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2012/06/30

ニコンの重重写真展

結局夕方まで待ったものの、アダプターは受け取れず(-_-#)。まあ昨日の今日だしね…。

ツイッターの方で取り上げてた、ニコンサロンの重重に行ってきました。携帯だとうまく書けないので明日にしますが、すごくいいです。ぜひ見てください。

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2012/06/29

てなわけで

 ねっとかふぇなうー(* ̄0 ̄)ノ

 さすがにiBookのアダプタなどリアルショップにあるわけないよなーというわけで、アマゾンでお買い求めいたしました。明日届くはずー。ちゃんと使えるといいな。

 

 ボーナスも無事に支給されました。去年は祭典の会費を払ったら赤い字になっちゃったけど(ノ_-。)、今年は会費を払って、新しいMacを買ってもお釣りがくるのだ。うれしいなー。って、去年は期間が長かったのとフェスが入ったのとで会費がいつもよりか高かったんですがな……orz。実際、自分にとっては「祭典会員」って、「ボーナス一括払い」ですむってのが大きいよなあ。月々の中からだと、多分こんなに見られない。

 おし、Mac買うぞー。安いやつだけどなー。

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2012/06/28

おーちーたー(-.-)zzZ

だましだまし使ってきたiBookG4。ついにアダプター(2個目)が断線。起動しなくなってやんの。
つことで今日はとりあえずー。

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2012/06/27

アジサイもそろそろ/淀川コレクション

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 ご近所で。アジサイの寄せ植えというか、まあここまでごちゃっとくればもう何でもというか。アジサイもぼちぼち終わりですね。枯れたままぶら下がってる株もかなり増えてきました。自分でも撮ってて飽きてきたしな( ̄▽ ̄)。

 こんな企画も始まるそうです。

 「淀川長治 映画の世界 名作DVDコレクション」

 淀川さんセレクト80作(全40巻)が、すべてヨドチョーさんの解説付き! あの名調子で育ったぢぶんとしては、ちょっとそそる企画だなー(好きだったのは荻さんだったりするけど)。版元さんのサイト(東京ニュース通信社)にはまだ全巻構成は出てないけど、2作990円なら巷の500円DVDよりもいいような気がする。全部はいらないけど、気をつけて見ておくかな。東宝特撮シリーズも買ったまま見てないのがあるけどな( ̄▽ ̄)。

 ヨドチョーさんって、ちょっとイメージが佐々木団長とかぶるんだよな……。あくまでイメージですが。

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2012/06/26

不忍のカモ

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 急ぐ話もあったりなかったりですが、久しぶりに11時間労働したあとに王将に行ったらすげえぐったりなことになりました。もうチャーハン+餃子は食べられない胃袋になったのか……orz。てか、夜遅くにそんなもの食うな、と。

 写真は24日の不忍にて。そういえば北京ダックというものを初めてちゃんと食べたのも、上野不忍の中華屋さんでありましたよ。とーてんこーではなくてエロ映画館の表側のとこ。


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 思いきりプルプルされちゃいました。


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2012/06/25

24日の不忍

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 24日の不忍。キンクロがまだいるか、うっかり繁殖してないか、気になったので見に行きましたが発見できず。単に留守だったのか、茂みの中の方にいたのか、さすがに暑さに堪え兼ねてもう少し北に移動したのかは定かでありません。

 この日はアオサギ1、ゴイサギ1、ユリカモメ若干、カルガモ(若い個体)少々、ツバメたくさん。カイツブリは見られなかったな。今年はヒナを見ずに終ってしまった。

 蓮もツボミはまだ。開く前に枯れかけてる葉が多いのがちょっと気になります。水上音楽堂の近くには亀いかだ(亀の休憩用)が出てたよん( ̄▽ ̄)。


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2012/06/24

年末年始のキエフ

 つことで、ニーナ&グルジアバレエの白鳥の湖に行ってきたのですが、それはのちほど。

 年末年始のキエフバレエのチラシが入ってたので、とりあえずそちらの話題など……って、こうしてみると、今年はマールイは来ないんだなあ……ってしみじみしちゃうよ。この10年、マスロボエフもモロゾフもいない正月なんてあり得なかったからなあ……(´・ω・`)ショボーン。

 まあでもそれはキエフのせいではない、と気を取り直し。

 光藍社の特設ページ(こちら)にはまだ日程など出てないようですが、チラシによると以下の具合。

 12/22 15:00 フォーラムA くるみ(フィリピエワ+シドルスキー)
   23 13:00 フォーラムA くるみ(チェブイキナ+ヴァーニャ)
   29 15:00 オーチャード ジゼル(フィリピエワ+マトヴィエンコ)
 1/10  18:30 東京文化 ジゼル(マトヴィエンコ)
  11  18:30 東京文化 眠り(マトヴィエンコ)
  12  14:00 東京文化 白鳥
  13  14:00 フォーラムA 白鳥(マトヴィエンコ)
  14  15:00 神奈川県民ホール 白鳥

 このほか1/3に「新春特別バレエ」に吉田都出演決定! とあります。場所や演目は記載無し。フォーラムAでくるみ・眠り・白鳥の抜粋かな( ̄▽ ̄)。

 何はともあれ、フィリピエワとマトヴィエンコのペアがまたみられるというのは何か感慨深いですなー。しかも「ジゼル」だ。ジゼルは「日本初演」とありますが、キエフってのは何版だったのかなあ(……まさかのマトヴィエンコ版とか)。未定のところも多いけど、フィリピエワも多分1度くらいオデットを踊るだろうし、シドルスキーも1度くらいジークフリートを踊ると思うんですけどね。
 そして空いてるところは地方公演なんだろうなあ……光藍社がこんなすきっとした日程で組むはずないもんな( ̄▽ ̄)。

 演奏は29日がニューシティ、あとは劇場付きオケ。13000円〜5000円で、7/29から一般発売です。セット券についての記載はなし。

 HPの方にはまだ出てませんが、11/30〜12/2の、国立上海バレエ団の公演も光藍社がやるそうな。こちらはディーン版「白鳥の湖」で、美術はピーター・ファーマー。ほおー。

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2012/06/23

ひとがおとさにゃ……

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 写真の整理がてら。

 丸木美術館の駐車場の奥にあるこんなもの。ぢぶんは車の運転をしない(できない)ので、駐車場の向こうに何かあるような……くらいにしか思っていなかったのですが、先だって送迎バスを待つ間に前まで行ってみました。

 まあ一部しか写真には撮らなかったので、全体はこちらの右下にあるようなのですが。この「宋銭堂」の左の手前。「ピカはひとがおとさにゃおちてこん」の石碑。

 丸木夫妻が「原爆の図」を描いたきっかけは、広島の位里さんの実家への救援でしたが、「ひとがおとさにゃ……」は位里さんのお母さんのスマさんのことば。

 空襲に参加したパイロットの何人かは、「自分は(空襲を受けた)下の光景が想像できなかった」という発言をしています。それを知ることによって、自分は戦争に反対するようになった、と。
 反面、日本の戦争文学/映画など、あるいは空襲体験者の手記を読むと、爆弾/焼夷弾は「落とされる」のではなく「降ってくる」(比喩的にではなく)ものとして描かれているようにも思うことがあります。雲が来て雨が降るように、敵機が来て爆弾が降る。地上からはパイロットという「人」は見えない故に。

