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2012/08/31

オーバード、覚え書き

 昨日の記事に富山着の時間が落ちていたので入れておきました。「富山行く!」とゆうたら、経路とか時間とかいろいろ聞かれたので、オーバードはちょっと気になるホールらしい。

 つことで、初オーバード。いいホールでした。どこか似てるホールを知ってる気がするんだけど、今ちょっと思いつかない。座席は1階の後方が2階の扱い。よって、3階席は実質2階席というか。客席側の奥行きはゆうぽうとぐらいでしょうか。今回3階の2列目でしたが、舞台からの距離は大体ゆうぽうとぐらい。高さはもうちょっとあって、2.5階くらいかなー。
 上の階のバルコニーは、最近多い、舞台に対して横向き(ちょっとだけ斜め)のタイプ。1階前方は、上から見た感じだと、ゆるやかなスロープっぽい。3階は1列ごとに段差。
 音響はやわらかめな気がしたけど、オケが違うからかもしれない。舞台も、東バのドンキのセットを置いても狭い感じはしなかったな。

 今回、休憩が1回ということもあって、下のホワイエは見なかったのですが、3階はベンチちょっと少なめ。オペラの衣装などが飾ってありました。トイレは上手側。なかなか広めですが、入ってから2カ所に分かれるタイプなので、交通整理はめんどうかなあ。あまり混雑はしてなかったので、問題は特になかったけども。

 チケットは、ホールに電話で問い合わせた時は、郵便振替で入金の後郵送、だったかな。原則、カウンターに取りに行くようになっているようで、ちょっと面倒な感じ。ぢぶんが電話をしたときには、ホール分もあまり残っていなかったので、結局ぴあで取っちゃいました。ほかに、アーツナビという富山のプレイガイド(こちら)で扱ってます。こちらは登録無料(ホールの会員は有料)。

 駅北口からはすぐ。大きく「オーバードホール」と書かれたビルの、エスカレータで2階に上がったところが入り口。入り口をまっすぐに行き過ぎたすぐのところにカフェもあります。
 いわゆる繁華街は南口。ぢぶんもホテルは南口だったのですが、この南から北へ抜けるのが結構わかりづらかったな。駅の東側(滑川側)にある地下道を通るのがいちばん近いというか、実際徒歩だとそこくらいしかないんだけど、ちょうどその辺りが工事中で。「地下道入り口」と書いてあるところを臆せずに降りていって、看板を見ながら歩けば、オーバードの入り口正面の出口に出ます(変な日本語だなー)。むしろ、帰りの出口で迷ったという( ̄▽ ̄)。

 まあ、富山は市電の街なので、市電通りがわかれば大概なんとかなります。バスとちがって、走ってなくても道路みればわかるからね。駅の間が短いから、とにかく線路に沿って歩いて駅に出れば、大概なんとかなる。埼玉県の地図がなくても( ̄▽ ̄)。

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2012/08/30

富山食ったもの日記その1

 やー、9時にわうわうの「生きものの記録」を録画し始めて、そのまま気づいたら2時半って( ̄▽ ̄)。

 というわけで、難しいこと言わずに食ったもの日記です。今回はじゃらん/赤い風船の「2週間前パック」を使用。じゃらんはイーココロ(こちら)が使えるので、イーココロ経由で申し込みをすると、一定額が指定したNGOに寄付できます。

 23日は8:58上野発のMaxとき。上越新幹線初めてだし、久しぶりに2階席だしヽ(´▽`)/! やや乗り鉄なので、初めての電車ウレシイ。わざわざ乗りには行くほどじゃないけど、鉄道スキーなんだよなあ。10:26越後湯沢着で、10:48発のはくたかに乗り換え、12:45富山駅着。もちろんはくたかも初めてヽ(´▽`)/! つうか、電車で北陸って、出張で長岡に行ったきりだよ……。

 というコースだったので、新幹線の中でちゃんと朝ご飯(といってもゴツめのパン1個)を食べたらお腹すきませんで。お昼食べられなかったのさ……。いつも朝は野菜ジュースだからなあ。
 つうわけで、神通川沿いの美術館の喫茶室でバナナジュース480円などをいただきまして、4時半ころに早めの夕飯。

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 駅ビル(的な扱いのビル。駅からちょっとあるけど)の上にある和食系レストランで、「北前船セット」980円。

 来たときにすごく酢っぽい匂いがしまして。ぢぶん、酢酸苦手なので、酢の物のついたものは基本とらないのになんだー、と思ったら、おにぎりのとろろ昆布の匂いですがな。それほど酸っぱくはなかったけど、結構強烈な匂い。
 コンセプト的には「北前船で運ばれた美味しい物いろいろ」なんだそうで。昆布はその代表。土産物屋でも昆布製品、特にとろろ昆布と昆布巻きは多かったなあ。なので、舟に乗ってるのも、かまぼこの昆布巻きとでもいうか。後は野菜の炊き合わせと、どんぶりの影になっちゃってるけどニシンの甘露煮。メインは富山名産シロエビの天ぷらのうどん。まあこんなもんかなー。駅ビルだしなー。甘露煮がいちばん美味かったな(←魚の甘露煮スキー)。

 終演後はさすがにちょっとお腹がすいたけど、部屋飲み(梅ッシュだ)しつつ、朝の残りのパンとつまみで、しっかり寝落ち。池袋西武のルビアンの、レーズン&マカデミアナッツのパンにはまっておりますよ。固いから日持ちするし、持ち歩くのに便利。

 ちなみにお宿は、最安値より500円高い(笑)、立山連山の見える天然温泉展望大浴場つき。まあ中浴場くらいで、立山も見えないこともないっちゅうくらいの感じではありますが、身体がゆっくりのばせるのがいいよね。朝風呂は気持ちええわーヽ(´▽`)/。
 

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2012/08/29

ぷれとーく。

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 富岩運河環水公園、だそうです。運河の舟だまりを利用した親水公園で、オーバードの裏手というにはちょっと遠い、くらいのところにあります。開場前にちょっとだけ時間つぶしに寄ったんですが、まあどっちにカメラ向けてもアベック( ̄▽ ̄)。

 お昼から例の「クラスレッスン見学」があるとはオーバードのHPに出ていたのですが、さすがにそんなに早くは行かれませんことよ、というわけで、昼過ぎについてちょっと遊んで、こちらも恒例のプレトークから見ました。熱血指揮者の井田さんと、関西弁のコンマスさんと、さくさくのNBSの人。

 とはいっても、席についてキャスト表を見た瞬間に、のべっちで頭がいっぱいになっちゃってさー( ̄▽ ̄)。いやマジで、K村さんの確認を忘れましたから。あははは。

 えーと。今回は幕前で。井田さんのトークは、ジゼル、白鳥と、今回は3回めでしたが、相変わらずの熱血トークでありました。ミンクスとはどのような作曲家か、から始まって、司会が口をはさむ隙を与えません。面白いなー。絶対、顧客サービスというよりもやりたくてやってる企画だよな、これ、とか失礼なことを思いつつ、いやだって楽しそうなんだもん、井田さん(だけじゃないけど)。そのうちレツゴー三匹っぽくなってくるんじゃないかと期待。毎回結構楽しみなんだよなー。

 コンマスさんは、1幕のキトリのカスタネットのソロをさわりだけ弾いてくれました。ヴァイオリン1本で聞くとまた味わいがちがって、なかなか繊細。聞いた瞬間に「それガマーシュの……」って思っちゃったぢぶんはかなり間違ってるけどな( ̄▽ ̄)。

 あとはオケピに入ってる時の苦労話といいますか、ピットの中だと、客席とは全然音の響きもバランスも違って聞こえるので、その計算ができるようになるのがやはり経験だとか。
 で、クラスレッスンの後、通しゲネやって、本番だそうで。ほとんどマチソワですがな。暑いのにー。

 これは友人とも言っていたのですが、以前、バレエの舞台とオケの間ってなんとなく寒々ーとしたところがあったんですが、この何年か(3、4年くらい?)で、ずいぶん関係がよくなったような気がします。カテコ見ててもそうですね。なにか、ちょっとあったかくなって来たというか。指揮者にもよる部分もあるかとは思うんですが、そういう意味でも井田さんのような指揮者が出て来たことは嬉しいなーと。舞台の上とオケピの中と、お互いのリスペクトがないとなかなか「いい舞台」にはならんもんねぃ。

 

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2012/08/28

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練馬で重重、28日から

 富山のことも残ってはおりますが、今日(火曜)から、以前紹介した重重プロジェクトの写真展第2弾! が始まるので、ちょっとお知らせ。前回、ニコンでの展覧会での記事はこちら

・・・引用開始・・・

新宿ニコンサロンが中止を通告した写真展・東京第2弾!!

「重重 中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち 安世鴻写真展」

□会期:8月28(火)~9月9日(日)
12:00~20:00(最終日16:00)会期中無休
ただし、イベント中は写真のみの鑑賞はできません。
イベント時間をご確認ください。
□入場料:300円、大学生以下無料
□連続トークイベント開催(各回先着40名/要予約/詳細以下)
□ニコンサロン展示作品に加え、新たな写真も展示します。
□会場:ギャラリー古藤
東京都練馬区栄町9-16  千川通り」沿い、武蔵大学前
◆西武池袋線江古田駅南口徒歩5分
◆大江戸線新江古田駅A2出口徒歩7分
◆西武有楽町線新桜台駅2番出口徒歩6分
http://furuto.art.coocan.jp/
道順案内は080-4056-8490
□主催:『重重』市民でつくる写真展in練馬実行委員会&重重プロジェクト
実行委員会問合せメール jjteninfo@gmail.com
実行委員会問合せTEL 080-4056-8494
重重プロジェクトホームページhttp://juju-project.net/

ーートークイベントーーーーーーーーー
8.29(水)19-20時 安世鴻スライドトーク&「新宿ニコンサロンで何が起きていたか」報告
8.31(金)19-20時 安世鴻×土井敏邦(ジャーナリスト)
9.1(土)18-19時 安世鴻×中村梧郎(フォトジャーナリスト)
9.2(日)18-19時 安世鴻×(ゲスト未定)
9.3(月)19-20時 辛淑玉(在日3世)
9.4(火)19-20時 樋口健二(写真家)
9.5(水)19-20時 西野瑠美子(バウラック共同代表)
9.7(金)19-20時 三井マリ子(館長雇止め・バックラッシュ裁判元原告)
9.8(土)18-19時 奥平康弘(憲法学者)
9.9(日)16-18時 安世鴻スライドトーク&ミニシンポ(永田浩三、綿井健陽、千田由紀ほか)
イベント参加費■1,000円(入場チケットお持ちの方は700円)

イベント予約専用メール jjtenevent@gmail.com
イベント予約専用TEL 080-4056-8490

・・・引用終了・・・

 呼びかけ文などは、重重のサイト(こちら)をご覧下さい。
 トークイベントのメンツを見れば、その力のは入りようがわかろうというもの。聞きたい人がひとりやふたりじゃないよ! わー、どうしよう。
 前回のエントリにもありますように、写真そのものもとても見応えがあります。どうかたくさんの人が足を運んでくださいますように。

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2012/08/27

おみやげ

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 富山みやげです。会社用にしろえびせんべい(18枚)を2袋、富山ぶらっくラーメンの白、福竹茶、地ビール( ̄▽ ̄)。乳酸菌竹発酵茶って、どんなんかしらんねえ?

