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2012/09/22

お寺と坊さん

 そんなわけで、遠征がてらお寺だお城だと回ることが多くなりまして(←なぜかダンナと一緒だと行かないなあ……)。仏教学は専攻していてもいわゆる「宗派大」を出たわけではないので、お寺の仕様についてはたいして詳しくはないからなあ。

 で、手頃なこれなどを読んでみました。

 「お寺の基本」。580円は魅力ですな。

 エイ出版社というのは世田谷界隈に強かったり、アウトドア系やいわゆる「モノ」系に強い、ムック類もたくさん出してる出版社。エイが外字でしか出ないのがアレですけど。
 これはムックではないですが(←雑誌コードがない)、まあ中身はムックですね(どういう基準だ)。普通だったら28cmくらいの大きさでムックで出すようなものが21cmになってる感じ(←「大きさ」表記は縦、1cm切上がNCR基準)。観光などでさらっと拝観するには、必要かつ十分、という作りです。

 前半はインドの精舎からサンガ、ストゥーパへ、そして中国から朝鮮半島を経由して、日本の飛鳥寺からさらに中世へと、伽藍配置を中心にした大雑把な「寺院史」。それから「門」「塔」「お堂」「庭」を、それぞれ代表的なお寺を例に解説。そして参拝作法。本堂でのお作法から、精進料理、写経、座禅などの体験コースでのお作法。さらに各地の有名なお寺の行事や花の見頃まで。

 各項見開きで、2/3がイラストないし写真で、わかりやすく、さくさくと。大型ムックと違って、電車の中でも読みやすいですから、京都だの鎌倉だの行く前に、つるっと読んでおけばまた見方が違うかも。観光地だけど観光地でない場所だから。

 さて、その寺で暮らしているお坊さんたちはといえば。

  「坊主Days」&「坊主Days2お寺とみんなの毎日」

 むしろ三国志もので有名であろう杜康潤。臨済宗の寺生まれの彼女が住職である兄に取材したコミックエッセイ。1巻目は僧堂での修行の日々、2巻めはお寺での日常生活や決まりの由来など。

 ぢぶんの若い頃( ̄▽ ̄)は「ファンシーダンス」という岡野玲子のクリスタルな大学生が修行僧になるコミックが大流行りで、モッ君主演で映画になったりしましたが、こちらはほんわかリアルな坊さんの生活。Amazonの評には「笑うところがない」なんてありましたけど、ぢぶんは結構大笑いしました。この辺はお寺との距離感のちがいというか、「あるある」的なところもあるのかなー。うちもばあちゃんは信心深かったから「お寺さん」が近かったし。最初に就職した出版社は仏教系だったから、毎月編集部に送られてくる「月刊住職」とか読んでたしな(←面白かった。特に広告)。
 そうそう、それで入社して半年くらいの「新人研修」ってヤツで、表参道にある永平寺の別院に1泊で座禅に行くんですけど、この時に見せていただいた朝のおつとめが、もう本当にかっちょよくてですねー( ̄▽ ̄)。あれは一度体験すべきだなー、と。あれでお寺の印象が変わりましたよ、ワタクシ。

 父方も母方もそれぞれの菩提寺はあるし、まあ父が菩提寺の坊主とめちゃくちゃ仲が悪いんだけど、あそこまで仲が悪いというのも「近い」ということではあるのであって。家を飛び出してそういう「縁」のないぢぶんには、「お寺さん」の近い生活はちょっとうらやましいのかもしれないな、と思ってみたりもするのですよ。

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