 「ひとがおとさにゃおちてこん」ということばは、この惨禍は「人」が作りだしたものであるということ以上に、落とした「人」の、何段階もあるであろう責任を、何度でも問い返すものであろうと自分は思います。それは断絶された「上空」と「地上」をつなぐためのことばでもあり、戦争責任の所在をつきとめるためのことばでもあるのではないかと。

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 碑のそばに咲いていたヤグルマギク。なぜかヤグルマギクが多いんだよなー。


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2012/06/22

写真集「TSUNAMI」 part3

 いや、クランコとかいろいろあるんですけども、気力はない( ̄▽ ̄)。

 「TSUNAMI3・11 PART3: 東日本大震災「被災一周年」記録写真集」

 第三書館の「質より量」的写真集、part3が出ました。part1は豊田さんの編集でしたが、2からは第三の編集部の編。2は実は見そびれたんだけど、とにかく3集までこの物量を維持してるのはすごいもんです。フォトジャーナリストと呼ばれる人々の写真もあるけれど、地元の記者さんたち(地方紙/地方局/支局)、自治体職員、被災当事者といった地元密着型の写真集というのが、このシリーズの特色でもあります。多分、動画や固定カメラからの起こしもあるんじゃないかな。「大災害」という状況下で起きたことを記録する、という観点から、「写真のクオリティ」よりも物量=状況の記録をより多く、という編集方針は、それはそれでひとつの見識であると思います。

 今回の特色は、「一周年」に際して、2011年と2012年、同じ場所での写真を同時に掲載したところにあります。もちろん全部じゃありません。角度も同じとは限りません。しかし1ページの上下に掲載された写真を仔細に見れば、確かに同じ場所で撮られている。「復興」されたところもあれば、放置されてるとしか思えないところもある。あの日、電話ボックスの上で濁流から逃れた人がいた交差点では、その電話ボックスはそのままに車が行き交う。きれいに直されたプラットフォーム、亀裂が入ったままの道路。大きすぎてどかすことができないモロモロの物たち。

 「1年」という時間そのものを見る写真集、といえるのかもしれません。それは少なくとも「希望に満ちたもの」ではないように思えるけれども。

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2012/06/21

週末にバレエガイド本2冊


 えーと。フェスをめぐりましては。シャコンとシャルキナが来るんだったらガラも申し込めばよかったかなーと思いつつ、まあ今回は見送り。ジルが(アダージェット以外の)何のソロを踊るのか、というのもかなり楽しみではあったけど、ロスが来てくれるのは嬉しいなーヽ(´▽`)/、とか。ポルーニンはちょっと楽しみにしてたのになーとか。

 世界文化社からもうじき出ます。

 「名作バレエ50 鑑賞入門」

 職場でつかまえそこなっちゃったんで(バーコードは読んだのに……orz)、中はまた店頭で見ないとなー。「カブキ」が判官切腹の写真だったのは覚えてるんだけど。多分、

 「バレエの鑑賞入門」の改訂版的位置づけだと思うんですけどね。

 週末には新書館の「バレエ・パーフェクトガイド」の改訂版も出ます。これって3〜4年に1度くらいで出るのかな?

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2012/06/20

去った土日

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 17日、中野エコプラザ近くの公園にて。ダリアかな? ちょっと蓮のような色合い。

 ジュゴン保護キャンペーンセンターのブログに、この16/17日にあった写真展の記事がアップされてました(こちら)。同日に開催されていた関西のイベントの様子などもあります。

 東中野での個展の時にも書きましたが、今回の山本の写真の組みのよさは、基地/反基地が沖縄の「暮らし」そのものの中にあることを俯瞰できるところにあると思うんですね。
 基地だの兵器だの兵士だのの写真で組んで「基地」を見せるのは、ある意味では簡単なんですよ(撮るのは大変だけど)。「こんなすごい艦船が来てる」的なもの。あるいは「こんなにたくさん人が集まりました」的なもの。それをどう「日常と地続き」に見せるかというのは、結構大変なんですが、今回は割りとそれがうまくいったなー、と。そしてそれを「本土」に返すところまで。

 ま、あんまり身内ぼめしてもアレですが。

 それがまあ68枚必要だったとは思わないでもないけど、あの分量のキャプションを読むのは結構大変なのでありましたよ。きっちり読んでくれていてよかったけども。

 それにしても6月に台風ってあんまりイメージじゃないなあ、と思ったら、8年ぶりだそうで。先だって、NHKの朝の番組で「日本人は傘を買いすぎる」的な話をやってたけど、今年に入ってから強風で傘2本壊して(100円+1000円)、会社で2本持ってかれて(500円×2)、半年で4本なくしてますよ、ぢぶん(ノ_-。)。どーしろと。せめて使ったら返せよ、傘。

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2012/06/19

999とかメガネのきみとか

 テレビでもCM始まりました。ディアゴスティーニから999が発車します(これ)。全117話+総集編+テレビスペシャル版を完全収録、全41号。

 2年ほど前(もうそんなになるのかー)、NHKで放映した「全駅停車」の特番のビデオを消化していたところだったんで(笑)、「おっ、そんなものが!」と思ってしまいましたわー。ちょうど松本アニメ全盛期に中学〜高校生だったので(年がばれるなあ)、999はリアルタイムで見てましたが、終着駅のはるか手前で挫折した記憶。それにしても忘れてるものですなー( ̄▽ ̄)。ぢぶん的には劇場版2作があればOK、という気もします。個々の星のエピソードには面白いものも多いんですけどね。

 それはそれとして。
 
  「めがねのキミと博物館 1」

 学芸員4コマというのが出たので買ってみた。ぢぶんも一応資格持ちですが(←履歴書の特技欄を埋める以外に役に立ったことはない)、概論の授業を受けていた頃にちょうどNHKの銀河テレビ小説(←夜の連ドラ枠)で、桜田淳子演ずる学芸員が主役(しかも確か「不倫」物)っていうんで、先生が結構にコーフンしていたのを覚えてますよ。当時、学芸員って「普通の人」としてドラマの主役になるようなものじゃなかったからねえ。

 こちらは、さる社長が道楽で作った小さな私立博物館が舞台。ぼんやりものの学芸員の香坂、手先の器用な受付の内藤、館長という名の営繕係の岩本、社長の孫の警備員銀田。お客さんはめったに来ないけど(おいおい)、屏風を抜け出す唐獅子やら、時間がおかしくなる時計やら、他愛のない不思議を起こすモノたちとのぼんやりとした騒動が4コマでつづられます。

 いかにも漫画タイム的なぼーっとした作品ですが、市立の郷土資料館で実習した身には、そのぼんやり具合が妙にリアルだったりして( ̄▽ ̄)。「学芸員あるある」的なものというよりも、ゆるいファンタジーの舞台としての博物館。実際、大手の花形美術館なんぞと違って、郷土資料館とかはこんな感じだけどなー。

 いやしかし、最近漫画もディストピアものをはじめ、殺伐としたものが多いんで、もう竹書房だのぶんか社だのの4コマで和む方が性に合うようになっちゃいまして。すっかりオヤジだなー(といいつつ、リコランもはまったんだよなー)。

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2012/06/18

がくあじさいとかくるみとか

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 これもご近所で。ガクアジサイの方が野趣があって好きだったんですが、最近はいろんな品種が出回っていて、鋭角な星形の花びらのとか八重咲きとか「園芸種」って感じでねえ。これは花びらが柔らかいラインになっていて、ほかであまり見ないような気がします。薄い紫がいいんだけど、ちゃんと出るかな?