 自分土産はくまさん。去年、京都駅で買ったちりめんのふくらすずめを落としてしまったので、代わりに何かないかなー、と思っていたら、うっかり目が合ってしまったのよ( ̄▽ ̄)。加賀ちりめんのくまさんだと、名前はやっぱり「まりこ」なんだろーか。


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2012/08/26

富山のキャストなど。

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 富山の主目的。考えてみたら、正月の修善寺から旅行してなかったよ( ̄▽ ̄)ひゃー。

 まあこちらのエントリで愚痴りましたけれども。フェス全幕プロのドンキのあとで、がっつり落ち込みまして。いや、落ち込むのに「がっつり」は使わないような気もするんですが、なんか「がっつり」感のある落ち込みっぷりだったんですな。
 で、「こんなことじゃいくない! こんなことで終わらせてはいかーん!」となんかこう、不必要にいきり立ってしまいまして、3日後には富山のチケットを取っていたという。この3日間に何をしていたかと言えば、仕事の根回しと旅費の確認と調達と残りチケットの確認とキャストの分析ですな(←こういうところは妙に冷静)。ま、キャストの分析といっても、東京初日→地方初日のスライドがこのところの傾向だから今回もそうだろうなー、くらいのことで、最終的には「後藤さんでもかまわん、行くぞ!」となったわけですが……ええ、失礼だよな、ホントに。フツーはキャスト発表後にチケットを取っているので、その意味では「木村さんを見に行く」というよりは「東バを見に行く」という遠征でしたな。結果的に木村さんを見たので、めでたしめでたし、なんですが。

 キャストは東京初日とほぼ同じでした(こちらを参考に)。
 ジプシーの男性群舞とか、ファンダンゴなどの細かいキャストは出てなかったので、さすがに全員の確認はできませんでした。席が3階だったしさー。オペグラでガン見しないと、っていう人が一人じゃなかったしさー( ̄▽ ̄)。

 変更点。主役が高岸さんと水香ちゃんなのはいうまでもないとして、「ジプシーの若い娘」が高木さんでした。美佳さんは同行してなかったみたい。闘牛士は安田さんが抜けて、初役の宮崎くんがin。そしてタイトルロールのドン・キホーテがまさかの「野辺誠治」Σ( ̄ロ ̄lll)。

 の、のべっち?!!

 いやもうてっきり森川くんだと思い込んでたから、キャスト表見た瞬間に、エスパーダの確認なんか頭からふっとびましたともさ。客演とも書いてないし、もちろん配られた簡易パンフの団員リストにもないし。森川くんは闘牛士とジプシーの親方をやっておりました。まあ事情はともあれ、「のべっち頼む!」「オーライっ!」で客演できる関係である(実際はもっといろいろ大変なんだろうとは思いますが)、というのはちょっとウレシイなあ、と。のべっちのキホーテ、好きなんだよな。

 指揮は井田さん。演奏は大阪交響楽団。東京とはまた音色のちがう(ホールの音響もあるかも)いい演奏でした。井田さんは、ソロの時はちゃんとソリストを見て、最後の音を合わせてくれるんだよねー♪

 高岸さんのバジルを見るのはこれが最後かもしれないし、木村さんのエスパーダだって次があるかはわからないし( (ノ_-。))、ましてノベッチ・ラ・マンチャは見納めの後のアンコールみたいなもんだし、そんなこといったら……と思ったら、あの人もこの人もオペグラでおっかけないとならなくなって、切なくも楽しい舞台でしたよ……。

 という舞台そのものは後日ということにして。

 まさかオッシーのお口直しを水香ちゃんでしよう、なんて日がくるとは思わなかったんですが(←各方面に失礼なヤツ)、なんといいますか。今でも水香ちゃんが好きか、といわれると、相変わらずそんなでもない(今日はいいなー、というときと、だみだこりゃ、なときの落差が激しい)し、今回も「そこはいいぞ♪」と「あちゃー」との間を行ったり来たりするような舞台ではありましたが、それでもやっぱりぢぶんの中で水香ちゃんは「東バの子」になったんだなあ、と。それは、シェスタコワはそんなに好きなダンサーじゃなかったんだけど、今から思えばやっぱり「マールイのダンサー」の一人で、それはとりもなおさず「ボヤルチコフのダンサー」だったんだなあ、と懐かしく(ちょっと寂しく)思うのと、似ているような気がしましたよ。


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2012/08/25

とやま。

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 23日、神通川です。ピーカンすぎて、色味が妙な気もする(笑)。神通川といえば、高度成長期に生まれたぢぶんにとってはまさに「イタイイタイ病」なのですが、橋の上から見た川はびっくりするほど美しい青と翠で、そこら中にサギ(ダイサギとアオサギと思われ)がおりました。つうか、町中サギだらけみたいにアオサギがいるもんだから、しまいにゃカメラ向けるのもめんどくさくなるという……。

 で、なんでそんなとこにいたんだという( ̄▽ ̄)。

 1泊2日、楽しい遠征でありましたが、「いちばん美味かったのはココスで食ったかき氷かも」というくらい暑かったっすよー。しかも筋肉痛なのはなぜだ……。てな話は明日以降。

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2012/08/24

原爆ドーム(朝日文庫)

 「原爆ドーム」朝日文庫 朝日新聞広島支局編

 96年11月から97年5月に朝日新聞広島版に連載された「核時代の遺産 原爆ドーム世界へ」の再編集。原爆ドームの世界遺産登録に合わせた企画連載なので、産業奨励館(最初は物産陳列館)としての成り立ちから保存・修復過程、保存運動の経緯、ほかの被爆遺構・戦争遺構などを中心にまとめられています。とにかく新聞連載なので読みやすい。つるつるっと1冊読めます。
 
 自分は「世界遺産」ってヤツがなんとなく胡散臭い気がしてですね(笑)、その辺りに関してはあまり調べたり読んだりしてこなかったクチなんですが、先だっての「週刊日本の世界遺産」と併せて読むと、いろいろと思うところもあったりして、面白かったです。まあいろんな思惑がらみにはちがいないんだけど、羽田首相の置き土産、というのはなんか納得感があるなあ( ̄▽ ̄)。

 陳列館完成が1915年。明治から軍都として大きくなった広島が、平和産業も根付かせたいとの思いで陳列館を計画したのでは、という元広島市職員の推測はちょっと面白い。実際に、県内の名産品の陳列が主目的だったわけで。それが3階の催し物会場に目をつけた画家たちによって、広島県の美術界の拠点になっていく。そうやって展覧会を催した若手グループの中に、丸木位里さんなんかがいたわけですよ。それが大体40年くらいまで。

 この本からもう20年近く経つ(いやー、びっくりだ)わけで、レストハウスやそのほかの戦争遺跡の保存状況などはだいぶ事情が違うだろうとは思いますが、そういえば松代大本営の保存運動なんかもこの頃盛り上がっていたような(←というよりも、自分の身近になったのがこの頃なのかな)。95年というのは、「敗戦50年」という意味でも、ほかの社会的なできごとの上でも、ひとつの大きな節目だったからなあ。
 戦争遺跡については、この数年、急に脚光を浴びたような気もしますが、いわゆる「廃墟趣味」的に見られるのはやはり抵抗があります。その一方で、本書にもあるような「戦争考古学」というのもまだ十分ではなく、証言者が話せるうちに、連動させた調査がまだまだ必要だろうと思うのですよ。

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2012/08/23

浦上天主堂のつづき

 浦上天主堂の写真の続きです。縦長の写真が横倒しになってますが、クリックすると縦に見られます。どういうことだ、いったい( ̄▽ ̄)。

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 天主堂の正面にある「悲しみのマリア」像。被爆した際に指が欠けたものの、大きな破損はまぬがれました。

 
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 ピンが甘くなっちゃいましたが、「使途聖ヨハネ」像。こちらも鼻が欠けています。こういうのって、本当に風向きだの、壁か何かの陰になっただの、本当に偶然なんだろうなあ。


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 正面の上方にずらりと並んだ天使の顔。多分、再建の時のもの。


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 アップで見るとちょっと怖い。


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 パパ・ヨハネも。1981年にヨハネ・パウロ2世が天主堂を訪問した記念に、その翌年造られたとか。やっぱりカトリックにとってローマ法王ってのはデカいんだなあ。ヨハネ・パウロ2世って、在位(1978〜2005)が長かったから覚えているというのもあるけど、割に人気があったような。ぢぶんも結構、好印象だ。というか、その後の人の印象が薄い。


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2012/08/22

北風とぬりえ

 谷内六郎「北風とぬりえ」

 昨年見に行った谷内六郎の展覧会で買った1冊 (リンク先には表紙画像があります)。

 ある年齢層にとっては「谷内六郎といえば週刊新潮」で、母の証言によれば、ぢぶんも小さい頃に(←つまり覚えてないくらい小さい頃に)高いところ(例えば押し入れの上の段)から、「週刊新潮は明日発売されます!」と叫んで飛び降りるのを繰り返していたそうで。まあ何だかよくわかんないですけど、そういうTVCMがあったんですね。毎週発売前日に、その週の週刊新潮の表紙絵(谷内六郎)が出て、「週刊新潮は明日発売されます!」っていう子どもの声ロゴが入って、赤とんぼのメロディーが流れるという。なので、週刊新潮を買わない家でも(TVを見るうちなら)、谷内六郎といえば週刊新潮、というイメージは一定の年齢層には広汎にあったかと。

