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2012/10/08

いくひとに。

 自分はそんなに古い東バファンではないけれど、見ている密度は濃いと思うから、さまざまに、カンパニーにもダンサーにも(うっかりするとほかのところでも)愛着があって。さすがに入って1、2年の人だと名前を聞いてもなんとなくプログラムの一覧で見たなー、くらいの記憶しかなかったりもするけども、やっぱり残念だし寂しいし、もう少しがんばれないかなと思ったりするのだけれど。それでも人にはそれぞれの生き方や事情があって、去りたくて去るひと、去りたくなくても去ることになるひと、さまざまなのだろうと思うしかないんだな。

 松下さんは、パックで大抜擢されたころからずっとステップアップしていくのを見続けてきて、彼にしかできない要所要所に配置されるのに応えていくのを頼もしく思っていたから、本当にツライけども。

 1幕の青年団で、ちょっと遠巻きに女の子たちを見る松下さんを、東京では宮本くん、横浜では高橋さんが主に「おい、見てないで混ざれよ!」って引っ張っていって「いや、オレいいから」「なんだよ混ざれよ!ノリ悪いよ!」っていうやりとりが、らしくて笑っちゃったなあ。師直や定九郎みたいな悪役もずいぶん雰囲気が出てきてたけど、やっぱり最初から最後まで(最後って事もないか)本質的にはジェントルマンだったなあ、と。陽気なムードメイカーの高橋さんともども、舞台と群舞との牽引役でした。

 それぞれの前途が祝福されたものでありますように。

 そして残る若い人たちが、死にものぐるいでがんばってくれますように(←おいおいおい)。もっとハングリーに、もっと貪欲に、もっと執着心をもって。言われなくても、ではありましょうが。

 ファンにできることなんて、チケットを買うことと、見てるよ愛してるよと言い続けることくらいだからなあ。届こうが、届くまいが。迷惑だろうがなかろうが。

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