 今日(というか昨日)は久しぶりに中野ゼロへ。そして中野ゼロといえばお向かいのシマチューだっヽ(´▽`)/。アドレナリン上がるー(←ホームセンタースキー)。
 そしてシマチューの裏手に牧さんちがあるのに今ごろ気づいたのであったよ……。駅からだと通らない場所だからなあ。

 BSのマリインカのくるみなど見てるんですが、舞台で踊りが進行してる間にゲルギーが映るっていうのはどうなんだよなあ。アニハーノフとかフェドートフならなあ……。
 カメラワークはやっぱりどうなんだってところも結構あるな。パパが発表会撮るみたいなカメラワークでいいのに( ̄▽ ̄)。
 そしてエフセーエワはやっぱり出てないのかな……。本当に見る機会がなくなっちゃったなあ……。
 とかなんとか。

 はあー。エフセーエワとシヴァコフでくるみを見る、という年末の至福はもうないんだなあ……それどころか巨大スルメとか謎の手持ちぶらんことか箱にリフトされるドロッセルマイヤーとかしゃちほことかも今年はみられないんだろうなあ……って、どういうくるみだ、それ。

 垰田さんの王子は来たりするのかな? いや、それよりK村さんのドロッセルマイヤーとか……いやその前のベジャール版か……などとそれなりの煩悩は抱えつつ、おやすみなさいまし。

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2012/06/17

クランコ版白鳥4幕の1

 さあて、眠くなってきたぞ。だがもうすぐに幕引きだあ。

 4幕は再び湖畔。オデットを待つ白鳥の群れの音楽は、原曲ママ。しかし振付は今一つというか、この曲を使っていちばんいいなーと思ったのは前田さんところの版だ(ゴルスキー版をベースに曲を変更した分だけ手直ししてあるような感じ)。ベンノの件で自分のシャンブルのレポ(これ)を読み直してたら、白鳥の仕草を文章で書こうとすると似ているような気もする(シャンブルがどんな振りだったかはもはや覚えてないんですが)。

 流れは割りとスタンダードです。白鳥の群れがオデットを待ち、オデットが帰還し、ロットバルトが白鳥たちをなぶり、王子がやってきて謝罪と和解のPDDをオデットと踊る。PDDの曲は聞き覚えがないものでしたが、チャイコフスキーの弦楽のためのエレジーだそうな。この版を通じてのいちばんのキモはここなんだろうなあ。

 しかし、呪いは呪い。一度破られた誓いを取り戻す術はなく、オデットはロットバルトに連れ去られ、王子はロットバルトになぶられた揚げ句に(←王子、すごく弱い。ルダコみたいに弱い( ̄▽ ̄))、湖の濁流に呑まれてお亡くなりになってしまい、湖を白鳥たちが泳ぎ去っていって幕が降りるのであった。

 ……いやー( ̄▽ ̄)。ボリショイの版も身もふたもない終り方でしたが、それに比べれば、見もふたもないなりに「おいてきぼり感」がないのはよかったなー、と。

 濁流ですけども、黒の布数枚で表されていて、それは夜の湖だからなんですが、どうしても例の「黒い津波」(←本当に黒かった)を思い出したりしつつ。しかし、先だっての松山のコッペリアにおける「鉄砲水」よりは余程わかりやすい、と(まあ演出意図が違うわけですが)。2階から見るとさすがに王子が之田布の間でのたうつのが見えるのがアレなんですが、1階の前方から見た時は、王子の肩から上くらいしか見えないので、本当に溺れてるように見えてなかなか感動的でありましたよ。いやしかし、フォーゲルはあっちでのたうち、こっちでのたうちで忙しいヤツだなと思いましたが、マッキーの方はそのあたりも(ある意味王子らしく)悠然とのたうっていたようにも思います。
 ……まあ、なんで湖の手前で溺れるんだよ、とかそういうツッコミはなしで。魔法だもの。

 で、それとともに、上手奥にあった廃虚の城(だかなんだか)の2階部分が「どっ!」と崩れる(貼り付けて合った網幕が落とされる)のもなかなか「おおっ!」という感じで見事なんですが、ロットバルトの根城だったら別に崩落する必要はないような……(王子の最後のあがきか?)。王宮からそんなに離れた湖じゃないんだろうから(王子が走って行けるくらいだ)、王宮の建物の一部なんですかねえ? 古い離宮とか。んで、王子の死とともに崩れ落ちると。むー(←本当は崩落自体にあまり意味がないような気がする)。

 そんなこんなで変わった版をみられた喜びは大きい( ̄▽ ̄)←珍品スキー。正直、「常識的に考えてレパートリーに白鳥がないバレエ団ってわけにはいかないだろう」ってことで作ってみた、と思わないこともないんですが、これはこれで面白かったな。白鳥の群舞のフォーメーションも、上からみたらそれなりに面白かったですし。

 つまり、シュツットガルトでセルゲイエフ版を見たいか? っていえばそういうわけでもなくて、これはやっぱりシュツットガルト以外では踊られないだろうから、そこはきっちりと踊っていって(できればもう少し踊り込んで)もらえればよいわけで。こういう変わり版っていうのは、踊ったり見たりしていくうちに、「うちのはこれだ!」っていう愛着がわくものでもあると思うんですよね。むしろそこの確信が、今回はあまり感じられなかったかもなあ。
 ……マーフィ版とかはシュツットでやっても面白いかも? と思うけど、あれは英連邦でやってこそだよねえ、と思うしな(ヒューストンもレパートリーにしてるけど)。

 レパートリーと芸術監督とカンパニー。この問題は常についてまわるのだなあ。

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2012/06/16

クランコ版白鳥2幕の1

 さて、さくっと行きますよ。

 1幕2幕は例によって通し上演です。幕前で王子が踊るとかいうことはなく、単純に「ちょっと待っててね」ちうわけで、その間に薄くついた客電でキャストを確認したりするのですが、2日めは電灯から離れた席でそれもかなわずー(ノ_-。)。もちょっと明るくしてくれてもいいのになあ。1階だと割りと明るいんですけどね。

 さて、2幕は湖畔。上手奥のロットバルトの陣地は岩ではなくて城だか屋敷だかの廃虚。ちゃんと2階建てです。幕貼り付けとはいえ、2階建て好きだなー、ローゼ。
 ロットバルトは伝統的に「邪悪なフクロウ」なので、ここも衣装は黒い(ちょっともっさい)羽根っぽい衣装に、ローマ風(?)兜に黒い羽根が立ってるもの。ソロはあんまり「踊る」印象ではなかったけど、ぢぶんのデフォがゴルスキー版のしかもアノヒトだからなあ……( ̄▽ ̄)。

 手ぶらの王子と弓を携えたベンノ一行が出たり入ったり出たり入ったりと追いかけっこを続けます。ローゼの城(のバルコニーの廃虚)は、この王子がベンノの目をくらますのに効果的に使われてました。なんというか、「追いかけろ、キツネだ!」みたいな(←小鳥の巣かよ……)。