 しかしながら。うちにはなぜか「谷内六郎画集」という、ちいさな黒い表紙の本がありまして。どうやら1955年に出たものらしい(こちら)。初刷じゃなかったかもしれないですが、あまり衛生的ではなかったですね。こう、シミというかほこりというか、そんなもんが天にたまってたりして。まあうちの本なんて大概そんなもんだったんですが。

 どこかほのぼのしたような週刊新潮の表紙絵のイメージに比べると、その画集の絵はなんだか怖かったんですよ。白黒ページは特に。それでもぢぶんは小さい頃から「怖いもの見たさ」の勝つ子どもだったので、好きでよく見ていました。今でも覚えているのは「泣きながら帰った道」とかなんとかいうタイトルの絵で、街灯の電球の光が稲妻のように(というか、叫んでる時の吹き出しのように)トゲトゲに光っている絵で、「うんうん、こう見えるんだよ!」と思ったものでありました。あとポンポン船だな、やっぱり。

 で、今回の「北風とぬりえ」。

 これは没後に茶封筒に入った原稿用紙とペン画という形で発見されたのだそうで、先に画文集に収録されたものを1冊にまとめたもの。彼の過ごした少年時代を、ぜんそく持ちの身体の弱い貧しい少年「虫郎」の目を通して描いていきます。小学校から、卒業して小さな町工場につとめ、ぬりえや子ども用カバンの下絵を描く仕事につく。それらが年代順ではなく、オムニバスの形で行きつ戻りつ。話の間の整合性もあったりなかったり。多くは虫郎の見る夢の世界で、例えば黒沢明の「夢」の「桃畑」や「狐の嫁入り」のような、あるいは宮沢賢治や小川未明、新見南吉あたりのような、楽しさと不気味さがないまぜになったファンタジーです。それが、現実の貧しい生活やメッキ工場での労働などと重なり合わされ、さらに昭和初期の「うすぐらさ」がそれらを覆っているように、ぢぶんには思えます。最後のエピソードが、「反戦運動」をしていたという工場の先輩の逮捕であるのは、偶然かもしれませんがしかし、その終わり方が唐突であることによって、何か時代のただ中に投げ出されたような、そんな寄る辺ない気持ちで読後にひとり取り残されるのです。

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2012/08/21

卒業舞踏会

 つことで、16日の日バ協「全国合同バレエの夕べ」、残っていた「卒業舞踏会」の方へ参りましょう。キャストはこちらにあります。14日はほとんど同じキャストですが、シルフが島田衣子さん、スコットランド人(←要するにジェイムズもどき)が石井竜一さんで、これはこれで見たかったなー。なんやかんやで島田さんって、佐田さんとこでしか見てないような気がする……。鼓手は茂木恵一郎さん。あとは同じ。

 バレエの入門書なんかでよく目にはするんですが、実際に見るのは初めて。楽しかったなー。コミック・バレエに分類していいのかな?

 舞台は昔ながらの女学院の広間。卒業記念の舞踏会の準備の騒動から始まって、やがて招待客の士官学校の生徒一同が老将軍の引率でやってくる。最初は女学生たちも士官候補生たちもモジモジするばっかりなんだけど、最初にできたカップルはなんと女学院長と老将軍( ̄▽ ̄)! いいのか、引率中にそんなことで。二人が腕を組んでいなくなってしまった後は、双方徐々に打ち解けて、それぞれカップルもできたりして。

 余興に入るのが鼓手のソロ。若い頃のニコラがやった写真を思い出しますが、小さな太鼓をウェストベルトっぽく腰につけて、両手にバチをもって踊ります。アクリ瑠嘉さんってしばらく前のローザンヌで話題になっていましたが、なかなかキュートな好青年でした。バチをバトンよろしく手の指の上でくるくる回すのがすごく巧くて、いやそこは最後に落とすのがお約束じゃ、とかつい思ってしまうのだった。カテコでもくるくるしてたなあ。すごく得意そうにやるのがまたカワイイんだ( ̄▽ ̄)。

 シルフとジェイムズもどきのPDDも余興のひとつ。これは正面のドア奥深くから出てくるので、正面でないと見づらいかも。いやー、静謐で美しい場面なんですが、途中から、手前の椅子でビミョーにいちゃつく女学院長と老将軍がおかしくて、うっかり笑っちゃったよ( ̄▽ ̄)。老将軍が「じーーーっ」とシルフをガン見しっぱなしなのに女学院長が拗ねちゃって、でも二人仲直りで夢見心地……って、ナチュラルにハイ・ミスな足川欽也さんがもう素晴らしいっすよヽ(´▽`)/。老将軍の桝竹さんのプロポーションも脅威だな。

 女学生と士官候補生による踊りもいくつか。第1ソロがちょこまか娘(←ベジャール版「ドンジョ」の3ヴァリ演出家娘みたいな感じ)、第2ソロが級長さんぽい人かな。この二人もサイコーに面白かったです。特にちょこまか娘は芸達者だったなあ。それに惚れちゃう候補生も大笑いだったし。

 もう一つの余興はフェッテ合戦。クラシックチュチュを着た二人が繰り広げる闘いを、一同二手に分かれて大盛り上がり。二人はいったい何回転したんだろ? 32回を交互に2回ずつやって、後はそんなに長くはないけど回転の終わる角度を変えたり(←よくシェスタコワがやってたヤツ)とか、技を入れこんだヤツをやって、えーとあとはうろ覚えなんだけど、回転技を交互にいくつも披露して、最後はお互いに「フン!」ってなるんだと思った。いやもう、どういう三半規管してるのかと。

 そうこうするうちに、生徒たちにバレバレになった女学院長と老将軍が冷やかされたりしつつ、楽しい舞踏会もおしまい。士官候補生たちは老将軍に率いられて帰途につき、女学生たちもお休みの時間。
 と、暗くなった広間に忍び足でやってきたのは第2ソロの級長さん(?)とそのパートナー。こっそりデートもつかの間、現れた老将軍が候補生を連れ帰り、女学院長が女の子を肩に担いで(!)回収し、今度こそお開きとなるのでありました。

 はー、笑った、笑った( ̄▽ ̄)。女学院長と老将軍がどの場面でもケッサクとしかいいようがない。若者たちも含めて、イヤミがなくてさらっとした面白さ。なんかさわやかなんですよねー。そこが若者らしくていいんだろうな。
 そういえば候補生の一人に鈴木淳也さんがいらっさいましたよ。舞台で全然気づかんかった(←おいおい)。

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2012/08/20

この冬のベジャールシリーズ発表。

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 12日の蓮。

 NBSの公式サイトにこの秋からのベジャールシリーズの詳細が出ました。東バのベジャール版くるみ、その後のガラの日程とメインキャスト(と来年のBBLの演目←これは既発表)。

 いろいろありますが。……あるんですが。今ちょっとまとめきれないので、またのちほど。

 ただ、ぢぶんの立ち位置は変わらないです。それだけは自己確認した( ̄▽ ̄)。一目でも多く。1日でも長く。

 一応、エントリだけ立てておきます。まあ需要ないかもしれないけども。なんていうか、気楽に読んだり書いたりできるところって、やっぱ欲しいじゃないですか。東バファンですもの( ̄▽ ̄)。まあそんな趣旨で。

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2012/08/19

バヤ、最終回。

 さて、最終回のはず。

 呼び物のひとつだったはずのシムキンの黄金仏ですが。んー。悪くはないんだよなあ。シムキンだからもっとなんかあってもいいんじゃ? と思うのであって。無味無臭というか。塗っちゃうから顔はよくわからないし……って、宮本くんとかあれだけ塗っても「どこから見ても宮本!」だったけどなあ。
 ……いや、気持ち的にはやっぱり「これなら井上くんで十二分に……」と思いつつ、まあ井上くんってわけに行かないからどのみちしょーがないんですけど。あの、柔らかい水銀の玉が転がって行くような仏像が好きだったなあ。一度しか見られなかったけど(←何気に持ち役は網羅してたような……)。

 ソロルの友人とパ・ダクションの上手側は、弾くんと森川くんの交代制。相変わらず弾くんの友情が薄い。というか、演技が薄い。チェス台ひっくり返しちゃっても……はマズイけど。踊りの方は安定してるんだけどなあ。そして森川くんは、いつもよりは抑えてたけど、そこそこ親身な友人(←前回の方が親身だったような)。踊りはがんばれ。……がんばれ。

 マグダヴェーヤは高橋さんと松下さんのダブル。こちらはどちらも安心して見られますが、2幕のアヘンの水パイプを準備するあたりにビミョーにそれぞれの性格が出てて面白いよなー、と。高橋さんの方が「ささ、ぐぐーっと、ぐぐーっと」(←ちょっとお調子者)で。松下さんのマジメなマグダヴェーヤは好きだけどな。3場の蛇のくだりで、高橋さんが蛇をうなぎのごとくもって「うひゃひゃー」って捌けて行くのが好きだったんだけど、今回は二人とも見逃してしまったのだった。

 ……そんなとこかな。主役は、ドンキ・バヤ合わせて考えるに、ロイヤルと自分は案外相性いいのか? と思ってみたり。ロイヤルの公演のときはそんなに思わなかったけども(いや、十分楽しかったけどね)。コジョカルのガラも結構楽しかったしなあ。

 あ。コボーの大僧正、見たかったですね( ̄▽ ̄)。持ち役にしてないとは思うけど。

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 8月12日、不忍の蓮。こうしてぢぶんのバレエフェスは終わったのでありました。


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2012/08/18

バヤ話のつづきのつづきのつづ……

 どういうヒットなのか、「ピューロランドのトイレのくま」という検索ワードでいらした方が……。て、ピューロランドに行ったこともないんっすけども。ていうか気になって検索しちゃったよ(こちら。音でます)。か、かわいくねぇ……。

 というわけで、えーと。バヤの続きだな、うん(←終わってなかった)。だいぶ忘れたけどな。

 ラジャにチクリにきた大僧正ですね。考えてみたらここは
 「あんたんとこの若いの、うちの踊り子に手ぇ出しやがりよってからに、どう落とし前つけるちゅうんや、ああ?!」
 みたいなんもありなのかなー。そしてそれがいちばん似合うのはきっと、ブレグバーゼ父っつあんだな(←特に誰かにやってほしいわけではない)。

