展示中(←魚の絵が好き)。
とりあえず。
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