 とかなんとかいううちに、王子と白鳥の出会いがあって(身の上話のマイムはなしのおっかけっこ版)、ロットバルトに王子が追い散らされた後、白鳥の群舞の入場。これは紗幕の向こうから蛇行して入ってくる(最初の折り返しで紗幕から抜ける)もので、とても効果的ですてきでした。まあ初日は一人、思いっきり転んじゃったけどな……。
 入場のあとは、王子ではなくベンノが登場。白鳥の輪の中に取り込まれて攻撃を……って、ヒラリオンかよ! 衣装がそれっぽい(帽子とヒゲが特に)こともあって、もうヒラリオンにしか見えませんよ……ヾ(_ _*)。
 そしてようやく抜け出たヒラリオン……もとい、ベンノが弓で白鳥を撃とうとしたところを、ようやく出てきた王子にいさめられ、ほかの4人ともども追い返されます。これは確かシャンブル(というかフィールドバレエ)の演出もそうでしたねー。あれはベンノは襲われてなかったけど。

 そして白鳥のワルツ、グランアダージョ、小さい4羽、大きい2羽(←ワルツの2羽がそのままシフト。ここが2羽なのは珍しい?)、オデットのソロ(王子のエスコートなし)、コーダ、で、ごく普通にロットバルトに引き裂かれて幕、だったと思います。

 ダンサーについてとかはまた別個に。あ、1幕の「農民のワルツ」がなかったのを書き忘れたので足しておきました。

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2012/06/15

クランコ版白鳥1幕の1

 なんかもういろいろ順番ぐちゃぐちゃですが、とにかく段取り編だけでも進めておくぞ、と。

 1幕1場。序曲の後の幕開けは、男性ダンサーの跳躍での入りから。ピクニックぽい感じはブルメイステル版に近い? 家庭教師の衣装が「王子の家庭教師」らしくなく、誰だかわかりませんでしたわー( ̄▽ ̄)。酔っ払いなのはデフォだけど、もう少し「庭師」とか、労働者階級っぽい感じ。それとからむのが「家政婦」さんで、「オバサン」(乳母とか)役専門の人なんでしょうが、この人がとってもよかったなあ! こういう役者さんがいると、舞台の奥行が違うな。……お城に「家政婦」ってもんがいるのかどうかは疑問ですが(「下働き」って役名にはできないけどねえ)。

 みんなで下手に整列して「じゃん!」ってポーズを取るも、上手からくるはずの王子は来ない。なんだよ、なんだよとざわめいていると、下手からジュダイのようなオバアサンが現れ、女の子たちの手相を見てくれる。アンタはアノ男、ああアノ男はダメだよ、アンタ(家政婦さん)は……アレ(家庭教師)だね、とひとしきりマッジをやってから、実は僕が王子なのでしたあーっ!じゃーん(≧▽≦)!

 ……(・_・) ……って。

 まあ出てきた瞬間にネタバレみたいな芸なので、フォーゲルがやると「いやあー、まったくこのオチャメさんがーヽ(´▽`)/」ですむんですが、マッキーがやると「がんばって考えた余興がそれかーヽ(#゚Д゚)ノ」と思わなくもない。家庭教師のくるくるが確かこのあたりに入って、「いつもより早めに回されてるなー」と思った記憶。

 順番はアヤシイですが、「道化の踊り」の音楽で、ベンノ+4人の男性の踊り。トロワはなくて、パ・ド・シスをまるまる全曲使って、王子と5人の娘のパ・ド・シス。曲順も多分原曲通りではなかったろーか。農民のワルツとトロワはなし。確かにパ・ド・シスが長いので、最後のポロネーズ(乾杯の踊り)があればワルツはなくてもいい気がするし、トロワとパ・ド・シスとPDD(黒鳥の音楽の。原曲通りだと1幕にあって、松山など1幕でその音楽を使う版もある)はどれかひとつでいいな。

 貴族の先導で王妃(と大臣?)登場。4人の使者がそれぞれの姫の肖像画を持って随伴し、「明日の舞踏会でこの中からお嫁さんを選ぶのよ〜」「聞いてねぇよ!」のやりとり(弓はなし)。機嫌を損ねた王子は、王妃たちが帰った後で「踊りましょうよぅ」という娘さんたちの誘いもことわって、ひとり湖を眺めるのであった。
 そんな王子をうっちゃっといて、一同「乾杯の踊り」(乾杯はなし)で盛り上がり。センターは家庭教師+家政婦さんで、あとは男性一人に女性二人の組だったかと。みんなが帰ったあとで、王子は湖へと走っていき、王子のいないのに気づいたみんなは真っ暗な中をカンテラを持って探しまわり(←遅い)、ベンノが弓を手に、4人の男性を率いて探しにいくのであった。で、幕。

 最後の王子捜索隊は、松山の版にもあったと思いますが(←こっちの方がコメディっぽい)、ベンノが弓持って「行くぞ!」というと、なんだか「王子狩りだー( ̄▽ ̄)」とちょっとツッこんでみたくなったり。ジョーンズがかっちょいいから、ってことにしておいて。

 しかし、ユルゲン・ローゼの美術、湖の夕焼が絶品でありましたよ。美しかったなあ。

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2012/06/14

ダンマガとかニーナの沖縄公演とか

 病院では結局「3ヶ月経ってみないとわからないからあと1シート飲め」っつー話で終了。これだからなあ……。

 今月のダンマガなど立ち読み。
 ニーナの特集ですが、すごい分量ですごい読みごたえだったようなので、立ち読みはせず(笑)。昔のガラの写真などあってちょっと懐かしいな(←舞台は見てないがDVDは持っている)。最近ダンマガは(お目当ての写真がないときは)ブックオフで月落ちを買ってるので、出たら読むことにー(←出ないこともある)。えーと、ちなみにニーナは「白鳥」だけ、来週の日曜の回に見ます。

 さらに余談ですが(って余談もなにもないような)、グルジアの沖縄公演、ニーナの主演の日ともう一日はアナスタシア・マトヴィエンコだそうです(これ)。そういえばマトヴィがニーナのパートナーだもんなあ、その手があったか………と思ったけど、前の発表だとカンデラキだったような気も。自分ならむしろカンデラキの方が見たいようなと思うけど、どっちみち、沖縄まで見に行くわけではないからなあ。アナスタシアのパートナーはデニスではなくアフメテリ。アナスタシアの日は、ニーナのトークなどいろいろ特典つき。今回は眼鏡屋ではチケットは売ってないのか。プレイガイド業務やめちゃったのかな。
 今回はコンベンションではなく沖縄市民会館。以前、公開審理で行ったような気がするところだけどな(←「最寄り駅」という概念のない地域なので、車の中で寝てしまうと位置関係がわからない)。

 さらに余談ですが(って……)、沖縄タイムスは09年の東バの沖縄公演の主催で、その前も初めてマールイが沖縄公演をしたときやらなにやらと、沖縄でのバレエ公演の主催に入っているところ。また東バ呼んでくれるといいなあ。あの時、コンベンションの野外舞台でギリシャが見たい! と思ったのが、思いがけず横浜で実現しようとわ(≧▽≦)。

 つことで。結局、ペルミのコンクールについての友佳理さんのインタビューだけ読んできました。あまりコンクール類については詳しくないんですが、そもそもワシリーエフ/マクシーモワの関わっているコンクールで、友佳理さんも何度か審査員を務めてらっしゃるんですね。審査員の中にはボヤルチコフの名前もあって、そういえばボヤリーはよくペルミからダンサーをスカウトして来てたなー、なんてことを思いだしましたよ。「ペルミ三人娘」なんてね( ̄▽ ̄)。ギリョワとコチュビラとあと一人誰だったかなあ……(←薄情)なんて、違う方向に目が遠くなったりして(ノ_-。)。