 なんてことを妄想してみるくらい、お盆は暇なの(←でも休み争奪戦に負けたの)。

 3場、3場。どうしても目が行き届かない3場。だって、ラジャ見てガム見てコボー見て木村さん見てたら、真ん中まで行かないよ! そういえば今回アヤをやった崔さんは入団したての若い方ですが、ミョーな存在感があってよかったなあ。ていうか、歴代あれをやってる人ってなんかミョーだというか、役そのものがミョーなのか。

 前回も書いた通り、席があそこで定位置がそこなので、3場もやっぱり「そこに立たれるとほかが……」状態ですな( ̄▽ ̄)。本人比ではじっとしてるけど、大僧正比では結構動くし。神坂智子辺りの動く仏像的な。まあ、マグダヴェーヤ呼んだり、あれしたりこれしたりがいちいち綺麗だったんで嬉しいですけども。ええ、薬瓶をかくしに入れるときに、下まですとーーーん!っていっちゃったらどうしようなんて楽しく想像したりですね(←おいおい)。ていうかニキヤ見ろよ、オレ。
 でも田中さんのガムザッティだし、コボーの挙動不審っぷりが堂に入りすぎてて目が離せなかったり、大変なんですよ、ここは。いいなあ、コボー。

 でまあニキヤが蛇に咬まれまして。ここはマカロワ版とほかの版の、微妙だけど大きな違いだと思うんですね。大僧正が人払い(後ろを向かせるだけですが)をして、ニキヤに薬瓶を渡す。ニキヤがそれを持って突っ立ったまま、ソロルを見る。ラジャがソロルとガムザッティを連れて退場する、そこまでニキヤは立っている。ソロルが行ってしまうのを見て薬瓶を捨て(あるいは取り落とし)て倒れる、と。ソロルが最後に見たニキヤはまだ生きてる(しかも立ってる)んだよなあ。まあだからあとで大暴れに……なったりならなかったり。

 えーと。で、普通に行けばここの大僧正はニキヤに向かって「自分を受け入れてくれるならこの薬を……」てな具合に口説くわけですが、もういきなり「薬!」から始まっていたような。「薬、薬! 飲んで、飲んで! ぐーっと、ぐーっと!」って、いやもうちょっとお上品にですが。そして薬瓶を受け取ったニキヤが次の瞬間にはもうソロルを向いちゃってる後ろから「オレ! オレは?! オレ! オレを見てくれないのーーーっっ !!!<(|| ̄口 ̄)>」って、いやもっとかなりお上品にですが、後ろ姿に向かって激烈にアピールです。ああああ、哀れすぎる……。誰か気づいてあげて…… (ノ_-。)。
 ま、ここは大概「この土壇場に取引してんじゃねぇよ、オラあヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;」になりがちな場所なんで、そういう智慧も働かないボンボン僧正……もとい、純愛路線にちょっとほろりと来ましたですよ。最後はもう少しぬおおおおーーっ、ぐわああーーーっ! で来るかと思ったんですが、幕の方が早かったというか、もう「すちゃっ!」と行くしかないような。毎回だけど、幕、早いよー。

 で、ここで幕が下りちゃえば、後は式神……じゃなくて黄金仏を回収して、ソロルに無理矢理誓いを立てさせるだけですが。後藤さんとゴメスも結構な力の入り具合でしたが、木村さんとコボーの「あんたたち、ガチ……( ̄○ ̄;)!」も相当な。それまでポーカーフェイスだったくせに、コボーの腕へし折る気かと思いましたがな。しかしラスト、何度見ても大僧正がどこで捌けるか、わかんないんだよなー。大仏は後ろに倒れるんだから、やっぱり袖に捌けるんだよねぇ?

 というわけで、次回、落ち穂拾いと参りたく(←まだあるのか)。

 

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2012/08/17

レッスン見学

 ちょっくら暑さ負けです。うちの辺りは都内でも有数のゲリラ豪雨+熱帯地帯ではあるけどなあ。駅から家までの15分がキツイ、キツイ。今やってる治療も所詮は「血止め」だから、体温調整機能は特によくなってないような気がする。指輪サイズが変わるくらいむくみがヒドイし、カップサイズが変わるくらい胸が張る。うっかり弱冷房車に乗ると脂汗が出る。うんざり。

 つことで、あまり頭が動いてないので、各種レポはおいといて、祭典得点のクラス・レッスンの見学会など。自分は12日の会でした。当然Bプロのメンバー。Aプロメンバーの時はジルなんかも出てたのかなあ。座席は1階の真ん中通路より後ろと、サイド(デルタ地帯)の一部、2階が当てられていました(自由席)。1時間ちょっとかな。

 東バのレッスン見学の時は、大概バーが客席に対して平行だったと思うんですが、今回は垂直。全員ではなかったし、見ても誰だかわからない人もいたしな……。レッスン教師はオルガ先生。普通にバーレッスンからセンター、最後にピルエットないしフェッテ。

 マラーホフが、モノトーンとはいえ相変わらず上下しましまで、どこまでボーダー好きなんだ、サーニンか。最初にスタッフさんの諸注意があった後、幕が上がってマラーホフが「写真、ダメ。ノーフォト、ノービジョン」とダメ押し。ははは、マラーホフはやっぱり座長さんだなあ。なんかそゆとこ好きですけどねー♪ 誰がきて、誰がトリになっても、フェスの座長さんはマラーホフ、という気がする。バー周りではアイシュバルトと仲良しさんでよくしゃべっていたような。バーが終わっても一人だけバーを使ったストレッチをしていて、最後に袖中にバーを投げ込むような振りをして客席を沸かせてました。調子がよいようにはあまり見えなかったけど、そういうサービスは欠かさないところがマラーホフだよね( ̄▽ ̄)。

 何度か書いたことではあるけど、クラスレッスン見学って、パドックみたい。カンパニーのレッスンとちがってひとかどの人たちの個人参加だから、本気あり、慣らし運転あり、サービスあり(笑)だけど。

 センターになると、積極的に出る人、あまり参加しない人、それぞれ。けれど、どのアンシェヌマンでもマックレーにすっと目がいく、というのはちょっと意外だったかもなあ。オレンジの頭髪が目を引くのもあるけど、何をやってもとにかく正確。ぴしっ、ぱしっ、ぺしっ、と。正確かつシャープでだれたところがない。いい意味でまじめなんだろうなあ。

 いやしかし。シャコンが全然場慣れしてなくて笑っちゃったよー( ̄▽ ̄)。こういう企画にも、混成ガラにも慣れてないのかな。Bプロからだから来たばっかりだし。バーも後ろのすみっこだったけど、センターになってもなんか「勝手がわからないよぅ」みたいにウロウロしてるし。それでも後半どんどん調子が上がっていって、積極的に出ていってました。乗ってきたところで終わっちゃったような気もしたけど、「よし、ありったけ吸収するぞ!」みたいな気概が感じられて、ええ子やなあー、と思ったのでありますよ。

 ま、今のBBLでは、シャコン好きなんですよねー♪ ファブローあたりより上のベテラン勢は別として。BBLのダンサーでクラシックを見てみたいとは思わないんだけど、シャコンのクラシック(的な作品)は見たいと思う(あとはイワノワかな)。というか、前回フェニックスより火の鳥を見たかったぞ。「愛と死」見たかったなあ。レッスン見学のおかげで、本編よりたくさん見られたような気はするけどもな( ̄▽ ̄)。
 

 

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2012/08/16

日バ協全国合同の夕べ

 てなわけで、3000人の方々が上野でバレエフェスの最終日をご覧になっているころに、ゆうぽうとで日本バレエ協会の全国合同を見て参りましたー。や、これはこれで楽しかったです。各地区のレポは取り急ぎ格納庫の方に上げたので(こちら)、軽く。

 本部演目の「卒業舞踏会」は一度見てみたかった演目ですが、すごく楽しかったです! 足川欽也さんの女学院長がもう素晴らしい女形っぷり。「男性の女装」による面白さじゃなくて、「女形」なんだなあ。対する老将軍の枡竹眞也さんもまたいい。これだけでも2日続けて見てもよかったなあ。

 お目当ては「真夏の夜の夢」に出る井上くん! 元気でしたー。髪がのびたせいか、だいぶ大人っぽく見えました。背も伸びたように見えたけど、まあそれは周りとの比較だろうな……。作品については格納庫のレポの方に書きましたが、パックの兄妹が住む森に、4組の新郎新婦と友人(であろう)の女性たちがやって来て踊り、パックたちもそれに加わって楽しく踊って、彼らが帰って行くのを見送る……というもの。4組は特に誰が誰、という役回りはなかったようです。

 良太くんはパックにしてはちょっと腕使いなどがノーブルかなー、もっと弾けてもいいのになー、と思ったけど、やはりその腕使いやジャンプの柔らかさが嬉しい、とも思ったり。最後にあのきれいなアラベスクもしっかり見せてくれたし、妹パック(←別に妹でなくてもいいような)とのやりとりも楽しかったですよー。カテコで振付家を迎えにいく妹の前に立ちはだかって「ぼく? ぼくのこと呼んだ?」なんてやってたら妹がぷいっと帰っちゃうとか、そんなとこにも芝居を入れてたり。パックの、肘を曲げて手のひらを上にするポーズがちょっとニキヤっぽくなってたような気もしないでもないが(←この間見たばっかりだしね)。

 妹パックの永井さんもよく動いて楽しかった。帰って行く結婚式の列の後ろから追いかけて行って手を振ったり、「あーあ、行っちゃったー」なんてがっかりしたり。二人以外は芝居なしなので、アクセントになる役。狂言回しとはいえ、最初と最後だけでなく、4組とユニゾンになったりして、かなりがっつり踊ってました。

 つか、良太くんって素材があったら、そりゃ踊らせたくなるよねえ。……ひーん 。・゚・(ノд`)・゚・。。堀内さんに気に入られて、あっちこっちで使ってもらえないかしらん。あるいはどこかに腰をおちつけてくれれば、コンスタントに見られるのに。東バで踊ってほしいレパートリーだって、まだまだたくさんあったんだよぅ……。

 とりいそぎ。「卒業舞踏会」については後日。

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2012/08/15

産業奨励館の街

 時節柄なのか、里中満智子の検索でいらっさる方が多いような。自分は70年代後半の「なかよし」(←連載の目玉が「キャンディ・キャンディ」の頃)で育った世代。あの頃の「女の子」ってのは、大体4年生くらいまで小学館の学年別雑誌をとって、その後「なかよし」と「りぼん」に別れ、さらに中学に入って「少コミ」と「マーガレット」に分岐する、ってのがひとつのコースでしたかねえ。自分は「なかよし」のあと、「花ゆめ」「OUT」「リュウ」「DUO」のコースに行っちゃいましたけど( ̄▽ ̄)。

