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2012/09/21

水墨画美術館

 富山大橋を渡り、土手の下の道路をてくてくと歩いて着いたのはこちら。

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 富山県水墨画美術館(公式サイト)です。
 遠征先での「避難所」(雨が降った、暑い、寒い)として美術館情報は欠かせなかったりしますが、今回はほぼ「避暑」。特に何かあったわけではなく、まっぷるを見ながら「あー、こんなのあるんだー」と思い、しかしこう暑くては、というわけでするっと。

 いやしかし、よい美術館でした。ちょうど開催中だった企画展は田渕俊夫(こちら)。

 水墨画は好きですが、まあ知らない人だけどとにかく見よう、みたいな感じで。
 これが大当たりといいますか、たいそう好みの人でした。リンク先にいくつか絵があがっていますが、植物と風景のスケッチの積み重ねからあがってくる、なんというか、すっきりとしたというか。外が暑いせいもあるかもだけど、とても涼やかな。初期の、ちょっと土俗っぽい題材のものも好きだったけど、薄緑を多用した一群のものがすごくいいんですよね。印刷や画像では出ない色だなこりゃ、ではあるんですが。軽井沢の落葉松林の新緑を思わせるような木立の絵がインドだったりしてびっくりしたりもします。

 ていうか、松濤でもやってたんだな( ̄▽ ̄)。夏休みの平日昼間とて、中学生くらいの子が何人か、熱心にメモを取りながら見てました。自由研究だろうか。こちらの美術館は18歳以下は学生だろうがなんだろうが無料なので、気軽に親しめてよいですね。美術館の採算としては大変だろうけど、こういうのも公共施設として大切なんだよな。

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 常設展は、地元出身の下保昭と、「近代水墨画の系譜」のふたつ。系譜の方はあまり「系譜」という感じでもなかったけれど、「巨匠」を少しずつつまみ食いができます。「この立山はいいなー」と思ったら、横山大観でしたよ。あははは。小学生向けの「屏風絵のみかた」みたいなリーフレットもあって、なかなか便利。

 あまり暑いし、考えたら昼ご飯も食べてなかったので、中庭がよく見える喫茶室でバナナジュースなどをいただきつつ。

 ガラス張りの廊下から中庭を眺めた印象が、妙に沖縄の佐喜眞美術館を思い出させたりして。特に似てるわけじゃないんですが。


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 前庭には小さいながらも池が。展示スペースはこじんまりしているような気もしますが、敷地内は全体に開放的な、気持ちのよいところです。


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 美術館の入り口から、門を眺める。門の向こうは神通川の土手です。土手沿いに歩いても気持ちいいだろうなあ……もう少し涼しけりゃな(8/23に訪問)。


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