 ついでにクロワゼもちらっと。「引き上げ」特集にナガセくん。「ナル入ってる時も引き上げ!」に笑っちゃったよ( ̄▽ ̄)。

  

 ←これももうじき出ます。「七つの海七つの空」「エル・アルコン」「テンペスト」の三本立て。青池保子の宝塚レポートとインタビュー、ライナーノート、全イラストつき。絵が若い〜。

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2012/06/13

夜のあじさい

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 しばらく前の(白鳥の日だったかな)夜にとった紫陽花。近くの商店街で。

 いろいろネタはあるんですが、体調がダメダメです。「副作用は3ヶ月で収まるからがんばって飲め」といわれたクスリを、ほぼ2ヶ月飲んでるわけですが、ひどい貧血になってます。しかし本来、貧血の治療のはずなんだけどな……。貧血の治療のクスリの副作用で貧血起こしてるって、現代医療ってなんなんだよ……(´・_・`)。
 ま、水曜は夜間診療なんで、次のクスリもらいがてら行ってきますけどね(今日は会議で行けなかったし、月曜は休診なのだ)。


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2012/06/12

キンクロの湖

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 ……言ってるそばからつまづいているオレ。

 えーと。2日の不忍、蓮池です。4月末に「まだいるのかよ Σ( ̄ロ ̄lll)!」と言っていたキンクロハジロがまだいました。渡りを放棄したらしい。「もういい! オレここにいるから!」

 ……ケガしたかなんかで帰りそこなっちゃったんでしょうな。4月にはつがいらしきメスがいましたが、この日は単独。おいてかれちゃったのか、単にいっしょじゃなかっただけなのかは不明。蓮池で繁殖するかなあ。そういえばキンクロのひなって見たことないな。さくっとみたところ、2010年の夏に、神奈川で繁殖が確認されたのが「本州初の繁殖確認」だったようです。この時の親鳥は翼の負傷で帰り損っちゃったらしい。ツキアイのいい相手がいてよかったね。今回繁殖したら「都内初」とかになるのかしらん。神奈川よりは北だけどなあ(たいしてちがわん)。

 カイツブリもぼちぼちヒナが外に出るころだと思ったのですが、まだちょっと早かったみたい。もう少し蓮が茂らないとダメかなあ。

 写真をクリックして大きくすると、白と黒の鳥が見えるかと思います。クリックしなくてもど真ん中よりちょっと上くらいの所に写ってるのが見えるかと。携帯で撮るとこれくらいが限度なんだよなー。

Ca3k01782

 ↑ コイツ。

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2012/06/11

クランコ版白鳥3幕の1

 クランコ版の白鳥について、まあいろいろあるんだけど、平日は帰ってくるなり寝ちゃうし、休日はテレビ見ながらダラダラと切抜き整理(←この土日で新聞袋3つ分廃棄!)したりとかで、まとまった時間を取れないのであった。

 まずは3幕(舞踏会)についてちょこっと。

 セットはいつもの2階建て回廊型。茶色ベースで相変わらずシック。真ん中の大階段がすごく急そう。ポワントで降りるのコワイだろうなあ(ポワントの人いなかったかも……)。通常上手側にある王子と王妃(とロットバルト)の席がなんと下手側に! Σ( ̄ロ ̄lll)。ロットバルト見るつもりで下手の席取ったのに……。といいつつ、結局ロットバルト見てなかったけどなー(←むしろ2階に気をとられてたりして)。

 道化はなし。道化の踊りは1幕の男性4人+ベンノの踊りで使用。ファンファーレのラッパは子役さんが8人だったかな? 階段の両脇についてたかと。あ、家庭教師もいなかったような。貴族の偉そうな人は何者なんだろう。大臣とか? 王子はいつ出たんだったかな。遅刻はしてなかったと思うけどな。

 各国の姫は、花嫁候補の踊りの音楽にあわせて、2階上手から登場して階段を降り、王妃に挨拶して両脇の自分のおつきたちと合流……だったかと(ここでは出てくるだけで踊らない)。スペイン→ポーランド→ロシア→ナポリだったかな? チャルダッシュはなし。
 2回見たおかげで、この段階でそれぞれの姫の性格がわかったりして面白かったです。それはそれぞれの「国柄」をクランコがどう見ていたか(あるいはこの頃のドイツがどう見ていたかをクランコがどう考えていたか)でもあたて、まあある意味ヘタリア的というか。そこからつなげると、初日に (・_・)ハア? だった各国の振付もなんとなく「あー( ̄▽ ̄)」な感じになったりしてですね。ええ、その意味では面白かったですけども。

 そこからすぐにロットバルトが単体で2階に登場して、階段を下りてきたと思うんですが。そして玉座の隣、階段下手脇くらいのところにマントを広げ、閉じるとオディールが! 帰りも同じようにマントを広げて閉じるとオディールが消えた! というわけで、思いもかけずプリンセステンコーでしたが、初日は座席が前方だったので、本当に「湧いた!」「消えた!」と見事だったんですが、翌日2階脇からみたら、出る時に隠し扉がわかってほっとしましたよー(笑)。帰りは見えずに消えてましたが。扉の前にさらに貴族の女性か誰かが立っててわかりにくくしてたりして。それと美術がいいから、扉をちゃんと閉めると継ぎ目がわからないようにできてるのね。

 で、スペインから各国の踊り、黒鳥のGPDDうんぬんとここからは通常の順序で進んでいくのでありました。

 つづく(いつかはわからないけど)。
 

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2012/06/10

うさこちゃんとふぇるめーるちゃん

 フェルメールのコスプレしたうさこちゃん(←あくまでも「うさこちゃん」だ)の画像が出回ってたと思ったら、こんな本も来ましたよ。


 「ミッフィーとフェルメールさん」

 美術出版社刊。いつもの「うさこちゃん」の本よりもちょっとだけ大判です(多分左右比は同じ)。

 美術館にフェルメールさんの絵を見に行ったミッフィーとおとうさん。おとうさん(「ふわふわさん」ですね)がミッフィーに絵に描かかれているものを説明したり、ミッフィーが絵の感想を言ったり、まあ「子どもと美術展に出かけた時の想定問答集」でもありますかな。

 図版といいますか、ミッフィーとおとうさんの絵(おそらくは過去の「うさこちゃん」絵本からの抜き)と、フェルメールの絵が半々くらいでしょうか。造りはいつもと同じで(ついでに口調も同じ)、見開きの片面が絵、片面がミッフィーとおとうさんの会話。巻末には紹介された絵の解説もついています。

 ……まあ実際問題として、こんだけしゃべりながら歩いていたら「うるさい」と思われそうな気もしますが( ̄▽ ̄)。ある意味、月影先生と麗みたいな(←後ろに座られたら絶対イヤ)。

 要するに今度のフェルメールがくるという展覧会(これ)の関連で、フェルメールとブルーナ、オランダつながりの企画なんですが、今一つターゲットがよくわからないというか。いや、親子で読むためのものなんでしょうけども。あとミッフィーファン向け。お子さんの予習用よりは、展覧会に行って興味を持ったらおみやげに買ってあげる、とかの方がいいのかなー(←余計なお世話)。