 まあそれはどーでも。なので、里中満智子の戦争大作といえば「あした輝く」だったりしますが、こちらで紹介した短編集「わが愛の記録」も捨てがたい。もうひとつ加えるなら、「積乱雲」。こちらは夫や恋人を特攻で失った女性たちをテーマにしたオムニバス。自分は中公文庫版を古本で買いました。里中満智子の場合は、「戦争の悲惨さ」そのものよりも、生き残った者たちがその後をどのように(たくましく)生き抜いていったか、の方により重心があるように思います。確か、お母様が満州からの引揚者でなかったかな。「あした輝く」の前半の主人公(今日子)とその夫はご両親がモデルだとインタビューで読んだ記憶が。ここいらはやはり世代的なものを感じます。「骨の太さ」みたいなものが違うんですよね。

 さて、ツイッターの方では紹介しましたが、ベルリン在住の梶村太一郎さんが、ベルリンでのヒロシマ忌について記事をあげています(こちら)。ミュンヘン・シューマン弦楽四重奏団によるコンサートと田邊雅章氏の講演の模様が詳しく読めます。田邊氏は、今の原爆ドームの隣に住んでおり、疎開していて助かったものの、家族を探して入市被爆された方。「ナック映像センター」の代表といえばわかりが早いかも(←少なくとも自分的には)。

 自分が原爆ドームにまるで恋をしているように引かれて行ってしまう話は以前書きましたが、その原点は多分3歳か4歳の頃に初めて訪れた時のショックにあるのは確かだとして、もうひとつ、大きな衝撃を受けたのがNHKスペシャルの「原爆投下・10秒の衝撃」。確か本放送と再放送の両方とも見てるくせに、録画してないんだよなー、もう(ノ_-。)。本放送のときに「録画しときゃよかった」と思い、再放送のときは途中から「あー、やってんじゃん!」みたいな感じだったんだよ……。まあよくしたもので、Wikipediaに詳細な記事がありました(こちら)。この番組は本当にすごかった。産業奨励館がどのように「原爆ドーム」になったのか、ドームの銅板が溶け、衝撃波が建物内に入り、という一瞬の出来事をCGで再現すると同時に、爆発からの最初の10秒で何が起きたかを検証するんです。で、この時の、町並み再現CGの協力をしたのが田邊氏である、と。

 たまたま、1週間ほど前に週刊「日本の世界遺産」の「原爆ドーム」を買ったんですが、これに4ページほど、田邊氏の再現した被爆以前の広島の町並みが載っています(←だから買ったんですが)。今は平たい敷地に平和公園があるその場所が、人々の住む繁華街/住宅地であったこと、人々の暮らしがあったこと。平和公園内だけでも、いまだに行方不明の犠牲者5000体が埋まっていること。そのことは何度でも思い起こされないといけないよな、と、あらためて思ったのでありました。

 Wikipediaの番組の詳細記事も、梶村さんの記事も、ちょっと長いですが、お時間のあるときにぜひ読んでいただければと思います。

 里中満智子の「積乱雲」

 週刊「日本の世界遺産&暫定リスト」18号 詳細目次はこちら

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続きですが終わりませんでした。

 ちょっと前にNBSのFacebookに2日めのバヤの集合写真があがりましたー。こうしてみるとハイ・ブラーミンの衣装のジャラジャラ具合が結構大変そうで、ひとつ順番を間違えるとわけわかんなくなりそうだなーとか、実は全部つながっていて1個なんだろうか? とかいろんなことを考えてみる。しかしあの大仏前の階段、集合写真撮るにはもってこいだな。

 つことで。「バヤデール」。初日は2階上手バルコニーでしたが、2日めは1階下手ギリギリサブセンの会員枠ギリギリの前方。うわー。大僧正のポジションがほぼ下手なので、目の前に立たれるのを見上げるばかりでありましたが、っていうかそこに立たれるとほかのとこ見られないんですけど( ̄▽ ̄)、最初に冠はずしてニキヤに迫るところは背中しかみられませんでしたことよ……(ノ_-。)。ハゲヅラ見たかったのに。剃髪すると若く見えるのは監督で実証済みなのに(←悔しいのでなにか言わずにはいられない)。

 剃髪で思い出しましたが、今回の僧侶群はエキストラだったのかな? やっぱりヅラなんであまり顔もわからなかったんですが、どう考えてもバレエダンサーではないだろうという人が結構いたような。初演の時は先頭に平野さんとかいたような気もするなあ(←うろ覚え)。

 それはそれとして。大僧正が曲がりなりにも「踊る」のは、最初の8人のバヤデールのところくらいですが、ええそこも結構にバヤデールの影になっちゃってみえづらかったんですが(ノ_-。)くそお、やっぱりあそこは好きだなあ。あそこだったと思うんだけど、ちょっと上向いて、手を顔の前を通って胸からおろすときに(←わかりづらいなー)、なんといいますか、身体の中に「聖なる火」が染み通っていくような感じがあったり。初役の時よりもやや軽く、しかも若くなっていたような。その分、世間知らずに育った公家坊主っぽかったです。久しぶりの初恋純愛路線。

 「踊る」んだよなあ。木村さんに関していえば、「踊る」と「その他」(ってなんだ)の境界が、どんどんどんどんなくなってきているように思います。さすがにスパニッシュだのクラシック・ヴァリエーションだのはそういうわけでもないですが、振りの決められた芝居の部分と踊りの部分が歩み寄っている感じ。その分、以前ほど、身体そのものが歌うような踊りはあんまり見られなくなったかなあ、とも思うんですが。

 前回のメモにないので今回新たに入れたと思うんですが、ラジャにチクリに行く場面ですね。「あの男には実は恋人がいるんですっ!」っていう。あそこでニキヤの名前を出すのをあんなに渋った大僧正は初めて見たかも。最後はラジャに押し切られて、まさしく「口を割る」んだけど、それが本当につらそうで。あそこは「そんなこと告げ口したら、ニキヤの方が殺されるに決まってるじゃーん( ̄▽ ̄)ばか?」という場面だけに、「そうきたかー」と。退場のときに、ラジャと大僧正それぞれがソロルの肖像画にガンをつけるのはデフォルトになったようですが、それでも後藤さんの5割増くらいだったかなー。

 終わらなかった……orz。

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2012/08/14

スケジュール変更

 告知に出してありました、「ヤマヒデのスライド&トーク その2」ですが、沖縄の県民大会の延期に伴い、9月21日に変更になりました(こちら)。「その1」は予定通り、9月7日に行います。

 ついでながら、今回の与那国の写真、本人によれば「かなりいい!」そうですよ(ぢぶんはまだ見てませんが)。

【ヤマヒデのスライド&トーク 沖縄の夏 沖縄の闘いと私・たち】
★その1 「自衛隊進駐を問う町民投票 与那国島の今」
 9月7日(金)18:30開場 19:00〜21:00
★その2 「頭上に迫るオスプレイ 配備阻止の闘い―9月9日県民大会を超えて」
 9月21日(金)18時30分開場、19時開始
(「その2」の日程が変更になっています)

場所 ピープルズプラン研究所(有楽町線江戸川橋駅1b出口から7分)
    アクセスはこちら
各回800円

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2012/08/13

さらに続いてますが。

 さて続きです。

 実を言うと、コボーというのは自分の中であまり意識されていなくて、特に好きってわけでもないけど、特に嫌いっていうわけでもなくて、というのが結構長かったんですね。ロイヤルの来日公演だと、ロホの日を取っちゃうから、ガラ以外ではあまり見る機会もなかったし。

 それがぽんと株が上がったのが2010年の「ジゼル」。お、なんか面白いじゃん、コボー? と、そこから今年のコジョカル・ガラでいきなり大高騰ですよ。うおー、面白いじゃん、コボー!

 ……うんまあ、相変わらず「面白いかどうか」辺りが基準、てのは問題があるような気もしなくもないですが。

 ヴィシニョーワ+ゴメス、コジョカル+コボーと続けてみると、やっぱりコジョカルは(対ヴィシニョーワ比で)小柄で手足が短いし、もう少し四肢が伸びていく感じが欲しいかなーと思うし、コボーは全盛期からはだいぶ後退しているんだろうな(←全盛期を覚えてないからわからない)とは思いますが、それでもなお、舞台として好きなのはコジョカル+コボーだなあ、とも思うわけです。ガラの短い場面だと、二人のパートナーシップ(公私にわたる)のよさとか、そこからくる幸福感とかが前面に出て「いいなー♪」と思ったりするんですが、全幕だとそれだけではないんですよね、やっぱり。ま、シヴァとかプーとかはまだ若いので(?)、その辺ががっつり出ちゃうんだけど、今回はそーいうことではなくて。

 で。幻影の場の最後の方にソロルのヴァリエーションがありますが、あそこまで来てなんとなくわかったような気がしまして。ガラなんかでもよく見る場面ですが、あのヴァリエーションって、なんかこう、うろうろうろうろしてるような印象があって、そんなに好きじゃなかったんですよ。今でもあそこを「立派に」踊るのはあんまし好きじゃないですけどね。それを影の場をニキヤを失ったままで終わるマカロワ版で観たときに、初めて「ああそうか」と思ったという。

 ツァオ・チーのオベロンを観たときに、「この人もパの意味そのものを解析しながら踊る人なんだなー」と思ったのは、そのときに書きましたが、コボーもそういうタイプなのかもしれないなあ、と。パがそのまま感情や言葉になっていくタイプ。まあそういうことって、ある程度年齢がいってできること、なのかもしれないですけども。なんつうか、ロイヤルってそういう系統なんですかね? たどっていくと道はダウエルにつらなっていくとか?