 ちなみにコスプレうさこちゃんはこちら。絵本つき鑑賞券とか、スカーフ付き鑑賞券とか、いろいろあるみたいです(こちら)。

 ついで。

 「うさこちゃんびじゅつかんへいく」

 ブルーナの意向と言うか、考え方もあるように思いますが、各美術館でブルーナ作品を使った子ども向けのワークショップというのもよく行われています。それ用の3冊セットの本っていうのも見た事があるんだけど、市販品じゃなかったかもなあ……。

 どうでもいいネタ。

 会社で「うさこちゃんAirMacベースステーションになる」といったらもはやそんなものは通じなかったのであった。思いだすなあ、鏡もち。「タジン鍋になる」でもいいですが。素直にトトロっていえよ>ぢぶん。
 


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2012/06/09

視点雑感

 2日に日本リアリズム写真集団の公募展「視点展」に行って参りました。
 リニューアルされた都美に入るのも楽しみのひとつだったんですが、見た範囲ではあまり変わった印象はありません。1階入り口すぐのところがミュージアムショップでしたが、今回は見てこなかった。前はどこにあったんだっけな。コインリターンロッカーがシックになっていたような( ̄▽ ̄)。基本的に、中の保管/展示設備の更新とバリアフリー化が目的だったはずなので、独特の都美の雰囲気が残ったのはよかったなー。

 さて展覧会の方。今年は入選作が、概ねテーマごとにグルーピングされて展示されていました。去年はそんなことはなかったと思うんだけどな。震災関連、郷土文化(祭礼とか芸能とか)関連、山農村、年寄り、子ども、自然、動物、海外、原発……。震災と原発を合わせるとやはりそれなりの分量があります。でも思ったよりも少なかったかな。昨年との比較でいえば、広島・長崎の写真が何点か入ったなあ、と。あとデモ写真。それと都市(東京に限らず)の写真が少なかったように思います。単純にいい写真がなかったということもあるでしょうが、撮り手の興味の推移、みたいなものもあると思うんですよね。

 よく広告などでは「困ったときの動物と子ども」というくらいで、この手の写真は強いですが、しかし圧倒的に「老人写真」は強い(^▽^)! 被写体の持ってる力が違うよなあ。
 逆に、自然写真は、見ている時はきれいだと思うけど、あまり印象に残らない。

 1枚写真で入選しているものはやはり力があります。組ものの場合は「気持ちはわかるけど、これ1枚の方が力があるのにー」というものもいくつかありました。組って本当にむつかしいんだよな。どれを足してどれを抜くか。どれを大きくフィーチャーするのか。他人の作品だとわかるけど(笑)、自分の作品から「抜く」ってすごく大変なんだよね。
 もちろん組み物には組み物のよさがあって、今回成功してたのは動物の交尾写真(5枚か6枚)。これ、単独だと面白くないよなあ( ̄▽ ̄)。ライオンがいちばん気持ちよさげだったけど。

 今回のぢぶんの「いちばん」は、飯舘村の組み写真の1枚。テリア系の子犬だと思いますが、じっとこちらを見上げながら、ぶんぶんに尻尾を振り続けてる。そのぶんぶんの尻尾が、そのまま原発事故のなんたるかを思わせてくれます。(おそらくは)見知らぬ人に、そこまでぶんぶんに尻尾を振るなんて、どんだけ待っていたんだろう。飼い主が戻ってきてくれるのを。人がもう一度戻ってきて、元の村になるのを。でもそれはもう戻ってこない。運が良ければレスキューされて、新しい飼い主がかわいがってくれるかもしれないけど、その子の待ってるものはもう帰ってこない。もう原発ものはこれ1枚でいい、と思いましたよ。

 気になるのは、基地/軍隊の写真が沖縄しかないこと。ダンナ(←本土の基地写真のストックは大量にある)も「あー、そういわれればー」と言っていましたが、関心薄れてないか。

 しかし、この写真展だけみてると、日本って言うのは、老人を大切にし、子どもはのびのびと暮らし、農山漁村はいきいきとして、各種伝統芸能もしっかりと継承されて尊重され、自然はゆたかで、市民運動も活発であると、そりゃまた立派な国でありますな。どこの話だよ、それ。

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2012/06/08

全幕プロキャストキタ━━(゚∀゚)━━!!!


 フェスの全幕プロのキャストが発表になりましたーヽ(´▽`)/。K村さんはロホの日のエスパーダ、コジョカルの日の大僧正、ヴィシの日のラジャ。エスパーダは入らない可能性の方が高いかと思ってたからウレシイよぅ。メルセデスは奈良さんだしっ! 

 いろいろ初役も来てます。ビッグなところでは高岸さんのドンキのタイトルロール。てっきり森川くんで来ると思ったのでびっくりです。あれもあれで好きだったけど、今回は闘牛士組かな。
 ガマーシュのナガセくんも初役だったかな。意外だけど多分似合う( ̄▽ ̄)! ナルナルなガマーシュだな。ドリアードの女王は渡辺さんキタ━━(゚∀゚)━━!!!  二階堂さんともども初役のはず。これは楽しみ。
 ジプシー娘は鉄板の美佳姫が2回。高村さんのキューピッド、高橋さんと氷室ックのサンチョとこちらも鉄板揃い。氷室ックのサンチョ好きなんだよなー♪ 

 バヤの方はガムザッティが奈良さん/田中さんの日替わりでこちらも鉄板。ラジャは木村/高岸、マグダヴェーヤが高橋/松下、友人が弾/森川と、初役なしの手堅い配置。ラストで木村大僧正とコボーのソロルのガチ勝負になるかどうかが楽しみだなー♪ 

 何はともあれ、一般発売の前にキャストが出たのはよいことだ♪ まだ獲ってない日もあるからがんばらないとー。いいところが残ってるかなあ……。

 西岡棟梁の映画を見て以来、奈良行きたい病が来てるので、津から奈良に回るかなあ……みたいなことも考え中。津からなら橿原までは近いけども。いや問題はキャストだし、こっちの情報は出ないだろうなあ……。

 公式ブログのパリツアー報告も更新されました。佐伯さん、矢島さん、梅さんの3人による報告。写真もいっぱいあって嬉しいなーヽ(´▽`)/。オペラ座の夜景がキレイ。オペラ座から見た夜景もキレイ。爪先もキレイなのだー。

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2012/06/07

クランコ白鳥2日め

 やー、しっかり寝落ちしちゃった( ̄▽ ̄)。気づいたら1時半まわってやんの。

 さてクランコ版2日め。オサチェンコはまだ踊り慣れてないのかなー、というところも随所にありましたが、自分はアマトリアンよりも好みでした。オディールよりもむしろオデットの方が、踊り慣れてない感じが初々しさになってよかったな。ものすごくいい、というよりも「普通にいい」という感じですが、王子との心のやりとりは昨日よりもしっくりきたかと。

 アレね、アマトリアンのオデットの後ろには、それまでの王子が死屍累々としてそうだけど、オサチェンコのオデットにとってはこれが最初の死体みたいな(←おいおい)。

 その意味ではマッキーも普通の王子というか。たいへん誠実で、人生についてもそこそこ悩んでいそうでありました。まあ今日は2階の後ろの方だったから、細かい表情とかはチェックしてませんが。てゆーか、フォーゲルは悩まなさすぎだろう( ̄▽ ̄)。

 昨日、近くでみたらやたらとバタバタ見えた白鳥の群舞も、フォーメーションなどがきちんと見えて「なるほどなるほど」と。オディールの出も今日は見えたよ(^▽^)! 最後の王子が溺れるところは、前方で見ると黒い布に王子の胸から上くらいしか見えなくて、本当に溺れてるようにも見えたんだけど、上から見るとその辺りの面白さは目減り。

 初演63年ということは、クランコもまだ30代だから、若書きのうちなのかなあ。ゴルスキーもぶちあたった「プティパ(イワノフ)の壁」は分厚いなあと思いながらも、ゴルスキーがモスクワ的演劇性と階級闘争史観で突き抜けちゃったほどではないような。
 まあでも、ホームで何度もみると、これはこれで愛着がわくような気はしますね。そんなに何度も見るチャンスはないだろうけども。マッジが出たりヒラリオンが出たりウィリが出たりでなかなか忙しい(←違う)。そういえばクランコはジゼルはやらなかったのかな?

 家政婦のオバチャンはオバチャン専門の役者さんなんだろうなあ(橘静子さん的な?)。カンパニーにそういう人がいると厚みがでていいですよね。オネーギンの乳母(タチアーナの乳母だけど)もあの人だったような気がしてきたけど自信はない(←確かめろよ……)。今回はみられないと思っていたジョーンズもベンノでみられてよかった、よかった。

 とりいそぎ。

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2012/06/06

クランコ版白鳥初日

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 土曜日の不忍。まだ立ったままのはっぱがカワイイ♪

 今日はクランコ版白鳥の初日。初めて見るプロダクションはやっぱり「?」と「ほう!」といろいろだけど、これもビミョーなところと「ほう!」なところと。でも最終幕が面白かったからイイや(^▽^)! みたいなところでしょうか。

 明日もまだあるのでネタバレにならない程度に。

 最終幕以外の演出でいちばん「ほう!」だったのは、宴会の最中に王妃がやってくるところで、各国の使者(のようなもの)がいっしょにやってくるところかな。席が前方の下手ギリギリだったので、下手側に並ばれてしまってよくわからなかったんですが、それぞれの国の使者(だよな)が姫の肖像画を持ってきていて、3幕(舞踏会)では姫とおつきが踊る後ろの階段の上に控えているんですよ。というのに3幕で気づきまして、「ほほう!」と。

 しかし失敗したなー。祭典のチケットが来る前に2日めのチケットを買っちゃったからしょうがないんだけど、明日も下手のサイドなんよー 。・゚・(ノд`)・゚・。 。 折角なら上手と両側から見ればよかったなあ。3幕の回廊の下手側とか、全然見えなかったんだもん。

 でも明日は上からなので、今日よくわからなかった白鳥のフォーメーションとか、最後に王子が右往左往するところとかは見えるはずだ。あとオディールが出入りするのも (・_・)! だったので、今度はちゃんとみるぞー。

 フォーゲルの王子は、やっぱり頭の中にたんぽぽ畑がありそうな( ̄▽ ̄)。めちゃくちゃ育ちのいい大型ワンコだなあ。うっかりさんを通り越してるよ。アラベスクでもランベルセでも、とにかく後ろに上げる脚がうつくしーヽ(´▽`)/。マネージュの気持ち良いことといったら。愛され屋さんだよねえ。
 アマトリアンのオデットは、白く塗りすぎてちょっと怖かった。あんなに痩せていたっけ? 調子悪かったのかなんなのか、生気がないような気がしたなあ。オディールの方がよかったけど、最終幕の、白鳥以外から持ってきた曲(だと思う)での、最後のPDDがいちばんよかったような。

 あ! 1幕は家政婦さんがGJだったよヽ(´▽`)/ あれは先生とかなんだろうか。そしてお城に「家政婦さん」がいるのかどうかもよくわからないが。

 とりあえず。


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2012/06/05

不忍の蓮

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 土曜の不忍。気のせいか例年よりも蓮の生育が遅いような……と思ったら、ボート池に近い一角だけは真っ青に育ってました。なんなんだろ。日当たりとか?

 ダンナこと山本の、写真展だの講演だののスケジュール欄を、左ブロックに作ってみました。まだいくつかオファーは来ているようなので、決定して、えーと、かつぢぶんの気力のあるときに更新していきます。多分(←気弱)。

 直近では、6月の16・17日に中野ゼロで、ジュゴン保護キャンペーンとジョイント企画をやります(これ)。東中野でみ損ねた人はぜひー。入場無料です。

 あと本人のプロフィールページとかを作んないといけないのか。……ふー。

 

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2012/06/04

じゃじゃ馬アップしました。

 格納庫にシュツットガルトの「じゃじゃ馬馴らし」をあげておきました(これ)。 

 えーと。ほめてるんだかほめてないんだかわかんないんですが、やっぱり自分向きではないなあ、と。フェミじゃない人なんですけどね( ̄▽ ̄)←むしろ仲悪い。召使いに「脅せ」っていう、あのくだりが決定的にダメで、それ以降はのれなかったなあ。カーニバルと最終場は面白かったけど。

 で、なんかそういうのあったよなーと思ったら「愛の6日間」であったような(これ)。ぢぶんは松崎しげるじゃなくて、布施明で持ってたりしますが。

 あ、オケはよかったです。あのスライドホイッスルって、打楽器の人の担当なのね。そういえばサンバホイッスルとかもそうだなあ。

 アイシュバルトの白鳥降板はふえーん 。・゚・(ノд`)・゚・。 なんですが、キャタリーナは確かにハードだよねえ……。ふえーん。

 もろもろ発表されていますが、シムキン・ガラでいちばんびっくらこいたのはコレスニコヴァだったりする。どういうオトモダチ。せっかくだから、白鳥/黒鳥でないコレスニコヴァをみたいもんですね。去年の来日のインタビューかなにかで「ニキヤが好き」といっていたような気がするので、そこいらあたりでも。ABTつながりでカレーニョ大先輩を呼んでくださらないかしらん(←まだ言ってる)。

 フェスガラも発表になってます。今回はパスだなー。予算的にも体力的にも。「モノ・リサ」はちょっとみたかったけど。パリオペ組の「水に流して」は例のシャンソンで踊るんだろうか。Aプロでジルが踊る「未定」のソロが、自作だったらどーしよー( ̄▽ ̄)なんてビビってみたりして。ジョゼは中抜けして(ファニー)ガラには帰ってくるとか、そういうことはなかったんだな。とかとか。

 

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2012/06/03

ちらっとじゃじゃうま

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 今日の不忍。4月末から比べると、蓮もずいぶん育っていましたが、例年はもっと育っていたような。どうだったかな。

 都美で視点展を見て、その後文化会館のソワレの「じゃじゃ馬馴らし」を見ました。主演はアイシュヴァルトとレイリー。主演二人を含めてパフォーマンス自体はすばらしかったですが、作品としてはやっぱりビミョーだなあ……。まあ原作が原作だからしょうがないけど。

 というようなことを、半分ほど書きました。あとの半分が明日書き上がることを祈らずにはいられないのであった。何に祈るのかさっぱりわからないし、祈ってもいないんですが。