 うんまあ、有り体に言ってしまえば、コボーのどこが好きかって、挙動不審なところだったりするなー( ̄▽ ̄)、というのは、婚約式の場で思いましたけども。全体にどっかベクトルずれてるような。あ、それでいてステージマナーがいいところも好きですねー♪ 舞台というのは主役だけでできてるものではないしな。

 それにつけても、ヴェールの踊りは難しいねえ。自分が(生で)観た中で、あれを一番完璧に踊ったのはペレンだったような気がする。ペレンの影の場は好きなんだよなー。また見る機会があるのかしらん。

 次回、最終回となるかどうか。

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2012/08/12

バヤデール、さらに続き

 いろいろありますが、とりあえず昨日の続き。

 物語バレエの場合は、という言い方が正しいかどうかはわかりません。が、「踊る」ということと、「演じる」つまりマイムや仕草、芝居の部分との境というものは、限りなく低くなっていき、区別することのできない渾然としたものになるのではないかと、もしかしたら当たり前なのかなーというようなことを思たったりしているわけですが。

 バヤデールはやはり寺院崩壊がある方が好き。マカロワ版も見所はいろいろだけど、最終場は巧く作ってあると思います。赤の衣装で踊るガムザッティのソロ、奈良さんは悲しげに、少しはかないようなところも見せながら踊ってとてもよかったし、田中さんは悲しさの中に毅然とした強さがあって、ああやっぱりこれが観たかったんだよなーと。

 しかし、今回本当に「これが観たかった」と思ったのは、キャンドルガールの踊る輪の中で、まっすぐに前を向いたまま立ち続ける田中さんのガムザッティ。昨年は、マシューで1回、ゼレンスキーで2回観ましたが、いずれの場合も、また奈良さんや初演の高木さんも、不安げに、または悲しげに、二つの輪の中それぞれに分たれたソロルをみつめ、それはそれで切ないのですが、最後に輪が解ける少し前まで、ただまっすぐに前をみつめていました。初演の時のように。

 初演の時。あの場面で、田中さんのガムザッティと木村さんのソロルは、一度も互いを振り返ることなく、それぞれがそれぞれに思い詰めた表情のままで、身じろぎもせずに立ち続けていました、ただ一度、腕を横から上に、そしておろして跪く振りの時ですら、お互いに視線をやることもなく。

 ……多分、自分はあの時に、田中さんに「恋」をしたのだな、と今回思いました。その前のエチュードもオディールもすてきだったし、特に沖縄で観たエチュードには本当に驚かされたけど、でも多分、あの瞬間に「特別」になったんだなあ。

 その後、ニキヤ(の亡霊)が登場し、3人がアテールのアラベスクで回るのも好きな場面ですが、アテールで回るので、かかとを踏み替えるときに小さく身体が上下するのが普通なのに、田中さんがすうーっと回るのに目が行きました。足元までよく観てなかったけど、ほんの少しだけかかとを浮かせて爪先で回ってたのかな。最後だけ、かかとを踏み替えてるのは観たけども。

 そしてラジャが入ってカトルに。木村さんのラジャはもう娘可愛さで何でもやっちゃいますが(笑)、高岸さんのラジャはむしろ「わしの言うことが聞けんのかー(ノ`△´)ノ !」という。その結果として、パパと娘の関係が希薄というか、娘が自立していってましたよ。わー。パパの腕の中になんか収まってませんことよ。惚れた男は自分で捕りに行くわ! わー。そうくるか。
 しかしそこに立ちはだかるフラワーガール! あれ、最初の一人はただ花を持ってくるだけだけど、花籠を持ってくる方が怖い。ほら、花籠ですよ。ほら、ほらほら、ほうらほうら、ほらあ、ほらあ、ってもう高村さんにニキヤが取り憑いたとしか思えないよぅΣ( ̄ロ ̄lll)。怖いよ、高村さん。ひーん。

 次回は主役の話になるかな?

 

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2012/08/11

バヤデール、続き。

 何度か書いてますが、ぢぶんは以前マールイことレニングラード国立バレエにいたエフセーエワが大好きでして。エフセーエワがガムザッティを持ち役にして以降、バヤデールは基本、ガムザッティ目線です。テレホワやアレクサンドロワのファンだしな。

 ……ペレンかコシェレワのニキヤ、エフセーエワのガムザッティでシヴァコフのソロルを見る(もちろん大僧正はブレグバーゼ父っつぁんだ!)というのがひとつの夢であったわけですが、それはもう見果てぬ夢になってしまったのでありますよ…………。。。。。。
 今思えば、旧版(ボヤルチコフ版)のバジルとアルブレヒトとアリとを全幕でシヴァコフを見られたのは、本当に幸いだったとしかいいようがないんだけど。

 でもその頃の感覚でいえば、木村さんのソロルよりはシヴァコフのソロルの方が、見られる確率はずっと高いと思っていたのですよ。持ち役にしたのは早かったし、マールイもよく持って来てたし……まあずっとソロルはルジマトフだったにせよ。まさか逆になるとはなあ。木村さんのソロルも、この先見られるかどうかはわからないけどなあ。

 つことで、今日はガムザッティ。

 初日の奈良さんが「不安と悲しみ」の中にある「深層のお姫(ひい)さま」なら、2日めの田中さんは「ラジャの娘」。彼女の3幕に、自分はいつも「覚悟」を感じます。ソロルが自分を振り返ることはもうないだろう。それでも自分はこの道を生きて行くのだ、といったような。なんといいますか、どんな政略結婚にも耐えるだろうなー、というか。でもそれは、受け身でそうなっているわけではなくて、印哲的にいえば「クシャトリアの義務(ダルマ)」ってヤツね。「ギーター」でクリシュナが延々と説教垂れてるアレ。

 うっかり忘れちゃうんだけど、そもそも親の決めた結婚なんだよな。というのを思い出したのは高岸さんのおかげですが。というのも、木村パパがあんまり「娘命! 娘サイコー! 娘の敵はオレの敵!」だからさあ( ̄▽ ̄)。ソロルのヴァリエーションの間も「ワシの目に狂いはなかったああー!」とかもういちいち……いやまあ、そゆとこ好きですけどね。それが高岸パパだともう娘の意向はどーでもいいという。「ワシの決めたことに口出しは許さん」……って、ええ言われてみれば本筋はそうでしたねって。「かくのごとく記録し、かくのごとく行え」ってヤツだ。

 田中さんのガムザッティは、木村さん、マシュー、ゼレンスキーと今度のコボーで、早くも4人のソロルを相手にしてるわけだけど、毎回路線はそれほど変わらないまでも、やはりニュアンスは変わってきます。木村さんとの時は初演だし、カかなり綿密に打ち合わせながら役を作っていっていたのだろうと思いますが、この時はもうチェス打ってる間に意気投合しちゃってたし(←ソロルひどい)、ゼレンスキーとは3場のPDDの間にどんどん恋に落ちていってるようで、マリインカの帝王はダテじゃないなーとゼレに感心したりしたもんですが(マシューとはようわからんかった)、コボーとはチェスの間でしたかねえ。

 2場、3場については、前回とあまり変わらなかったように思います(こんな感じ)。
 この頃(昨年の4月)からかなあ。もう少し前からかもだけど、田中さんの踊りがちょっと何かの壁に当たっているというか、もっと行けるはずなのになー、というもどかしさがあって。もっと伸びやかにもっと魅力的に踊れるのになあ、と。3場はそんな感じもありつつ。3幕の赤のソロは素晴らしかったし、パ・ド・シスなんかだとあまり感じないし、昨年秋の白組はすごくよくて、とまあ自分の思考も行きつ戻りつで。
うーん。
 ……自分の中で、シルヴィアのあのきらきらっぷりが基準値になってるのかもしれないなあと思ったり思わなかったりするんですが。

 半端ですが続きます。
 

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2012/08/10

浦上の鐘楼

Img_28342

 昨日のエントリにあります、浦上天主堂の、爆風で飛ばされた鐘楼ドーム(左塔)。大きさの比較になる物がないのでわかりづらいですが、ドームの直径が5.5m、重さ30tだそうな。中にあった小鐘は大破。右塔の大鐘は発掘されて、現在も使われているとのこと。


Img_28372_2


 鐘楼が川の中に落ちて流れをせき止めてしまったため、川の方を移動させたそうです。今はこんな風に、……まあ川というには小さいですが……の反対側の道路から見ることができます。天主堂の敷地内ではないので、一度外に出て左側にぐるっとまわることになります。

Img_28352_3


 天主堂の位置関係はこんな具合。写真の右側が入り口で、天主堂を横から見たかっこうになります。昨日のエントリの被爆聖像群はいちばん右の木の、さらに右下(写真外)の辺り。

 Wikipediaに1946年に撮った写真がありました(こちら)。真ん中に落ちてるのが多分、右の鐘楼ドーム(大鐘の方)ではないだろうか。

 すいません、バヤ話は明日以降続きます(多分)。

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2012/08/09

浦上天主堂

Img_28272

 浦上天主堂です。これは昨年の8月8日に撮ったもの。データ用に撮りためたものの、そのままリサイズもせずにカメラの中にうっちゃってあったので、クラッシュを免れました(ノ_-。)。怠惰もたまには身を救う。

 浦上天主堂は爆心地から500mほど。浦上のいわゆる「潜伏キリシタン」は明治の「キリシタン禁止の高札撤去」までに大きな弾圧を受けながらも信仰を守り通し、かつての弾圧の地である庄屋屋敷跡を買い取り、30年間かけて作り上げた大聖堂でした。それが一瞬のうちに倒壊し、二つあった鐘楼の一つの30トンもあるドームは、35m離れた川の土手に吹き飛ばされました。

 戦後、原爆ドーム同様に、被爆遺構として保存する運動もあったそうですが、破壊がすさまじかったのと天主堂の代替地探しが困難だったために、1958年に全面撤去されて新しい天主堂を建設したとのこと。

Img_28282

 現在は、敷地一部に被爆遺構が、また爆心地公園に一部が移設され(去年のこちら)、構内にある信徒会館に被爆資料が展示されています(こちら)。これはその敷地の遺構。最初の写真の下側に見えている部分です。


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 やっぱり首というのは飛ぶものなんだな……ってまあ物騒な物言いですが、聖人像の首の山などを見ると、それはつくづく思います。像だけでなく、人もまたそうであったんだろう、とも。


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 そして、人のそばには、やはり犬。


Img_28312_2

 最初の写真の聖人像を別の角度から。天主堂の前に設置されたマリア像、ヨハネ像も、爆風で指や鼻を欠いたものです。それらの写真もまた、別の機会に。

 
 天主堂についてはこちらのサイトに詳しい。破壊された当時の写真もあります。とても便利なサイトさんですー。長崎に行かれる方はぜひ。

 自分の種本は↓の改訂される前の版。次に行くときは買い替えないとなー。

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2012/08/08

2日めちょこっと。

 はー。なんかすっかりフェスが終わっちゃったような気がして寂しくなってますよ。ぢぶんが気抜けしてどうするつもりだ。

 つことで、全幕プロ最終日はバヤデールの2日め。昨日とうってかわって、すっげえ前列のはしっこでした。影の群舞は上から見るのも奇麗でいいけど、きょうは前列センターの矢島・渡辺・川島そろい踏みを堪能したよーヽ(´▽`)/! 三人ともソロだと持ち味はそれぞれで、大きい役にもどんどんついて欲しいけど、こうして群舞のセンターに入るときっちり揃えてぴりっとしまって、頼もしくなったなあ、としみじみ。奈良・田中・高木に続く三人娘になるかな。いろいろと夢がふくらむ。

 パ・ダクションは昨日に引き続き、小さい組の方が揃っていたような。こちらは目の前の高村さんと阪井さんを堪能。かわええーーーヽ(´▽`)/。しかし松野くんのスタイルは驚異的だな。もうシネスコのレベル。バットマンがすごくきれいなんだが。だが。だがーーー。とにかくガンバレ。

 高岸さんのラジャは、もう見た瞬間に「体積!」って思っちゃいましたよ。すみません。3幕のマントをつけたらさらに「体積!」な感じで。いや別にあの衣装なんで、中身がどうこういうわけでなく、すごい場所取ってるなー、と。腹に一物あるのかないのか、相変わらずよくわかんないんですけどね。ニキヤが蛇に噛まれたあと、「あなたたちね!」と迫る場面では、ちょっと本気で斬り殺しちゃいそうな感じ。木村さんは最近はすっとぼけ路線だな。「ほおー、なんのことかのおー」っていう。
 チェスはイカサマ無し。一応負けかけていたようではありますが、チェスよりもへそ出しのねーちゃんの方がよかったご様子。ちなみにコボー×田中組は決着つかぬまま時間切れの模様。結局勝ったラジャは武尊くんの1回だけなのかー。

 つことで、イカサマやっても勝てなかった方の人の大僧正ですが。
 前回見たときも「王族から寺に降下した高位の僧」てな感じでしたが、出だしは妙ななよやかさが加わって、崇徳院かなんかですか、と( ̄▽ ̄)。高潔で純情な僧侶の初恋まっしぐらな純愛物になってましたよ。青年に見えるじゃないか! すげー。
 大僧正なので足技はありませんが、指の1本1本までが美しいです。胸の前で両手を構える基本ポジションだけでもう、はあああーーー、と。
 しかしまあ、公演中は大概そうですが、横浜から続けて観て、木村さんの身体がどんどん薄くなっていくんだよなー。軽い方が調子はいいのかもしれないんだけど。

 残りはまたー。
 

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2012/08/07

バヤデール初日。(訂正あり)

 パパのいかさま、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 ……って、開口一番それかい。けどまあ、それ以外のことを期待されてもなあというか、多分期待されてないんじゃないかな、まちょっと覚悟はしておけ、みたいなとこで。今日は2階上手サイド。Bにしてはコスパがよいのでお気に入りです。影の場で近くにいた年配の方がいきなり爆音拍手をなさって、ちょっと度肝が抜かれたりしましたが。ああびっくりした。

 ヴィシニョーワのニキヤは、意外にも無味無臭な感じでした(少なくとも自分的には)。まあ彼女のこっちゃから、何か違うものになっちゃうんじゃないかという期待は……って期待かよ……結構あったんですが、昨年のジゼルの時のような違和感はなかったです(←ちょっと拍子抜け)。オペグラで顔までしっかり見てたらまた違うのかも。ヴェールはさすがにちょっと苦戦気味。

 ゴメスはどうしても自分の好みから外れちゃうんだよな。好みの範疇で、巧いのはそりゃやっぱり巧いですが。力強いソロル。だめんずっぽくは全然ない(←むしろそこがツボらないのか?)。婚約式のちょっと不思議な色味(小豆色?)の衣装はABTのなのかな。2幕冒頭で、アヘンを吸った後のニキヤの幻影が出なかったのは、装置の不具合なのか、ABT仕様なのか(←訂正。センターで見ていた友人によると、ちゃんとあったそうな。楕円にくりぬいてある板の影にすっぽり入って見えなかったようです。所詮はサイドなんだなあ……。2日めの今日はサブセンターの端っこでしたが、やはり板の影で全身はみえなかったもんなあ(ノ_-。))。ソロル以外には見えない幻影だから、まあまずくはないけども。結婚式の最後、大僧正が腕をおろさせる場面は渾身の抵抗。エピローグはゴメスが「釣られた魚」だったなあ( ̄▽ ̄)。そこはさすがにヴィシ。

 後藤さんの大僧正は、役にふさわしい重みが出てきた。8人のバヤデールの踊りのところとか、すごくよくなったなあ。2幕以降はもうちょっと重くてもいいと思うけど。ラジャの屋敷から帰るところで肖像画にガンをつけるのはデフォルトになった模様。そういえば、ラジャと大僧正の話を立ち聞きするのが、ガムザッティじゃなくてソロルになってたのはゴメス仕様? あんなでかいのが走り抜けて行ったら二人とも気づくだろ……っていうか気づけよ。ガムザッティも独自に立ち聞きしてたっけかな(←見落としただけかも←訂正。前述の友人によればちょこっとあったそうな。見落としてただけでしたよ(ノ_-。))。

 奈良さんの雰囲気がやわらかくなったなあ。悲しいガムザッティだ。ニキヤとソロルの間を知ってしまってから、ずっと不安と悲しみの中にあって、王女のプライドでそれを打ち消そうとして強く出ても、パパと共犯でニキヤを殺しても、悲しみが増すばかり。きれいだったなあ。

 パパ・ラジャは……ビールが飲めて娘がいれば幸せ。チェスは相変わらずイカサマですが、対する弾くんの抗議が以前よりも長くなったような( ̄▽ ̄)。ま、木村さんのパパは毎回娘ラブですが、今日もGPDDの最中にずぎゅんずぎゅん胸を射抜かれていらっしゃいました(その合間にビール)。ドンキではエスパーダとメルセデスとしていちゃこらしていた木村+奈良組ですが、ラジャとガムザッティとなればちゃんと父娘の関係になるんだなあ。同じように抱き寄せて気遣っても、パパにはパパの仕草があるのだな。
 いやしかし、ニキヤへの蛇入り花籠を指示した後が怖かったよー。・゜・(つД`)・゜・。あんな気持ち悪い……もとい、邪悪な笑い方をするのは初めて見たよ。ひーん。この悪人がーっ。あの豪華な衣装もたっぷりと着こなして、最終場のマントさばきもかっちょよかったっす。あんなに貫禄出ちゃっていいんだろうか(いいんだけどね)。すごい威圧感の割にやってることは小者だからなあ……。

 影の群舞は何度見てもいい。特に降りてきた後のさざ波のようなパ・ド・ブレはいつ見ても気持ちが震える。最初のワルツの後の捌けていくところなんだよなあ。あそこさえもう少し静かに行ければ(コーダのときにはできてるんだからさ!)、あそこなんだよなー。ヴァリエーションは田中さん、佐伯さん、高木さん。それぞれ持ち味はあるけど、三人で踊るところはきっちりと。やっぱり田中さん好きだな。

 そして、東バのアラフォーはほんとに元気だなあ、と、高橋さんの苦行僧を見ながら思うのであった。てか、男子がんばれよ! 

 まだあるような気はするけど、また。

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2012/08/06

ひろしまのあるばむ

 例年ならこの日に使うはずのドームの写真も、前のPCとともにクラッシュ……orz。ドームだけで100枚くらい入ってたんだよなあ(ノ_-。)。どうやってそんなに撮れるのかわかんないけど。

 ということで、こちらは古い写真ですが。

Img_0099 2006年の8/6、夕方の平和資料館。こちらに、その年の平和公園近くのアルバムがあります。作っておくものだな。

 この中でも書いてますが、自分は6日の夕方から夜にかけての平和公園近辺の独特の雰囲気が好きです。全国の反基地ネットワークで参加する「平和へのつどい」の5日の夜の集会から、6日早朝の「市民による平和宣言」の配布、ドーム前集会、中国電力までのデモ、中電前の反原発座り込みに合流、までで、オプションとして午後のフィールドワークや翌日のピースクルーズに参加、というのがフルコース。フィールドワークもいくつか参加したけど、なんのかんので結構楽しい。夕方の平和公園で、中学生(?)たちにお話をしている故・沼田鈴子さんを見かけて、便乗して一緒にお話を伺ったこともある。こうした「三々五々」な感じが広島のよさ、だな。

 3.11以降こそ、反核と反原発が一致して来れなかったのはなぜか、なんていわれるけど、この頃は「6日にデモをやる」というだけでも批判はあった(多分、今もある)。反核兵器のところへいけば「原発については賛否あるので」と言われ、反原発のところへいけば「そういう政治的問題は、」と言われ、右往左往する中で、一貫して「反核と反原発は不可分」の立場を通してきた(だからこそ最後は中電前合流)「反戦反核」から「平和へのつどい」の人たちには頭が下がります。実際、自分(ら)は、祝島のことについては、この中電前でたくさんのことを学んだと思う。

 運動の場というのは「学びの場」でもあるというのは古くから言われてるし、この間の文科省前の福島疎開裁判の行動に参加(といっても端っこでプラカード持ってた程度だけど)にしてもそれはしみじみと思った。官邸前近辺や大規模デモではどうなんだろ?