 ラドメイカーとメイソンの踊りもたっぷりみられてオトクだったなー♪ プログラム、プリンシパルだけじゃなくてソリストクラスの写真も載ってると嬉しいんだけど。NBSでもこの「どこまで載せるか」にはばらつきがあるようなので、カンパニーの意向とかもあるのかな。経歴はプリンシパルだけで、ソリスト以下は写真と名前だけ、でもいいんですけども。

 あ、ナニゲにアヤシイ神父さんがお気に入りでしたよー。


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2012/06/02

池田龍雄展in丸木

 さてと、先週に出かけた丸木美術館の池田龍雄展(これ)の続き。

 今回は、企画展用の展示室1室(といっても広い)を使い、2000年代の作品を中心に37点。抽象的な中に9.11や基地、戦争による焦土などを織り込んだ絵が中心ですが、3.11以降に描かれた3連作「蝕・壊・萌」も展示されています。上のリンク先の一番上にある3点(タイトルは右から順)がそれ。それほど大きな作品ではありませんが、目の前に立つと、吸い込まれるような、不思議な感覚になります。特に「蝕」の中心に見える黒い太陽のような円。これはサブタイトルに「津波」とあるのですが、てっきりこれが原発の方かと思ったり(^▽^;)。自分の中で「津波」には「蝕む」というイメージはなかったので意外であった。ちなみに中央の「壊」のサブタイトルが「原発」で。「萌」が「復興」。

 展示室で流されていた(講演の時にも見た)DVDは「散り損ねた桜の碑」という、ご自身の特攻隊経験を基にした絵について。敗戦時は霞ヶ浦でしたが、8月末に鉄道で3日かけて佐賀に帰る途中、夜明けについた広島駅は忘れられないそうです。朝もやで3キロくらい先は見えないけれど、コンクリートのプラットフォームがあるだけで、あとは何もない光景。

 公演では、「戦争・原発・美術」について、とのことでしたが、メモ取ったのは「美術」のところと、長めだった質疑のところ。しかもメモの意味がよくわかんないよ、ぢぶん……orz。ダダからシュールリアリズムへの流れとか、いろいろ面白かったのに。

 「人はなぜ絵を描くのか」。人は大概、生まれながらに絵を描く。それは心の中の何かを見える形にしたい、伝えたいという、本能的に持っている「表現」ということ。この表現が疎外される。例えば軍隊においては、笑うということすら許されない。シュールリアリズムとは、想像力の疎外を立ち切り、外からの規制から自由になるということ。

 「リアリズム」「リアリティ」とは最近使われなくなった言葉だが、70年代はさかんに使われた。リアリティとは、すべての美術作品に必要な心の真実。「超現実」とは意識下の世界であり、それを見えるように絵にする。「現実主義」、現実そのものと「超現実」とはつながったもの。

 (池田氏の絵によくうがたれている穴についての質問に応じて)絵にうがたれた穴は、平面を平面でなくすもの。命は穴から出てきたものであり、ブラックホールやビッグバンの穴・宇宙のイメージ。
 
 とまあ、自分のメモ書きだとこんなもんだよ……orz。絵と一緒に掲示されてた短い言葉もメモってこようと思って忘れちゃったしさ。しくしく。

 レジメがわりに配られた紙は、多分、毎年行われている「反戦反核展」の趣意書かなにかだと思うけど、そのうちの
 「芸術表現は「虚構」(フィクション)のかたちをとるけれども、それは物事の「真実・真相」つまり「まこと」を現すための仮の装いであって、現実を見る眼が濁っていたり曇っていては真の表現は覚束ない」
 という部分を引用しておくことにして。

 今回の特別展は「福島から広がる視線」の「1」としてあったわけだけども、「2」は銀板写真(ダゲレオタイプ)で撮影した福島の写真展(7月14日(土)~)。ダゲレオの新作実物ってみたことないかも、多分。これも行きたいなー。行けるかなー。
 

 

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2012/06/01

母がしんどい

 「母がしんどい」 田房永子著

 信田氏の一連のAC(アダルト・チルドレン)ものが出始めたときに何冊か読んで以降、この手のものはあまり手を出さずにきたのですが、見本が来たところで「これは読もう」と思ったのは、裏表紙(カバー)にある

 「突然通わされるピアノやバレエ」「ブラジャーを買ってくれない」

の2文。まあピアノやバレエを(本人の意志とは無関係に)やらされるのは(うちも含めて)ありがちといえなくはないけど、「ブラジャーを買ってくれない」のはなぜか。レビューにも「うちも買ってもらえなかった」というのが載っていたけれど、実はぢぶんも買ってもらえなかった。あれは本当になぜなんだろう、と思うけれど(いや、別に分析を求めちゃいませんよ)。うちなんか、4つ上の姉がいたんですから、買わなくてもお下がりでいいはずなんですが、「アンタはしなくていい」の一点張りでしたねえ。中学から電車通学でしたから、もう外から透け透けになって痴漢狙われ放題で(半年で股間蹴り上げぐらいするような女学生に育ったけどー)、「したい」っていっても「しなくていい」。見かねた司書教諭の先生が「お母さんにお手紙書いてあげるから」って言ってくれたのにも「殴られるからやめて」って言って、それで「殴られないような手紙」を書いてくれてようやくでしたよ。あれは本当に何だったんだろう。結局、自分で買ってたけどな。

 というようなことを思い出したりしつつ。

 うちの母とはベクトルがちがうなと思いつつも、それは著者が一人っ子だったのもあるなあ、と。作者は母親の「愛情っぽくみえるもの」と「怒り」の振り幅の大きさに振り回されていたようにみえるけど、それがうちでは前者を姉、後者を自分に振り分けられてたんだなー、という気もしなくもない。
 まあそれも「しんどい」ではあるけれど、だから自分はものすごく早い時期に、「100%自分の味方をする「自分」」を持てたし、家を出る時に男に頼らずにすんだ、ともいえるわけで。とはいえ、作者同様のキレっぷりは30代のうちはあったからなあ(ダンナよく耐えたよな……)。

 作者はいい精神科医に出会ったようにも思います。「あなたはひとつも間違ってないから、治療はいらない」って言ってくれる医者なんて、そんなにいないんじゃないかな。

 そして「父親からの(サイテーな)手紙」は実は自分ももらったりしたし( ̄▽ ̄)。父親が仲裁してくれなかったことも、「してくれないことで私は勝手に「お父さんは私の味方」って思えてた」というのも同じ(「シンデレラ」のお話で、父親の態度をあれこれいう人は多いけど、「不介入」以上の父親なんているのかねえ。なので、マイヨー版の「シンデレラ」の最後の最後、父親がシンデレラをかばって妻と別れるのは、ぢぶんにとってはすごく「救い」でしたよ。ふつー、あり得ないからねえ)。

 例えばカミュの「異邦人」は、現国の先生は「人を殺してなぜ悪いか」の文脈で扱ったけど、自分は「母親が死んでも悲しくないのは、そこまで罪になるのか」ということの方がショックだったわけで、「異邦人」というのは「親が死んでも悲しくないという異端者」のことなんだなあと。

 まあいろいろ脱線しましたが。

 「でもお母さんだからやっぱり好き」的なまとめがちなところを、きちんと親と絶縁して、その後はその後のこと、と貫いたところに(編集さんも含めて)立派だなーと思ったのでありました。
 自分らが「異邦人」であり続ける(社会的にそう規定され続ける)か、は、不透明なままではありますが。

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