 当時の関連企画についてのフォトアルバムも合わせてどうぞ。
 広島湾スタディクルーズ岩国基地フィールドワーク宮島

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2012/08/05

オスプレイ配備反対の集会

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 沖縄での、オスプレイ配備反対県民大会に呼応して東京で取り組まれた集会(こちら)ですが、肝心の県民大会の方が台風直撃で延期という( ̄○ ̄;)。しかし東京は予定通り開催。写真は今日の壇上、美大生が作成したオスプレイ墜落模型。

 一坪関東などのよびかけで、平和フォーラムあたりがかんでることもあって……なのか?……きちんとしたお作法に則った「団結ガンバロー」付きの、今時珍しいくらいに古典的な集会ではありましたが、嫌いじゃないのよ、こういうの。というか、むしろ落ち着く( ̄▽ ̄)。

 問題提起の高橋哲哉氏は「犠牲のシステム」について。ほか、エイサーの演舞やら各団体の連帯アピールやらもろもろと。
 それにしても爆同(厚木爆音防止期成同盟)のアピールは、いつ聞いても胸が熱くなるなあ、と。自分は亡くなった鈴木前委員長のファンだったんだけども((ノ_-。))、今度の委員長も胸熱だ。あそこのじーちゃんたちはホントに半端じゃないからなあ。厚木に限らず、横田でも嘉手納でも普天間でも、爆音訴訟関係は熱い人が多い(気がする)。毎日の轟音に耐えながら長い訴訟を闘うのは、並じゃできないもんなあ。

 まあ自分も昔取ったなんとやらで、プラウラーとFAくらいは、今でも音でわかります。プラウラーは、いわゆる「轟音」ではないけれど、金属質で、ひどくカンに触る音がする。あれは本当に嫌だ。FAはまさに「爆音」だけど、それだけでなく空気が動く。岩国のシンフォニックホールあたりでもFAが飛ぶと、身体全体が轟音にくるまれるような衝撃がくる。厚木の滑走路の側に会社が移転してしまった(←入社した時は渋谷にあったらしい)友人は「マジで屋上に上って竹槍でたたき落としてやろうかと思う」と言うとりました。

 自分はおぼろげな記憶ながらも、横浜のファントム墜落事故のことを覚えているし、航空写真用の民間ヘリが自分の家から10分ほどの中学校に落ちたときのことも覚えている。沖縄では、沖縄国際大に米軍ヘリが落ちたのは2004年と、8年経っても記憶に生々しいし、17名が死亡した宮森小学校への墜落事故もあった。こうした記憶は、当事者にとってはそうたやすく薄れるものではない。

 97年くらいから2010年はじめまで、米軍/自衛隊の事件・事故関連のクリッピングを担当してたけども、墜落や不時着だけでなく、部品落下事故、あるいは飛行中の燃料漏れというのはかなりある。部品落下といっても、長さ2mもあるような鉄が落ちてきたりするから侮れない。オスプレイがいなくてもこのありさまだ、ということは、飛行機の腹を見ないで過ごせる場所にいると実感が湧かないのかなあ、とぐんなりと思ってみたりするけども。

 在日米軍機事故一覧。自分の記憶よりは少ないけど、自衛隊機も混ざって覚えてるから、そこは留保。

 「オスプレイ配備の危険性」 オスプレイと言えばの真喜志好一さん、在日米軍といえばの リムピースと 非核市民宣言運動・ヨコスカによる新刊。詳しくはこちら

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2012/08/04

さらにエスパーダ二態。

 てことで、えーとドンキの続きだ。

 初日に木村司令と宮本隊長のもと、整然と好き勝手をやっていた闘牛士たちでありましたが、翌日も宮本隊長一下、好き勝手に……って、あれ?

 闘牛士のメンバーは変わってなくて、多分やってることもそんなに変わってないんだと思うんですが、やっぱ印象が変わるんだよなあ。なんというか。木村さんだと「手兵」っぽいというか、「率いてる」感が強いんですが(どういう日本語だ)、後藤さんだともう少し別の位置で、連隊本部から派遣されてきた新任士官が上に乗っかってる的な。アレね、フランス衛兵隊に配属された当初のオスカルっていうかね。ってどういう比喩だ。

 てな具合に、軽くて明るくて華があるんだよなー、後藤さんのエスパーダ。陽気なあんちゃん。踊りの方も、絶好調、というほどではないけど、好調。ファンダンゴの後半でちょっと燃料切れしたかなー、と思ったけど、ちゃんと最後までもった。
 前回は奈良さんとだったけど、今回のメルセデスは高木さん。組み合わせとしてはこっちの方がよかったような? 木村さんは前回高木さんとで、つまりパートナーチェンジだったわけですが、こちらも今回の取り合わせ(奈良さんと)の方がよかったような気がする。高木さんの方が奈良さんよりちょっと小さいからかな。というよりも雰囲気? 高木・後藤組がちょっと軽めで、奈良・木村組がぐっとアダルト、という。うんまあ、奈良さんと後藤さんだと奈良さんの方が男前だったりするしな……。後藤さんのエスパーダはメルセデスだし……むしろ奈良さんの方がエスパーダゆうか、木村さんとだと相対的にほわりんするというかえーと……。

 えーと。

 あ、そういえば1場の演出がちょっと変更されたのか、以前はキホーテが広場にくるまではエスパーダとメルセデスもいたんだけど、今回は2日とも、かなりさっさと引っ込んでました。あのキホーテが来たときのエスパーダの「顔びよーん」は結構楽しみだったのになあ。
 
 ゲスト無し公演だともっと4人組が仲良しで、それはそれで楽しいんだけど、今回、特にオシワシは本番前日に来日だということもあって、2組が別個に動いてる感じ。来日が早かったロホ・マックレー組とはそれなりに絡んでたけども(二人とも以前客演したし)。そんでも、プログラムにあるような「アナザー・ストーリー」を感じるのはやっぱり木村・奈良組だなあ。単純にいちゃいちゃ度が高かったから、というのはあるにせよ。

 もちょっとあるけど、とりあえず。

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2012/08/03

エリスマン

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 7月23日、ベイサイドバレエの日の横浜。山手のエリスマン邸です。

 自分は(何度か書いてるけど)山下公園から港の見える丘にかけてが好きで、県民ホールのソワレなどだとなるだけ行くんだけど、今回は赤煉瓦が会場だったので、石川町→港の見える丘→中華街で一服→山下→赤煉瓦、のコースにしてみるかな、と。

 まずはJR横浜駅構内のコーヒーショップでシナモントーストをつまんで(←これも定番)、石川町下車。あらかじめ地図でちょちょっと確認したところだと15分くらいかなーと思いつつ、駅前にあった看板通りに歩いて行って、

 歩けど歩けど遠くなるばかりのような……

 ……エリスマンまで来て、自分が観光用の遊歩道(要するに観光地をめぐって公園に出る)に誘導されていたことに気づくという……

 うんまあ、時間に余裕があってよござんしたよね、と。引き返すには中途半端なところだったので、結局そのまま誘導されて港の見える丘まで行きましたけども。ひーん。


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2012/08/02

フェスAプロ、アップしました。

 格納庫の方に、今日のバレエフェスAプロ初日のレポをあげました(こちら)。すんげえやっつけで書いてるんでご容赦ください。

 個人的には、ジョゼとアニエスの「ダイヤモンド」、コボーとコジョカルの「明るい小川」、「パガニーニ」のヤン、ロホとマックレーの「シルフ」がよかったですー♪ 

 でまあ、ツイッターの方に、「紅白みたいだったー」なんてことを書いてみたんですが、コボーのあたりがちょうど布施明だな、と。ていうか、なんかコボー見ると布施明を思い出すんですよ。別段似てないのになあ。

 カテコを見ながら「そういえば、なんでラドメーカーのオネーギンでフォーゲルのロミオじゃないんだろうなー」などと思ったのですが、そういう順当なものよりも、フォーゲルのオネーギンなんて珍しいものを見る、というのもフェスの醍醐味なのかも知らんな、と思い直してみたり。

 あと、しばらく前からエントリの日付の調整のために、アップした時間をほぼ23時すぎにしてあります。「寝るまでがその日」というか(いや10時頃1度寝て、夜中に起きてるんですけども)、「今日」とか「昨日」とかの時制が自分で混乱したので。すみませんが、そういうことでよろしくです。

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2012/08/01

そしてガマーシュ二態。

 なんだか今月のイラストの方が「ベイサイド」っぽい気がしますが、先月の天体は七夕だからさー、というわけで、いつもながらに「一実のお城」さんからお借りしています。いつもありがとうございます。

 つことで、ドンキの続き。

 ガマーシュは松下さんと、初役のナガセさん。
 松下さんはちょっと抑えめかな、と思いつつも、徐々にエンジンかかってきた感じ。というより比較対象が平野さんだからそう見えるんだろうな(笑)。元々まじめなイメージもあるし。しかし、彼も脱皮してるよなあ。品を保ってエスカレートはしない。全体の中で自分がどう見えて、あるいはどう見えるべきかをわきまえているんでないかな。東バの男衆は暴走しがちだからなー(まあそこを愛してたりはするんだけど)。踊る部分ではきちんと決めてくるし。最後のピルエット合戦では、テクニシャンならではの崩し方。
 カテコは結構遊んでたり。花束贈呈のお姉さんたちに「私の分は? 私は? 私は?」って、隣の永田ロレンツォも「この人には? この人のでしょ?」って( ̄▽ ̄)。あれはアドリブに永田くんがついていってたのかな。いいコンビだー(^▽^)。

 ナガセさんの方は初役だけあって、もうひとつ持ち味が出し切れてなかったかも。もうちょっとナルナルなイヤミっぽい感じになるかと思ったけど、意外と薄味(←まあこれも平野さん比って気も)。しかし、野営地の最初の方で、オシポワ(の腕)相手にあれだけぶちゅぶちゅができるのはスゴいぞ! 3階まで聞こえたぞ! 狂言自殺のときの「あれ? バジルやっつけちゃったのかな?」っていうあたりがツボった。ピルエット合戦では、最初に回った後、次に回ったワシリーエフがあんまりすごいんで、拍手して握手求めちゃった(←ワシリーエフがちょっと戸惑っていたような)。

 カンパニーによっては、本当に鼻持ちならない描き方をされるガマーシュだけど、二人ともどこか愛すべきところがあって、街の人も、からかったりはするけれど、芯から嫌ってるわけではない(←除く宮本隊長、かなー( ̄▽ ̄))っていう雰囲気があるのが、ぢぶんは好きなんですよ。お金があるから騎士気取りだけど、それも「街中」レベルっていうのが、実際に侯爵一行と出会ったときにバレバレになっちゃう。「自分を騎士だと思い込む」という意味では、もう一人のキホーテでもあるんだな。今回、「おつき」をサンチョの二人がダブルで演じたこともあって、キホーテ=サンチョとガマーシュ=おつきが相似形に見えて面白かった。
 ロレンツォパパも、ガマーシュのお金はもちろん魅力だろうけど、それ以外のところでも結構ガマーシュが気に入ってるんだろうなあ、というのも、この版の好きなところ。そこいらは永田くんのキャラが一役買ってる気もするけども(←好きなのよー、永田くんのロレンツォ)。

 そういうものが重なり合って、「幸せ」な気持ちになるんだと思うんですよ。

 明日はフェス本編に行きますが、これはこれとして断続的に続きますー。まだ独立愚連隊(おいおい)の話が残ってるもんなあ。

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